池兄と巡るフィールドワーク~近代植物学発祥の地・小石川植物園~
日程:2026年5月13日(水)
会場:小石川植物園
ハーバルプラクティショナー 山崎利江


日頃、身近にある野草やハーブを活用するために植物がどんな環境で自生するのか、また同じ分類の植物が他の地域や国ではどんな使われ方をしているのかを知るのに、暮らす地域だけでなく山や植物園を時々巡っています。現地でのフィールドワークは沢山の気づきやヒントがあり、植物観察をこよなく愛しています。今回は池兄こと池村国弘理事による小石川植物園の薬草観察ツアーを楽しみに参加させていただきました。
近代植物学発祥の地・小石川植物園でのテーマは日本の植物学の史跡をたずねて。植物園の古木であるイチョウやスズカケノキ、樹齢300年ものクスノキ(写真左上)は圧巻で、長い歴史を見守ってきた木々を見上げました。御薬園時代に中国から導入されたといわれるサネブトナツメは倒木している樹からヒコバエを生やしていてその生命力に驚かされます(写真右上)。種子のサンソウニンは薬用として不安を鎮め不眠に処方されるそうです。御薬園のころは活用されてきたのでしょう。また、かつては夜の薬として栽培されていたツルドクダミは大名屋敷跡や古い街で見かけることがあるそうで、園内のあちこちに自生していました。これから古い街へ行ったら探すのが楽しみになりそうです。
そして日本人による精子発見のイチョウやソテツにも出会えて、現代植物学の発展に寄与した先人たちの発見にしばし想いを馳せました。
池兄と事務局より木村正典事務局長がご同行くださり、植物スペシャリストのお二人に植物愛あふれる解説をしていただき充実した観察会となりました。大変貴重な時間をありがとうございました。
