GARDENING

四季を彩り、私たちの日々の暮らしをより豊かにしてくれるガーデニング。ガーデニングを楽しみながら植物とのつき合い方を学び、気づきを高めていきましょう。

ガーデニングデザイン: はじめての土づくり 弱酸性で栄養のある土づくり(化学性改善)

栽培の基本は土づくりと病害虫・雑草管理。基本の1つである土づくりで大切なのは、土壌の物理性、化学性、生物性を良くすることです。前回の物理性改善によるふかふかの土づくりに続き、今回は土壌の化学性改善の基本と実際を紹介します。 Question 良い土とは、土壌の物理性、化学性、生物・・・

2023.06.27
ガーデニングデザイン:はじめての土づくり ふかふかの土づくり(物理性改善)

栽培の基本は土づくりと病害虫獣雑草管理。まずは土づくりがうまくいけば失敗なく育てることができます。土づくりって具体的には何をどうすればよいのか、そしてそれはなぜなのか、今回は、土づくりのなかでも土壌の物理性改善の基本と実際を紹介します。 Question 良い土とは? 良い土とは・・・

2023.03.17
ガーデニングデザイン: 連作障害を明らかにする

よく、「この植物には連作障害がありますか」とか「連作障害があるので植える場所を変えなきゃ」などの会話を耳にします。その連作障害って何によるどんな障害?今回は、連作障害について、その原因と対処法を紹介します。 Question 土壌病害で枝枯れしたローゼル 連作障害とは? 同じ場所・・・

2023.01.19
ガーデニングデザイン: はじめてのコンポストづくり

収穫残渣や刈り取った草、落ち葉などの有機物は、土づくりにとって貴重な資源。ごみで出したりせずに、リサイクルして土づくり・植物栄養に利用しましょう。今回は、はじめてのコンポストづくりを紹介します。 Question ベランダでもコンポストは作れますか? コンフリーがコンポストによい・・・

2022.09.18
ガーデニングデザイン: 失敗しないタネまき

発芽に必要な条件をクリアしよう #17 梅雨どきはタネまき時でもあります。今回は、失敗しないタネまきのための発芽にまつわる秘密を紹介します。発芽で失敗しないコツは、発芽に必要な条件を知って、それをクリアすることです。 Question タネまきがいつも失敗してしまいます。失敗しな・・・

2022.07.20
ガーデニングデザイン: 自然とつながるガーデンデザイン

少しずつ暖かい日も多くなり、ガーデニングを楽しむ大切な準備期間に入りました。今回は、化学物質を使わず、雑草とも共存するガーデンデザインを紹介します。 Question 農園を借りて畑を始めることになりました。どこに何を植えたらよいですか? 化学農薬や化学肥料を使いたくないのですが・・・

2022.05.30
ガーデニングデザイン: ハーブの乾燥方法と有効成分

しんと澄んだ空が広がる冬。空気も乾燥して、ドライハーブやドライフルーツ作りにはぴったりの季節です。多くの草花がお休みに入るこの時季にチャレンジしてみませんか。 Question 高温乾燥と自然乾燥の違いを知ろう 乾燥と酵素反応 植物の成分変化すなわち代謝には、加水分解や酸化・還元・・・

2021.12.31
はじめてのプランター栽培 第2回

HERB & LIFE ハーブのある暮らしを楽しむ<秋>Gardening design ガーデニングデザイン#14 夏の暑さも和らぎ、少しずつひんやりした空気が感じられるようになったら、秋のタネまきの季節。秋まきハーブは冬の寒さに強く、春には色とりどりの花を咲かせます。・・・

2021.09.08
菜園レッスン第12回栽培と成分のはなし Ⅰ 収穫部位で抗酸化成分はどう違う?

チャの主成分に注目! まずはチャに含まれる以下の2つの成分について見ていきましょう。 ●カテキン(タンニンの一種) [渋み成分・抗酸化物質]チャはプリン環アルカロイドの一種のカフェインを葉に1〜5%含有しています。カフェインは葉中ではほとんどがタンニンと結合しています。また、ポリ・・・

2021.08.04
ガーデニング・ハーブレッスン
家庭菜園ポタジェには
縁取りとコンパニオンプランツを

ベランダやキッチンなどの、ちょっとしたスペースで“小さなハーブ園”を楽しみませんか。今回のテーマは限られたスペースでも楽しめる家庭菜園「ポタジェ」。ぜひご自宅でも実践してみてくださいね。 [ 今回のテーマ ] 家庭菜園ポタジェ 「ポタジェ」とは、フランス語で「家庭菜園」という意味・・・

2021.07.22
菜園レッスン
菜園での植物と人との関わり
~ 総括 ~

いろいろな栽培方法 あなたは、どのような栽培を目指しますか。 様々な切り口からお話をしてきましたが、今回は、その総括として、家庭菜園における植物と人との関わりについてお話をしたいと思います。上の図に、化学物質の使用量と手間の量を基にした、いろいろな栽培方法を位置づけてみました。 ・・・

2021.07.20
菜園レッスン
栽培と成分のはなしⅣ
収穫方法や部位などで精油含量はどう違う?
セリ科

今回は、セリ科の精油成分と栽培について解説します。セリ科や近縁のウコギ科のハーブの精油が植物のどの場所に存在するかが分かると、栽培や利用時に役立ちます。 セリ科のハーブ(一例) ディルAnethum graveolens L.鎮静作用や消化作用が期待できる。「なだめる」という意味・・・

2021.07.20
菜園レッスン : “科”を見れば、ハーブの特徴が分かる! 病害虫に強いキク科

植物の“科”を学ぶ。今回は、キク科について紹介します。実践の前に、しっかりと基礎知識を身につけておきましょう。 “科”を見れば、ハーブの特徴が分かる! ハーブを科ごとに大きく分けると、その大半を占めるシソ科の他に、セリ科、アブラナ科、キク科、ユリ科、イネ科などがあります。栽培方法・・・

2021.07.19
菜園レッスン
“科”を見れば、ハーブの特徴が分かる!
アブラナ科

植物の“科”を学ぶ。今回は、アブラナ科について紹介します。実践の前に、しっかりと基礎知識を身につけておきましょう。 “科”を見れば、ハーブの特徴が分かる! ハーブを科ごとに大きく分けると、その大半を占めるシソ科の他に、セリ科、アブラナ科、キク科、ユリ科、イネ科などがあります。栽培・・・

2021.07.19
菜園レッスン
“科”を見れば、ハーブの特徴が分かる!
セリ科

植物の“科”を学ぶ。今回は、セリ科について紹介します。実践の前に、しっかりと基礎知識を身につけておきましょう。 “科”を見れば、ハーブの特徴が分かる! ハーブを科ごとに大きく分けると、その大半を占めるシソ科の他に、セリ科、アブラナ科、キク科、ユリ科、イネ科などがあります。栽培方法・・・

2021.07.19
菜園レッスン 育てて、学んで、生活に活かす

今回は、「挿し木」の原理と方法を学びます。ミントやラベンダーなど夏の暑さにも強いハーブを、挿し木から育ててみましょう。 挿し木のメカニズム 植物には「全能性」といって、1つの細胞から元の植物体に復元する能力があります。細胞培養できる最良の環境を作ることができれば、植物のどの部分を・・・

2021.07.17
菜園レッスン 栽培と成分のはなしⅢ
~収穫方法や部位で辛味の強さはどう違う?~

ハーブの辛味成分の種類と、それらを含有する部位がどこなのかを明らかにすることで、辛味成分の役割を探ります。 ハーブの辛味成分 辛味成分の含量は、若い器官や繁殖器官(種子や貯蔵器官)などに高いという特徴があり、大切なところを外敵から守っていると考えられます。これらのことから、辛味成・・・

2021.07.15
ハーブQ&A 今回のテーマ 育てる

Q ハーブの葉に白いカビのようなものが……。すぐに薬剤を使った方がよいのでしょうか? A まずは周りの環境を整えてみましょう 薬剤を散布する前に周りの環境を見直してみましょう。じめじめしたところに置いていませんか?葉が密集していませんか?まずは原因を探ってみることが大切。それを解・・・

2021.07.14
ガーデニング・ハーブレッスン
ベランダやキッチンなどの“小さなハーブ園”

ベランダやキッチンなどの、ちょっとしたスペースで“小さなハーブ園”を楽しみませんか。 兵庫県にある神戸布引ハーブ園の本位田有恒園長が、おうちでも気軽に実践できるハーブの上手な取り入れ方をご紹介します。 植物を取り入れることで、生活はぐっと豊かになります。私がご紹介するのは、そのた・・・

2021.07.13
菜園レッスン 香りを強くするポイント 栽培と成分のはなしⅡ ~収穫部位で精油含量はどう違う?~

シソ科ハーブの部位と精油含量 シソ科のハーブの精油含量は、古い葉よりも新しい葉の方が高いことが分かっています。それはなぜなのか、精油の存在形態や存在場所から考えてみると精油の役割が見えてきます。 シソ科のハーブ(一例) 部位と腺毛(精油分泌組織) シソ科のハーブの精油は、腺毛の中・・・

2021.07.10
はじめてのプランター栽培 第1回

HERB & LIFE ハーブのある暮らしを楽しむ<夏> Gardening design ガーデニングデザイン#13 庭やベランダなどの、ちょっとしたスペースでガーデニングを楽しみませんか。今号からは当協会理事で有機栽培・農学の専門家でもある木村正典先生が、気軽に楽しむ・・・

2021.06.29
樹木たちが発信しているメッセージを聞いてほしい

樹木は、いつも私たちの周りにいます。近づいてよく観察してみると幹や枝、葉の状態や根の張り方の様子がわかるでしょう。中には人間が気づかずに傷つけたり、間違った手入れをしたりしているものもあります。ただ樹木は言葉を発することができません。動くこともできません。だからこそ、樹木たちが発・・・

2021.04.01
暮らしの中の樹木たち 信仰や文化に深くかかわり、風景の中でも切り離せないものクスノキとマツ

暮らしの中には、建築材料はもちろん、様々な道具や家具などに樹木が使われています。今回は、私たち日本人と昔から暮らしに密着していたクスノキとマツをご紹介します。生活だけでなく、信仰や文化に深くかかわり、風景の中でも切り離せないものとして存在するクスノキとマツ。まずは身近な樹木を知る・・・

2021.03.20
ガーデニングデザイン #8 樹木と楽しもう

日本は四季のある国、森林に覆われている国でもあります。私たちは昔から樹木と共に暮らしてきましたが、日々時間に追われ生活する現代そのおつき合いが少なくなってきているかもしれません。そんな方たちも癒やされ、元気をもらうことができる樹木とのかかわり方をご紹介します。 お花見に出かけよう・・・

2021.03.05
ガーデニングデザイン #4 「ようこそ私の庭へ」

今回ご紹介するのは暮らしをテーマにしたガーデン。それは自分を主人公にストーリーをつくり出すことで始まります。 主人公になって庭づくりを楽しもう 神戸布引ハーブ園には、「四季の庭」というガーデンがあります。 ローズのかぐわしい香りでお出迎えしてくれる「おもてなしの庭」。お家に入るま・・・

2021.03.03
ガーデニングデザイン #5 樹木を知ろう

私たちの身近なところに、大きなものから小さなものまで存在する樹木。ミモザやサクラなどの花々は春を感じさせてくれ、大きなクスノキやケヤキなどの街路樹は夏の暑い日差しから身を守ってくれます。普段何気なく目にしている樹木にスポットを当てて、私たちにもたらしてくれている大切な役割をご紹介・・・

2021.01.21
ガーデニングデザイン #6 樹木を見に行こう

通勤、通学、買い物や散歩の場所には必ず樹木が存在します。春は公園や河川敷などでサクラの花を楽しみ、山へハイキングに行けば森林浴で癒やされます。今回は、私たちの身近な存在である樹木をご紹介していきます。 街中の気になる木 街中には意外と面白く気になる木が植えられています。ご紹介する・・・

2021.01.17
ガーデニングデザイン #2 「みどり」のデザイン・ガーデンで 「何をしたいか 」

「みどり」とは、植物だけのことではなく、生きもの、人、風景、あらゆるものが含まれます。ガーデンは私たちにとって一番身近な「みどり」。どのように「みどり」とおつき合いしていきたいのかを考え、ガーデンをデザインしてみましょう。 ガーデンで 「何をしたいか 」 「眺める」、「くつろぐ」・・・

2020.12.28
Gardening design 樹木からの学び

植物は私たち人間より長い歴史を生きています。地球という大きな枠の中、他の生物とのかかわりをもちながら生きてきました。その歴史には私たちが想像もできない変化があったことでしょう。そんな樹木からの伝言を聴いてみましょう。 植物のチカラ 自ら動くことができない植物たち。風が吹こうが雷が・・・

2020.12.26
養命酒ハーブの庭 / 養命酒製造駒ヶ根工場・養命酒 健康の森

ハーブのある暮らしを楽しむ<秋> Botanical Garden Trip   植物園めぐり#06 養命酒ハーブの庭(長野県駒ヶ根市) 多様なハーブや花木を楽しめる 中央アルプス山麓に広がる里山の森に抱かれた 養命酒健康の森駒ヶ根工場。その前庭に2019年春、「養命・・・

2020.12.14
ローズマリー、ミントの挿し木について

日頃よりJAMHAの活動にご支援を賜り厚く御礼申し上げます。 今回は、日本メディカルハーブ協会理事の木村 正典による、ローズマリー、ミントの挿木についての解説です。 木本と草本では挿し木の仕方も若干異なります。豪華二本立てでお送りいたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

2020.07.29