MONOGRAPH PLUS

モノグラフ+

さまざまなハーブの効果や歴史などをここではご紹介します。
カプサイシン受容体の構造と機能

1.はじめに   トウガラシの主成分カプサイシンによる感覚「辛み」は人間の食の歴史に大きな意味を持つ。辛みは味覚ではなく、痛みである。こうした辛みや痛みに関して、受容体の分子実体が長らく不明のままであったために分子レベルでの研究が進んでいな・・・

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2025.12.27
ハーバルセラピストのための精油専門講座:第3回 精油の生理・心理作用の検証

1.はじめに  精油をヘルスケアに用いたり予防医学のツールにするには科学的な根拠が求められます。昔は香りの生体への作用を検証することは極めて困難でした。それが生体計測機器の進歩などにより精油の生理・心理作用が徐々に明らかになり今日のアロマセラピーの土台を築いてきました。今回は過去・・・

2025.12.25
ハーブとエッセンシャルオイルのケミストリー テルペノイドの生合成

 ハーブやエッセンシャルオイルには、さまざまな成分が含まれています。これらの成分の多くは、炭素・水素・酸素、場合によっては窒素を含む化合物であり、その基本的な構造の特徴に応じて、植物体内で主に4つの異なる経路、すなわち酢酸-マロン酸経路、イソプレノイド経路、シキミ酸経路、アミノ酸・・・

2025.12.23
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学:女性なるものの神学 聖ヒルデガルトの女性への療法

 村上志緒理事のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。出会いは1999年日本アロマテラピー協会での「伝承ハーブ研究会」の参加から。長年にわたりハーブの研究と啓蒙に尽力され、その指導力と温かい人柄から多くの方に種を撒かれ深い影響を与えました。私のことを「ありすさん」、私は当・・・

2025.12.19
植物たちが秘める健康力:〜日本人の長寿を支える“納豆の力”〜

 日本では、古くから、納豆が食べられています。縄文時代の末期には、納豆らしきものが食べられていたと考えられ、平安時代に、僧侶などにより、現在の納豆に近いものが作られたといわれます。今回は、私たちの健康を支えてきた、日本の伝統食品の一つである納豆の“力”について紹介します。 納豆菌・・・

2025.12.17
暮らしに役立つスパイス

「 カルダモン 」 【  学 名   】Elettaria cardamomum 【  科 名   】ショウガ科 【使用部位】果実 【主要成分】精油(1,8-シネオール、酢酸テルピニル)、フラボノイド 【  作 用   】消化機能活性化、腸内のガス排出 【  適 応   】消化不・・・

2025.12.03
トウガラシ:食欲増進に役立つスパイスを学ぶ

【学名】 Capsicum annuum L.(カプシクム・アンヌウム;トウガラシ)、Capsicum frutescens L.(カプシクム・フルテスケンス;キダチトウガラシ)、Capsicum chinense Jacq.(カプシクム・キネンセ) 【科名】 ナス科 【使用部位・・・

2025.11.27
ドクダミ茶の秘められたパワー

1.はじめに   独特の香りで知られ、私たちにも馴染み深いドクダミ(学名:Houttuynia cordata Thunb)は、生命力が非常に強く、日陰でも旺盛に生育する植物です。古くから生活の中で広く利用されてきたこの植物は、地域ごとにさ・・・

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2025.11.20
ハーブとエッセンシャルオイルのケミストリー 香りの世界を彩る構造式と立体化学

 ハーブや精油に含まれる香りなどの成分の働きを理解するためには、それぞれの成分の化合物名と成分固有の化学構造とが結びつく必要があります。例えば、バラの香りの成分である“ゲラニオール”の分子の形、すなわち構造式に注目してみましょう。炭素(C)は生物の骨のように分子の形を形成している・・・

2025.11.13
ハーバルセラピストのための精油専門講座

第2回 精油の抗菌作用と抗ウイルス作用 1.はじめに   前号の会報誌vol.71では精油の機能性の特徴のひとつとして抗菌スペクトルの広さを指摘しました。精油は抗菌作用だけではなく抗ウイルス作用ももつことが知られています。さらに最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)・・・

2025.11.06