MONOGRAPH PLUS
モノグラフ+
ドクダミ:スキンケアに役立つハーブを学ぶ
様々な薬効で健康を支える日本人に身近なハーブ 東アジア〜東南アジア原産のドクダミは、ゲンノショウコ、センブリと並ぶ日本の3大民間薬草の1つ。山野や人家の日陰など少しジメジメした場所に群生し、5月〜6月には白い可憐な花を咲かせるとても身近なハーブです。独特の臭気があり、繋殖力が強い・・・
ハーバルセラピストのための精油専門講座
第1回 アロマセラピーとメディカルハーブの比較と精油の機能性の特徴 1.はじめに わが国におけるアロマセラピーは1985年に英国のロバート・ティスランド氏の著書が翻訳されたことでスタートしました。それからすでに40年近くの歳月を重ねていますが、欧米ではここ10年ほどで新たな潮・・・
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学:西洋中世文化事典掲載とハーブハーモニーの考え
2024年秋、恩師 熊井明子先生が永眠されました。私が子どもの頃に愛読した漫画雑誌に載っていた「ポプリ」。ハーブを混ぜて作るお守り(?)のようなものと思っていました。ポプリ講師認定コースでアニメ『エヴァンゲリオン』や『時をかける少女』に登場するラベンダーの香りのレポートに丁寧な・・・
植物たちが秘める健康力:〜日本人の長寿を支える“ダイコンの力”〜
ダイコンはアブラナ科の植物で、原産地はヨーロッパ南部から中央アジアです。日本へは中国大陸から、弥生時代に伝来し、古くから日本人の健康を支えてきました。奈良時代に編纂された、現存する最古の歴史書といわれる『古事記』には、この植物は「おおね」という名前で出ています。春の七草では、「・・・
第3弾 ハーブで減塩 塩の代替品と活用
JAMHAでは、SDGs への取り組みの一環として、厚生労働省の「健康的で持続可能な食環境イニシアチブ」に参画しており、「食塩の過剰摂取」・「若年女性のやせ」・「経済格差に伴う栄養格差」の解決に向けての取り組みを行っています。今号はその第3弾として、食塩の過剰摂取を是正するた・・・
胃腸を整えるハーブ
「 カモミール 」 【 学 名 】Matricaria chamomilla L. (Matricaria recutita L.) 【 科 名 】キク科 【使用部位】花 【主要成分】精油(α-ビサボロール、カマズレン)、マトリ・・・
第4弾 若年女性のやせについて考える 食環境の改善のすすめ
厚生労働省では2022年3月産学官の協力を得ながら、国民に向けて食生活の改善を行うために「健康的で持続可能な食環境イニシアチブ」事業を設置しました。この事業では、日本が注力し取り組むべき主な栄養課題として、「食塩の過剰摂取」・「若年女性のやせ」・「経済格差に伴う栄養格差」の3つ・・・
ショウガ:胃腸のためのハーブを学ぶ
【学名】 Zingiber officinale Roscoe 【科名】 ショウガ科 【使用部位】 根茎 【主要成分】 精油2.5〜3%(ジンギベレンなど)、辛味成分0.6〜1%(ジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオール) 【作用】 消化機能促進、利胆、代謝促進、制吐、消炎、鎮・・・
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学:聖ヒルデガルト帰天祭
9月17日、聖ヒルデガルト帰天祭おめでとうございます。2010年9月1日に教皇ベネディクト十六世が236回目の謁見の中で「ビンゲンの聖ヒルデガルト」について話され、その後2012年「教会博士」に任じました。 以下はその抄訳です。 「12世紀ドイツに生きた、ビンゲンの聖ヒルデ・・・
植物たちが秘める健康力:〜日本人の長寿を支える“温州ミカンの力”〜
温州ミカンの祖先は中国からもたらされましたが、江戸時代の前期に、鹿児島で栽培されていたとき「タネなし」が生まれました。中国のミカンの集散地として名高い「温州」にちなんで、名前がつけられたため、「中国生まれ」のような印象を受けますが、この果物は、正真正銘の日本生まれです。皮が剥き・・・









