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メディカルハーブ事典
トウガラシの植物学と栽培

分類・名称 分類  トウガラシは、広義には、ナス科カプシクム属(Capsicum)植物の総称で、狭義には、Capsicum annuum var. annuumのうちの辛味種を指します。ほかに甘味種として、ピーマンの仲間と甘トウガラシがあり、ピーマンの仲間は一般流通ではトウガラシ・・・

2025.12.05
暮らしに役立つスパイス

「 カルダモン 」 【  学 名   】Elettaria cardamomum 【  科 名   】ショウガ科 【使用部位】果実 【主要成分】精油(1,8-シネオール、酢酸テルピニル)、フラボノイド 【  作 用   】消化機能活性化、腸内のガス排出 【  適 応   】消化不・・・

2025.12.03
トウガラシ:食欲増進に役立つスパイスを学ぶ

【学名】 Capsicum annuum L.(カプシクム・アンヌウム;トウガラシ)、Capsicum frutescens L.(カプシクム・フルテスケンス;キダチトウガラシ)、Capsicum chinense Jacq.(カプシクム・キネンセ) 【科名】 ナス科 【使用部位・・・

2025.11.27
ドクダミ茶の秘められたパワー

1.はじめに   独特の香りで知られ、私たちにも馴染み深いドクダミ(学名:Houttuynia cordata Thunb)は、生命力が非常に強く、日陰でも旺盛に生育する植物です。古くから生活の中で広く利用されてきたこの植物は、地域ごとにさ・・・

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2025.11.20
ハーブとエッセンシャルオイルのケミストリー 香りの世界を彩る構造式と立体化学

 ハーブや精油に含まれる香りなどの成分の働きを理解するためには、それぞれの成分の化合物名と成分固有の化学構造とが結びつく必要があります。例えば、バラの香りの成分である“ゲラニオール”の分子の形、すなわち構造式に注目してみましょう。炭素(C)は生物の骨のように分子の形を形成している・・・

2025.11.13
ハーバルセラピストのための精油専門講座

第2回 精油の抗菌作用と抗ウイルス作用 1.はじめに   前号の会報誌vol.71では精油の機能性の特徴のひとつとして抗菌スペクトルの広さを指摘しました。精油は抗菌作用だけではなく抗ウイルス作用ももつことが知られています。さらに最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)・・・

2025.11.06
日本のハーブ:サンキライ(山帰来)とサルトリイバラ

 サンキライ(山帰来)は、サルトリイバラ(Smilax glabra Roxburgh/Liliaceae ユリ科)の塊茎を秋頃に掘り起こし、ひげ根などを取り除き、水洗後に乾燥した生薬として第十八改正日本薬局方に収載されている。中国の薬局方では、これを土茯苓(ドブクリョウ)と称し・・・

2025.10.30
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学:錬金術との関係 パラケルススへの系譜

 聖ヒルデガルトが書き残した幻視に現れたウロボロス(世界蛇)、そして火や樹木のイメージは、錬金術書にもよく記されるものでした。恩師大槻先生は、『記号・図説錬金術事典』(同学社)、『新錬金術入門』(ガイアブックス)と15世紀の錬金術師・医師・科学者・神秘思想家として有名なパラケルス・・・

2025.10.23
植物たちが秘める健康力:〜日本人の長寿を支える“コーヒーの力”〜

 2023年の日本でのコーヒー消費量は世界第4位であり、1人当たり年間約3.5kgのコーヒー豆を消費しています(全日本コーヒー協会)。これほど飲まれているコーヒーが日本人の健康を支えていることには間違いありません。今回はコーヒーの力を紹介します。 コーヒーの健康力の発見  この植・・・

2025.10.16
夏の肌管理に有効なハーブ

「  ローズヒップ 」 【  学 名   】Rosa canina L. 【  科 名   】バラ科 【使用部位】偽果 【主要成分】ビタミンC、ペクチン、植物酸、カロテノイド(リコペン、β-カロテン)、フラボノイド 【  作 用   】ビタミンCの補給、緩下 【  適 応   】・・・

2025.09.04