香辛植物と機能性 香辛植物は近年の日本の食生活で身近な存在となり、風味づけだけでなく健康面での価値からも注目されている。スパイスは芽・葉・種などの葉以外の部分、ハーブは主に生の葉を指すなど、植物の部位によって名称が区別される¹⁾。これらは古くから食品の保存性向上や栄養補給、生薬と・・・
緒言 自閉症スペクトラム障害(ASD)は、幼少期から思春期にかけて発症する発達障害の一種である。この疾患の中核症状の一つに社会性の低下があり、これが患者のコミュニケーション能力に支障をきたす一因となる。ASDの治療には、心理社会的支援や教育的介入に加えて薬物療法が用いられる場合が・・・
1. はじめに 皮膚科領域に精油を用いる場合だけでなくオイルマッサージの場合にも精油と皮膚が接触することになります。皆さんのなかには精油を含んだ化粧品で肌に刺激を感じたりオイルマッサージで肌に炎症を起こすなどの経験をされた方もいらっしゃると・・・
イソプレノイド経路によって生合成されるジテルペン(C20骨格)は、テルペン類の中でも一つの分水嶺をなす化合物群といえます。 精油の主成分であるモノテルペンやセスキテルペンと比較すると、ジテルペンの最大の特徴は、分子量が大きく、脂溶性が高く、・・・
サイコを筑波の薬草園で栽培したことがある。盛夏には黄色の花が一面に咲いた。多くの昆虫が蜜を吸いに集まってくる。よく見るとスズメバチの仲間が散見された。秋に根を収穫するので、果実の結実を待った。1年生のサイコは根が細いが、2年生は太いものが収穫された。 1. ミシマサイコの特徴 ミ・・・
「毎日食べるものが、病気を防ぎ、健康を保つ」という意味が込められた「医食同源」という言葉があります。これは、1972年、NHKの「きょうの料理」という番組で、臨床医であった新井裕久氏が、中国でいわれていた「食べるものが薬である」という考えをもとにつくられた語とされます。この語の通・・・
夏は雑草も旺盛に生育します。雑草との共存を目指すには、雑草の役割を十分に理解することが大切です。今回は雑草との共存の第2弾で、雑草の一石七鳥の役割について解説します。 第21回 雑草との共存 その2 雑草の役割 地球環境に負荷をかけないエコロジカルハーバリズムに基づくガーデニング・・・
今回は、コリアンダーの特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類・名称 分類 コリアンダー(coriander)はセリ科コリアンドルム属(コエンドロ属;Coriandrum)植物です。World Flora Online(2026)には、コリアンドルム属に2種がアクセ・・・
「 バジル 」 【 学 名 】 Ocimum basilicum L. 【 科 名 】 シソ科 【使用部位】 茎葉、果実(種子) 【主要成分】 精油(リナロール、エストラゴール、オイゲノール)、カロテノイド(β-カロテン)、ビタミンE 【 作 用 】 消化促進、抗酸化、抗菌、強壮・・・
コリアンダー Coriander 【 学 名 】 Coriandrum sativum L. 【 科 名 】 セリ科 【使用部位】 果実、葉、茎、根、花 【主要成分】 精油(リナロール、α-ピネン、カンファー)、フラボノイド 【 作 用 】 消化機能活性化、駆風(腸内のガスの排出・・・