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メディカルハーブ事典
セージの植物学と栽培
セージとその仲間の特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類・名称 分類 セージは、広義にはシソ科(Lamiaceae (Labiatae))サルウィア属(Salvia)植物の総称です。中義には香りや薬効などを目的にハーブとして利用する、セージと名のつくハーブの総称で・・・
口腔ケアに有効なハーブ
「 タイム 」 【学名】Thymus vulgaris 【科名】シソ科 【使用部位】葉部 【主要成分】精油(チモール、カルバクロール)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、タンニン、サポニン 【作用】抗菌、鎮痙、去痰 【適応】消化不良、気管支炎、上気道カタル 「 クローブ 」・・・
植物たちが秘める健康力「食べる“お薬”」となる食材植物
「医食同源」という言葉があります。病気を治すお薬と食べ物とは、本来、根源が同じものであるため、身体に良いものを食べることが健康に大切であり、食生活が医療に通じるという意味です。そこで、「お医者さんを遠ざける」や、「『不老長寿』や『不老不死』を求められる」野菜や果物を、前々号、前号・・・
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(13)緑の力 ヒルデガーデン
聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。
ハコネシダとクジャクシダ
シダ植物のうち、ホウライシダ属は世界に200種類ほどあるが、多くは世界の各地で薬草にされている。ホウライシダはその例である。 日本には5種類あり、ハコネシダとクジャクシダが薬用にされていた。成分と薬効試験の研究報告は多い。これによると抗腸不全、抗潰瘍、抗菌、抗腫瘍および抗ウイルス・・・
ラベンダーの植物学と栽培
今回は、ラベンダーとその仲間の特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類・名称 分類 ラベンダーは一般にはシソ科(Lamiaceae)ラワンドゥラ属(Lavandula)植物の総称です。以下、単にラベンダーと記す時は広義にラワンドゥラ属全体を指すこととします。 Wor・・・
梅雨どきのコンディショニングに有効なハーブ
「 セントジョンズワート 」 【 学 名 】Hypericum perforatum【 科 名 】オトギリソウ科【使用部位】開花時の地上部【主要成分】ヒペリシン、フラボノイド配糖体(ヒペロシド、ルチン)、ハイパーフォリン、タンニン、精油【 作 用 】抗うつ、消炎、鎮痛【 適 応 ・・・
この春夏で使いたい、日本のメディカルハーブ
「 ハトムギ 」 【学名】Coix lacryma-jobi var. ma-yuen【科名】イネ科【使用部位】種子、種子エキス、種子油【主要成分】でんぷん、たん白質、脂肪酸、多糖類、ステロール、コイクセノリド、ビタミン、アミノ酸【作用】利尿、消炎、鎮痛、イボ取り、美肌【適応】に・・・
日本列島の地域と結びついたハーブ
地域と結びついたハーブ。南北に長い日本列島は、亜寒帯から亜熱帯にまで位置します。地域ごとにその土地ならではのハーブが存在し、それぞれの風土や文化と深く結びついた利用がなされてきました。沖縄のように現在も生活の中に独自のハーブが息づいているところや、伝統ある薬草園が残されているとこ・・・