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メディカルハーブ事典
【自然療法シリーズ】日本の本草学(ハーブ)の先達 貝原益軒(1630−1714)

幕末まで、日本の医学は中国医学の流れを引く伝統医学が主流であった。その中で、いわゆるハーブは「本草」と呼ばれる学問であった。本草とは、薬用に値する植物、鉱物、動物の名前、特徴、薬効を述べた学問である。 日本に登場する、最も古い本草書は、701年、大宝令が定められ、医学教育が制度化・・・

2021.08.05
中世ヨーロッパとメディカルハーブ

中世とその動向 西ローマ帝国が滅亡した476年から東ローマ帝国の滅亡に至る1453年までを中世と呼ぶ。ルネサンス期の人文主義者は、中世を彼らが文明の理想とする古代ギリシア・ローマが消滅するに至った暗黒時代ととらえた。この中世のメディカルハーブの受容状況と変貌は本連載でも多少取り上・・・

2021.08.05
チェストベリーハーブとその活用法

はじめに ・[学名]:Vitex agnus-castus ・[別名]:チェストツリー ・[和名]:セイヨウニンジンボク、イタリアニンジンボク ・[科名]:クマツヅラ科ハマゴウ属  チェストベリーはチェストツリーの果実で地中海地方原産のハー・・・

2021.08.05
オーストラリアのハーブ事情: メディカルハーブの製造・消費事情とその背景

オーストラリアでのメディカルハーブは、1980年代に大きく近代的に発展しました。私もメンバーになっている国内最大規模のオーストラリア伝統医学学会も1984年に設立され、また老舗のメディカルハーブの製造会社2社も1986、1988年にそれぞれ設立され、商業的にメディカルハーブの世界が大きく動き始めました。

2021.08.04
オーストラリアのハーブ事情: ナチュラルコスメ

オーストラリアのコスメにはどんな特徴があるのか、また、日本ではどのブランドが手に入るのかなどご紹介したいと思います。 オーストラリアと日本ナチュラルコスメ全体比較 ナチュラル製品が豊富なオーストラリアは、コスメの領域でも、種類の多さが目立ちます。日本は国産のナチュラルコスメがあり・・・

2021.08.04
【スーパーフード】Maca マカ─インカ帝国時代から食されてきた滋養を高める貴重な食材

マカ(Lepidium meyenii Walp)アブラナ科の多年生草本 マカとは? 約2,600年前から現在の南米ペルーのアンデス高地あたりで栽培されていたというマカは、古くから根部分を食用としてさまざまな調理に使用されてきました。インカ帝国時代には特権階級しか食べられない貴重・・・

2021.07.31
香味特性から活用用途が広がったスパイス
アニスとスターアニス

日本人にはスパイスは辛いものというイメージが強く、フェンネルや今回のアニスなどはスパイスではないと決めつけることがありますが、ハーブ(伝承医療上の用語)でありスパイス(食品分類上の用語)でもあります。 紀元前184年にローマ共和制時代の監察官大カトーがローマ軍の贅沢な生活を非難し・・・

2021.07.31
日本人が発見した“ハジカミ”の魅力
サンショウとショウガ

日本人が親しむスパイスに山椒と生姜があります。両方とも「ハジカミ」と呼ばれたりします。 山椒の原産地は、中国、北朝鮮、韓国、日本などですが、それぞれ品種が異なります。日本原産の品種も、突然変異で「朝倉山椒」が誕生し、現在ではこの品種が日本各地で栽培されています。 日本種は古くから・・・

2021.07.29
暮らしの中のハーブ
「王妃の水」ローズマリー

暮らしの中のハーブ ハーブ・樹木の伝承と神話7 ローズマリー Rosmarinus officinalis シソ科・常緑低木──シンボル:変わらぬ愛、記憶、幸福な結婚 ローズマリーの和名「万年郎まんねんろう」は「永遠の青年」という意味。若返りの妙薬として、日本でも信頼されてきたハ・・・

2021.07.29
菜園レッスン
菜園での植物と人との関わり
~ 総括 ~

いろいろな栽培方法 あなたは、どのような栽培を目指しますか。 様々な切り口からお話をしてきましたが、今回は、その総括として、家庭菜園における植物と人との関わりについてお話をしたいと思います。上の図に、化学物質の使用量と手間の量を基にした、いろいろな栽培方法を位置づけてみました。 ・・・

2021.07.20