1. はじめに 精油と医薬品を併用した場合には精油の機能性と医薬品の薬理作用により何らかの相互作用が生じる可能性があります。ここで大事なことは相互作用が生じるか生じないかではなく患者の不利益が生じないようにすることです。統合医療の普及により・・・
「香り」は、古代より祈りや鎮魂の象徴とされてきました。古代エジプトでは、乳香や没薬が神殿で焚かれ、祈りを天に捧げる儀式が行われていました。紀元前1500年頃に成立したとされる『エーベルス・パピルス』には、宗教儀礼における香料利用の記録が残されています。このような役割を担ってきた香・・・
計56,000字という約本一冊分の寄稿を長らくご愛読いただき、ありがとうございました。7年前、最初はどんな内容にしようか、読者の皆様に楽しんでいただけるだろうかと、不安でしたがそれでも、会員の方々からの温かい感想や励ましの言葉が、私の力となり、ここまで続けられました。感謝の気持ち・・・
今回は、シャクヤクの力を紹介します。でも、「シャクヤクが、日本人の健康に貢献する植物にふさわしいのか」と怪訝に思われるかもしれません。実は、私も、若い時には、そのように思う1人でした。 ところが、歳を重ねて、ある症状に悩んで、お医者さんに相談した時、シャクヤクを原材料とする漢方薬・・・
シダ類の薬用植物に貫衆がある。貫衆は、中国の本草書の『神農本草経』に収載され、基原植物は、ヤブソテツ属 Cyrtomiumやオシダ Dryopteris crassirhizoma、クサソテツ Matteuccia struthiopteris TODARO、ゼンマイ科 Osmu・・・
1.はじめに 今回は精油や精油の成分の薬理作用について解説します。アロマセラピーの書籍やテキストにはあまり精油や精油の成分の薬理作用についての記述がみられません。これにはいくつかの理由が考えられます。まずひとつは精油や精油の成分はいくつか・・・
昨年の秋、ホームセンターで見切り品のラベンダーの苗を一株購入しました。今年、そのラベンダーは大きく成長し、収穫できるほどになりました。束にして部屋に飾ると、爽やかで落ち着いた香りが漂います。さて、読者の皆さまなら、この続きをどのように書き・・・
薬草園で大きく育った甜茶は、葉が甘く、ステビアと類似した成分が含まれている。甜茶の学名は、Rubus chingii var. suavissimus である。母種のゴショイチゴRubus chingii Hu の変種である。ゴショイチゴは葉に甘味がない。果実は集合果で、乾燥し・・・
9月17日、聖ヒルデガルト帰天祭おめでとうございます。今年はオンライン配信はありませんでしたが、以前インタビューしてくださったマイケル氏の動画がアップされました(https://www.youtube.com/shorts/S-n51OCeqCI)。また、Hildegard ・・・
来年(2026年)、ブロッコリーが、国(農林水産省)の「指定野菜」に加わります。指定野菜とは、消費量が特に多く、国民の食生活にとって重要と認められた野菜で、国が出荷の安定を図るもので、現在14品目が定められています(文末参照)。品目の追加は、1974年のバレイショ(ジャガイモ)・・・