KEYWORD: MEDICAL HERB REPORT

2022.07.20
ラベンダーの多様性:精油の効果を最大限に活用するために

 はじめに 「生物多様性(Biological Diversity)」という言葉を耳にする機会が増えてきた。地球上の生物がバラエティに富んでいることを意味する言葉として広まっている。 “ラベンダー”は、地中海沿岸を原産とするシソ科(Lamiaceae)の常緑生低木であるが、ラバン・・・

高橋瑞穂 東邦大学薬学部 医療薬学教育センター 社会薬学研究室 講師

2022.07.16
植物たちが秘める健康力「食べる“お薬”」となる食材植物

「医食同源」という言葉があります。病気を治すお薬と食べ物とは、本来、根源が同じものであるため、身体に良いものを食べることが健康に大切であり、食生活が医療に通じるという意味です。そこで、「お医者さんを遠ざける」や、「『不老長寿』や『不老不死』を求められる」野菜や果物を、前々号、前号・・・

田中修 甲南大学特別客員教授

ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(13)緑の力 ヒルデガーデン

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

長谷川弘江 国際ヒルデガルド会 DanielaDumann 認定 ヒルデガルトヘルスケアアドバイザー

日本のハーブ 53 ハコネシダとクジャクシダ

シダ植物のうち、ホウライシダ属は世界に200種類ほどあるが、多くは世界の各地で薬草にされている。ホウライシダはその例である。 日本には5種類あり、ハコネシダとクジャクシダが薬用にされていた。成分と薬効試験の研究報告は多い。これによると抗腸不全、抗潰瘍、抗菌、抗腫瘍および抗ウイルス・・・

佐竹元吉 昭和薬科大学 薬用植物園 薬用植物資源研究室 研究員

2022.05.16
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(12) 環境と瀉血

古代そして中世の医学を調べていると、古代ギリシャ、エンペドクレスの唱える「世界は四元素から成り立ち、その性質をもつ四体液説」という自然観と、「ノンナチュラリア(ノンナチュラルズ)人の健康状態を左右する6つの環境要因(six non-naturals)①大気・水・地、②食べ物と飲み・・・

長谷川弘江 国際ヒルデガルド会 DanielaDumann 認定 ヒルデガルトヘルスケアアドバイザー

植物たちが秘める健康力「不老長寿」「不老不死」を求められる野菜や果物

2021年12月、厚生労働省により、「2019年の健康寿命は、男性が72.68歳、女性が75.38歳だった」と発表されました。前回の調査(2016年)から、男性は0.54歳、女性は0.59歳伸びました。この健康長寿は、昔から、「不老」「不死」「長寿」にあこがれた人々に求められてい・・・

田中修 甲南大学特別客員教授

南の島の蔓性植物

今回は本土では見ることの少ない八重山独特の蔓つる性植物をたずねてみましょう。 ●ヒスイカズラ 長さ20m以上にも伸びる蔓性のヒスイカズラ。植物とは思えない翡翠色をした独特の形状の花を一房に150ほど下垂させ、藤棚のように周囲を埋め尽くします。フィリピンのルソン島周辺が原産ですが、・・・

橋爪雅彦 石垣島サイエンスガーデン代表 ボタニカルアーティスト

菊花

キクは、3,000年前から薬として使用されてきた。日本には平安時代に遣唐使によって持ち込まれたとされている。中国からもたらされたキクは、江戸時代に園芸品種として改良され、江戸菊、佐賀菊、肥後菊等が知られている。

佐竹元吉 昭和薬科大学 薬用植物園 薬用植物資源研究室 研究員

織物製品に色をそえる植物

八重山の伝統工芸品といえば木綿のミンサー織りや苧麻(カラムシ)を使った八重山上布、イトバショウで織った芭蕉布などがあります。今回はそんな織物製品に色をそえる植物を巡ってみましょう。 南の島の植物 #工芸 竹富町を中心に作られていたミンサー織りは、現在では石垣島でも織られています。・・・

橋爪雅彦 石垣島サイエンスガーデン代表 ボタニカルアーティスト

植物たちが秘める“健康力”#07 「お医者さんを遠ざける」といわれる野菜や果物

今年7月、厚生労働省により、「日本人の女性の平均寿命は87.74歳で世界一、男性は過去最高の81.64歳」と発表され、平均寿命の延びが話題になりました。近年は、平均寿命とともに、健康寿命が大切と認識されています。そこで、今回は、お医者さんを遠ざけて、私たちの健康を守ってくれる野菜・・・

田中修 甲南大学特別客員教授