キーワード: MEDICAL HERB REPORT

ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(14)
聖ヒルデガルトの美学とリングア・イグノタ (Lingua Ignota)

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2022.10.09
ディオスコリデスの時代とその思想: ディオスコリデスの時代

ディオスコリデスの『薬物誌』(De Materia Medica)は、ヨーロッパのみでなくアラブ世界においても後々まで大きな影響力を持つよく知られた著作だった。 しかし著者のディオスコリデスはその生卒年すらよくわからない。従来知られていることは、キリキアのアナザルブス(ないしアナ・・・

2022.10.08
セージの様々な有用成分

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2022.10.04
日本のハーブ 53 ケンゴシとトシシ

アサガオのツルの巻いた鉢植えを孫が小学校から持ち帰った。15年前からこの鉢を使って、市販の種を植えて育てている。アサガオが教材として使われている理由は、ツルの巻き方を観察し、自然の複雑さを教えることだったのだろう。現在は人工衛星で旅した種が、遺伝的に変異するこの観察を課題とする学・・・

2022.10.02
植物たちが秘める健康力 ダイエット効果をもたらす香り
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2022.10.01
ラベンダーの多様性:精油の効果を最大限に活用するために

はじめに 「生物多様性(Biological Diversity)」という言葉を耳にする機会が増えてきた。地球上の生物がバラエティに富んでいることを意味する言葉として広まっている。 “ラベンダー”は、地中海沿岸を原産とするシソ科(Lamiaceae)の常緑生低木であるが、ラバンデ・・・

2022.07.20
植物たちが秘める健康力「食べる“お薬”」となる食材植物

「医食同源」という言葉があります。病気を治すお薬と食べ物とは、本来、根源が同じものであるため、身体に良いものを食べることが健康に大切であり、食生活が医療に通じるという意味です。そこで、「お医者さんを遠ざける」や、「『不老長寿』や『不老不死』を求められる」野菜や果物を、前々号、前号・・・

2022.07.16
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(13)緑の力 ヒルデガーデン

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2022.07.16
日本のハーブ 52 ハコネシダとクジャクシダ

シダ植物のうち、ホウライシダ属は世界に200種類ほどあるが、多くは世界の各地で薬草にされている。ホウライシダはその例である。 日本には5種類あり、ハコネシダとクジャクシダが薬用にされていた。成分と薬効試験の研究報告は多い。これによると抗腸不全、抗潰瘍、抗菌、抗腫瘍および抗ウイルス・・・

2022.07.16
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(12) 環境と瀉血

古代そして中世の医学を調べていると、古代ギリシャ、エンペドクレスの唱える「世界は四元素から成り立ち、その性質をもつ四体液説」という自然観と、「ノンナチュラリア(ノンナチュラルズ)人の健康状態を左右する6つの環境要因(six non-naturals)①大気・水・地、②食べ物と飲み・・・

2022.05.16
植物たちが秘める健康力「不老長寿」「不老不死」を求められる野菜や果物

2021年12月、厚生労働省により、「2019年の健康寿命は、男性が72.68歳、女性が75.38歳だった」と発表されました。前回の調査(2016年)から、男性は0.54歳、女性は0.59歳伸びました。この健康長寿は、昔から、「不老」「不死」「長寿」にあこがれた人々に求められてい・・・

2022.05.16
南の島の蔓性植物

今回は本土では見ることの少ない八重山独特の蔓つる性植物をたずねてみましょう。 ●ヒスイカズラ 長さ20m以上にも伸びる蔓性のヒスイカズラ。植物とは思えない翡翠色をした独特の形状の花を一房に150ほど下垂させ、藤棚のように周囲を埋め尽くします。フィリピンのルソン島周辺が原産ですが、・・・

2022.05.15
菊花

キクは、3,000年前から薬として使用されてきた。日本には平安時代に遣唐使によって持ち込まれたとされている。中国からもたらされたキクは、江戸時代に園芸品種として改良され、江戸菊、佐賀菊、肥後菊等が知られている。

2022.05.15
織物製品に色をそえる植物

八重山の伝統工芸品といえば木綿のミンサー織りや苧麻(カラムシ)を使った八重山上布、イトバショウで織った芭蕉布などがあります。今回はそんな織物製品に色をそえる植物を巡ってみましょう。 南の島の植物 #工芸 竹富町を中心に作られていたミンサー織りは、現在では石垣島でも織られています。・・・

2022.01.01
植物たちが秘める“健康力”#07 「お医者さんを遠ざける」といわれる野菜や果物

今年7月、厚生労働省により、「日本人の女性の平均寿命は87.74歳で世界一、男性は過去最高の81.64歳」と発表され、平均寿命の延びが話題になりました。近年は、平均寿命とともに、健康寿命が大切と認識されています。そこで、今回は、お医者さんを遠ざけて、私たちの健康を守ってくれる野菜・・・

2022.01.01
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(11)聖なる治療

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2022.01.01
日本のハーブ 50 ヒオウギと射干(ヤカン)

山地の草原を歩いているとき、黄赤色のすくっと立った花を見かけた。周りが緑色なのでひときわ目立つ。この花がヒオウギであった。秋になると真っ黒な種を付けていた。ヒオウギは根茎が薬用である。 ヒオウギの特徴 ヒオウギは、根茎は短く、匍匐枝は出ない。茎は高さ1〜1.5m、下方葉は左右2列・・・

2022.01.01
メディカルハーブのペットへの応用

はじめに  「先生、うちの子にはハーブを与えていますよ。毎日散歩の時、土手でいつも同じ草を食べるんですよ。これって犬の体にはよいハーブなんですよね?」と、飼い主さんからこんな質問を受けることがあります。 確かに犬や猫はよく草を食べることがあります。理由としては、胃の調子が悪い、誤・・・

2021.09.09
日本のハーブ 49
ハッカクレン

ハッカクレンはメギ科植物である。メギ科植物は木本性のメギの他に花の形の異なった植物がある。薬用で代表的なものがイカリソウである。ガク片が突起して錨のようになる。山地性のサンカヨウ、トガクシショウマ、ルイヨウボタン、ナンブソウなどがある。寺林 進博士は花の形の変異を研究し、花の維管・・・

2021.09.07
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(10)
宝石療法

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2021.09.06
植物たちが秘める“健康力”#06 アルツハイマー病の発症遅延効果

今年6月に、アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)の治療薬として、「アデュカヌマブ」が米国食品医薬品局により承認されて、話題となりました。 アルツハイマー病は、「アミロイドβ(ベータ)」という物質が、数十年をかけて、脳に蓄積することが原因とされ、その蓄積を遅延させることがこの・・・

2021.09.05
南の島の植物原色の花々

亜熱帯に咲く花は鮮やかな原色のものが多く、内地とは異なった景観を醸し出します。今回は原色の花々を見て回りましょう。 赤色 沖縄で最もよく見られる赤色の花は「ハイビスカス」です。アカバナーとも呼ばれ年間を通してどこにでも咲いています。挿し木で簡単に増え成長も早いため防風林としても用・・・

2021.09.04
南の島の植物の不思議

今回は内地と異なった島の植物の不思議を紹介します。 ●南下する桜前線? 沖縄の桜の開花は本土とは逆に沖縄本島の北部から始まり、南下します。サクラは夏に花芽を形成し、そのまま休眠状態で年を越します。休眠から覚めるには、低温にさらされる必要があります。その気温がソメイヨシノの場合5℃・・・

2021.06.30
クスノキオイルの蚊に対する忌避作用

植物たちがつくりだす物質、特に活性酸素の害を消去する抗酸化物質が、私たち人間の健康を守ってくれていることを、この連載で説明してきました。今回は、植物がつくりだす香りのはたらきについて紹介します。

2021.06.30
日本のハーブ #48 クサスギカズラ

クサスギカズラは根が天門冬(テンモンドウ)と呼ばれる生薬です。学名はAsparagus cochinchinensisで、科名はクサスギカズラ科に変わった。多くの図鑑で使われてきたのは、ユリ科の植物であったが、APG(Angiospem Phylogeny Group)体系は、1・・・

2021.06.03
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(9)ヒルデガルトの音楽

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2021.06.03
植物たちが秘める“健康力” 森林浴の効果

植物たちがつくりだす物質、特に活性酸素の害を消去する抗酸化物質が、私たち人間の健康を守ってくれていることを、この連載で説明してきました。今回は、植物がつくりだす香りのはたらきについて紹介します。

2021.06.03
日本のハーブ #47 クセキ(狗脊)は二種のシダ

クセキ(狗脊)は、犬の背と書き、『神農本草経』の中品に記されている生薬である。『本草綱目』を書いた李時珍は「狗脊に二種ある。一種は根が黒色で狗の脊骨のようなもので、一種は黄金色の毛があって狗の形のようなものだ。いずれも薬用になる。その茎は細く、葉は大葉蕨に似ており、貫衆カンジュウ・・・

2021.04.04
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(8)喜びのレシピ

中世の修道院では、Ora et labora(祈り、働く)というベネディクトの戒律にそって自給自足の生活でした。連載第6回で食養生として断食をご紹介しましたが、修道士は毎日食事を摂り、一日1回でも、昼・夕食2回でも体調にあわせ、料理も2品、果実や野菜を1品さらにパンがつくと定めら・・・

2021.04.03
南の島の蝶と花たち

八重山諸島は花の島として知られていますが、内地とは異なった昆虫の多い地域としても知られています。特に蝶の仲間は160種以上が確認されており、採集マニアの来島も多く、台風の後などには近くの台湾やフィリピンから風に乗って飛来する蝶などが見受けられ、西表島などでは台風通過後に補虫網を持・・・

2021.04.03
植物たちが秘める“健康力”
抗酸化物質である、ビタミンCとビタミンE

前々号では、抗酸化物質の代表であるポリフェノール、前号では、老化を防止し、疲労を回復し、視力を保つことなどに有効に働くことが期待されるカロテノイドを紹介しました。今回は、抗酸化物質である、ビタミンCとビタミンEを取り上げます。 ビタミンC 発見のきっかけは、“壊血病” ビタミンC・・・

2021.04.02
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(7) スパイスとワイン

ヨーロッパで愛されたスパイスワイン ドイツのクリスマスマーケットの素敵な陶器の飲み物はグリューワインと呼ばれるスパイス(ハーブ)ワインで、シナモン・クローブ・オレンジとレモンの皮などを漬け込んだワインを温めたものです。器を持って行くとそこに入れてくれたり、容器代を返してくれたりす・・・

2021.03.19
植物たちが秘める“健康力” カロテノイドの働きとは?

前回は、抗酸化物質の代表であるポリフェノールが、心臓病と認知症を予防し、また、腸内細菌へ働きかけることで私たちの健康に貢献していることを説明しました。今回は、ポリフェノールと並んで、老化を防止し、疲労を回復し、視力を保つことなどに有効に働くことが期待されるカロテノイドを紹介します・・・

2021.03.18
日本のハーブ #46 ホソバヤマジソ(セキコウジュ)

はじめに 1997年、岡山文理大学の古谷力らは、天然抗菌素材の開発研究で、抗菌作用が最も強かったのが、ホソバヤマジソであり活性本体は精油のチモールと報告された。ホソバヤマジソMosla chinensis Maxim. は、日本に分布するシソ科の植物で、環境庁のレッドデータブック・・・

2021.03.16
デトックス(解毒)ハーブの決定版 ダンディライオン

はじめに  ダンディライオンはデトックス (解毒作用)が顕著でありかつ繁殖力が強いため、インドのアーユルヴェーダやアラビアのユナニ医学、TCM(中国伝統医学)や北米の先住民医学などに幅広く用いられてきました。わが国にはおよそ40年前に妊婦さんが飲む「ノンカフェインのヘルシーコーヒ・・・

2021.03.05
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(6) ヘルスケアとしての摂食断食療法

はじめに 聖ヒルデガルトの生きた時代は十字軍の進軍による戦乱と、冷害などによる飢饉。そして病をケアしていたのは修道院医学でした。今でも、修道女のイラストが描かれたメリッサ精や修道院製のカモミールクリームなどをドイツの薬局で購入することができます。修道院に伝わる「癒し手で医師である・・・

2021.01.23
チガヤとツバナ『茅花つばな抜く 浅茅が原のつぼすみれ 今盛りなり 吾が恋ふらくは』

はじめに 畑の土手に生えている銀色に輝く穂をツバナと教えられた。この穂をかむと甘いと感じた。この銀色の穂が、滑走路のわきの草原にたなびいているのをよく見かけた。ツバナはチガヤの花であった。ツバナとは地域の方言だと思っていたら、根茎が薬であり、穂も薬であると知らされた。根茎を日本薬・・・

2021.01.19
菜食者は不足しがちな栄養素に気をつけて

世界のメディカルハーブ TOPICSJAMHA企画広報委員会 会報誌部会が注目したニュース&トピックスをご紹介します。 英国のOxford studyでは48,188人を 1肉食群 2魚食群 3菜食群 の3群に分けて虚血性心疾患や脳卒中の発症について検討した。その結果、肉・・・

2021.01.16
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(5) 病因と治療

毎日、新型コロナウィルスに関するニュースで世界の情勢が見聞きでき、ストレスが心配されます。一日も早い収束とご健勝を祈るばかりです。私の恩師、ペーター・ゲルマン先生も、WEBセミナーや PhytAroというFacebookページで自然療法のレシピを紹介しています。実際に植物に触れ、・・・

2021.01.16
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(4)樹木の書

私の恩師、ドイツの国家資格である自然療法士(ハイルプラクティカー)連盟副会長のペーター・ゲルマン先生は、森の治療家と呼ばれています。辻信一氏プロデュース「ヒルデガルト緑のよろこび」という映像作品にも登場され、何度も来日されています。先生はよく、「なぜ森は、今日もたくさんのハイカー・・・

2021.01.09
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(3)
彼女が書き残した自然学

はじめに 聖ヒルデガルトは、「自然療法の女神」「クリエイターの守護聖人」と世界各地で尊敬されています。「型破りな神秘家ヒルデガルト・フォン・ビンゲン」(原題The Unruly Mystic,2014年)という映画の中で「生命の息吹を私たちは『緑の力』 と呼び、イマジネーションや・・・

2020.12.14
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(1)
聖ヒルデガルトの生涯

はじめに  アロマやハーブのテキストにも紹介され、自然療法の母といわれたヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、マルチクリエイターです。女性が本を書くことや勉強することが許されない時代に初めて教皇に認められ、治療法や哲学書でもある『道を知れ』という古文書を書き残します。また、最古の歌劇・・・

2020.11.16
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(2)
ヒルデガルト治療学の基本

はじめに 薬草学、自然療法の母と呼ばれ、自然学、医学、看護学、哲学、音楽などの幅広い分野で才能を発揮した中世ドイツの修道院長、聖ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。彼女が書き残した『自然学』『病因と治療』などの古文書は、古代ギリシアの考えを踏まえつつ、自然や人間への彼女オリジナルの見・・・

2020.11.16