KEYWORD: MEDICAL HERB REPORT
ショウガの主要成分濃度と抗酸化能:調理法による比較
はじめに ショウガは漢方薬を構成する生薬として使われています。日本においては、生姜(ショウキョウ)とはショウガZingiber officinale Roscoe (Zingiberaceae)の乾燥根茎であり、生のショウガを乾燥させる・・・
ハーブとエッセンシャルオイルのケミストリー 光合成から生合成へ
今回からハーブと植物精油に含まれる化学成分のケミストリーについて解説いたします。堅苦しく感じるかたも多いと思いますが、ケミストリーには、化学がもたらす結果に習い人間関係にも使われることは多く、たとえばグッドケミストリー(相性がよい)のように使われることがあります。 本誌の読者の・・・
ハーバルセラピストのための精油専門講座
第1回 アロマセラピーとメディカルハーブの比較と精油の機能性の特徴 1.はじめに わが国におけるアロマセラピーは1985年に英国のロバート・ティスランド氏の著書が翻訳されたことでスタートしました。それからすでに40年近くの歳月を重ねていますが、欧米ではここ10年ほどで新たな潮・・・
日本のハーブ:薬草園のエンゴサク
学内薬草園内に入る路面に可憐なセツブンソウが咲き、圃場にはの空色の花が咲き始める。林縁には、キクザキイチゲが群落をつくり薄い水色の花が見られる。イカリソウやフキの間に弱々しいジロボウエンゴサクが見られる。 エンゴサクCorydalis turtschaninovii form・・・
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学:西洋中世文化事典掲載とハーブハーモニーの考え
2024年秋、恩師 熊井明子先生が永眠されました。私が子どもの頃に愛読した漫画雑誌に載っていた「ポプリ」。ハーブを混ぜて作るお守り(?)のようなものと思っていました。ポプリ講師認定コースでアニメ『エヴァンゲリオン』や『時をかける少女』に登場するラベンダーの香りのレポートに丁寧な・・・
植物たちが秘める健康力:〜日本人の長寿を支える“ダイコンの力”〜
ダイコンはアブラナ科の植物で、原産地はヨーロッパ南部から中央アジアです。日本へは中国大陸から、弥生時代に伝来し、古くから日本人の健康を支えてきました。奈良時代に編纂された、現存する最古の歴史書といわれる『古事記』には、この植物は「おおね」という名前で出ています。春の七草では、「・・・
日本のハーブ:ヒキオコシとエンメイソウ
薬草園にはヒキオコシが植えられている。ヒキオコシは生薬名をエンメイソウとして第5改正日本薬局方に収載されたことがある。第二次世界大戦で、ヨーロッパからの生薬が入手困難になり、国産生薬を利用することとなった。その代表が苦味健胃薬のゲンチアナで、エンメイソウを代用にした。多くの家庭・・・
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学:聖ヒルデガルト帰天祭
9月17日、聖ヒルデガルト帰天祭おめでとうございます。2010年9月1日に教皇ベネディクト十六世が236回目の謁見の中で「ビンゲンの聖ヒルデガルト」について話され、その後2012年「教会博士」に任じました。 以下はその抄訳です。 「12世紀ドイツに生きた、ビンゲンの聖ヒルデ・・・
植物たちが秘める健康力:〜日本人の長寿を支える“温州ミカンの力”〜
温州ミカンの祖先は中国からもたらされましたが、江戸時代の前期に、鹿児島で栽培されていたとき「タネなし」が生まれました。中国のミカンの集散地として名高い「温州」にちなんで、名前がつけられたため、「中国生まれ」のような印象を受けますが、この果物は、正真正銘の日本生まれです。皮が剥き・・・
スイートバジルの香りは加工や加熱でどのように変わるのか
スイートバジルは世界中で主に食用として利用されている最もメジャーなハーブのひとつである。生葉はフレッシュな香気と光沢をもつ鮮やかな緑色が特徴的であり、料理に添えると非常に風味と見栄えが良くなる。しかし萎れやすくかつ傷んだ部位がすぐに黒変す・・・