ヒポクラテスほど世界で有名な医者はいません。しかし、その姿を追おうとするとなかなか理解ができません。 というのも、ヒポクラテスの姿は『ヒポクラテス集典』と呼ばれる複数の文書から推測されているからです。しかし、どの著作がヒポクラテスの自書なのかはわからず、多くが息子や弟子たちが書い・・・
日本で副作用を起こした試料の分析結果 細辛(サイシン)は、ウスバサイシンの全草を乾燥したものであった。1992年、ベルギーでアリストロキア酸の腎臓障害が報告されたので、ウマノスズクサ科植物の成分が分析され、ウスバサイシンの地上部の葉と葉柄にアリストロキア酸が含有されていると判明し・・・
聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。
昨年、いろいろな植物が話題になりましたが、その中に、私たちの健康にかかわるものがいくつかありました。今回は、それらの中から、話題となった植物の三つの成分を紹介します。 ケルセチンが認知機能の維持に有効! 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の生物系特定産業技・・・
1)フジマメ フジマメ Dolichos lablab Linne (マメ科 Leguminosae)は一年草の蔓植物で、支柱を付けると4〜5mになる。葉は小葉が3枚、無毛である。 扁平な楕円形で、果実は豆果で、扁平な湾曲した楕円形、長さが3〜6cm、先端に花柱が残る。 扁平な楕・・・
『薬物誌』第1巻序では先行する薬物学者を二分する。 前半のビテュニアのイオラス、タレントゥムのヘラクレイデスに対しては、テオプラストスのような植物自体に関する記述のないこと、クラテウアスとアンドレアスに関してはその事項に見落としのあることを指摘しているが、概ね肯定的に評価する。 ・・・
植物の香りは、ダイエットを通して健康に貢献します(前回の記事を参照)が、直接に私たちの健康を守ってくれます。今回は、“日本原産の香り”として、古くから、私たちが日々を健康に暮らすために役立っている植物を紹介します。 抗菌効果がある「ジャパニーズ・ホースラディッシュ」とは? これは・・・
ディオスコリデスの『薬物誌』(De Materia Medica)は、ヨーロッパのみでなくアラブ世界においても後々まで大きな影響力を持つよく知られた著作だった。 しかし著者のディオスコリデスはその生卒年すらよくわからない。従来知られていることは、キリキアのアナザルブス(ないしアナ・・・