植物園めぐり:神奈川県立大船フラワーセンター

神奈川県立大船フラワーセンター
(愛称:日比谷花壇大船フラワーセンター) [神奈川県鎌倉市]
陽ざしがいっそう力強さを増し、草木がみずみずしく輝く夏。いきいきとした植物たちの姿に触れながら、季節の生命力を感じるひとときを過ごしてみませんか。
花の歴史が息づく鎌倉のフラワーセンター
鎌倉市にある神奈川県立大船フラワーセンター(愛称:日比谷花壇大船フラワーセンター)は、四季折々の花や緑を身近に楽しめる植物園です。園内には、季節の花壇をはじめ、バラ園、シャクヤク園、ハナショウブ、グリーンハウス、和風庭園「吹合の庭」など、多彩な見どころが点在。歩く度に異なる景色が広がり、植物の表情の豊かさを感じさせてくれます。
中でも、この地にあった県の農業試験場で改良された「大船系」のシャクヤクやハナショウブは、この場所ならではの魅力。大船フラワーセンターは、花を愛でながら、土地に受け継がれてきた植物の歴史にも触れられる場所です。

園内では、花を眺めるだけでなく、植物をより深く知るきっかけになる展示会や講座、季節ごとのイベントも数多く行われています。季節の見どころに合わせた企画が開かれ、植物の香りや性質、季節ごとの表情に触れられるのも魅力の1つ。
展示と共に楽しむユニークなグリーンハウス
大船フラワーセンターのグリーンハウスは、ドーナツ型のユニークな造りが印象的な展示空間。風通しがよく、光をたっぷり取り込めるよう設計されており、美しい植物と共に、花と緑にちなんだ展示会も随時開催されています。夏には洋蘭展や食虫植物展などが行われることもあり、植物の形や性質の多様さに触れられるのも魅力。眺める楽しさと知る喜びの両方を味わえる、大船フラワーセンターならではのスポットです。



グリーンハウス内部 / 過去の夜間開園の様子
エリア紹介(一例)
- スイレン池・ハス スイレン池に沿って植えられたハスは、夏の大船フラワーセンターを代表する見どころの1つ。開花期には早朝開園が行われ、ガイドと共に観賞を楽しめる日もあります。朝の澄んだ空気の中で咲くハスの姿は、夏ならではの美しさです。

- 展示場 園内の展示場では、季節に応じた様々な展示が行われています。夏にはハスの写真展や、紙で作るハスの花展、食虫植物展など、植物を別の角度から楽しめる企画も。花を愛でるだけでなく、植物の造形や生態の面白さに触れられるのも魅力です。

- サルスベリ 夏を代表する花木のサルスベリとブッドレアを中心にした特別花壇も、この季節に訪れたいスポットです。丈夫で育てやすく、花期が長い植物がそろい、赤、赤紫、紫、藤、白と多彩な花色が園内を明るく彩ります。

- グリーンハウス周辺の夏植物 夏の園内では、グリーンハウス内外でトロピカルな植物も目を引きます。例えば、白から赤へと花色が変化するシクンシや、バショウなど、この時季ならではの植物が見頃を迎えることも。

INFORMATION
神奈川県立大船フラワーセンター
- 住 所: 〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本1018
- T E L: 0467-46-2188
- 営業時間: 9時00分〜17時00分(3月〜10月)、9時00分〜16時00分(11月〜2月) ※最終入園は閉園30分前まで。
- 休 園 日: 第2・第4月曜日、年末年始 ※祝日の場合は翌火曜日休園
- 入 場 料: 20歳以上(学生を除く)400円、学生・20歳未満200円、高校生・65歳以上150円、中学生以下・障がい者無料
- 駐 車 場: あり(有料)
※詳細はホームページをご確認ください https://www.fcofuna-kanagawa.jp/
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第76号 2026年6月