季節のハーブを楽しむレシピ<夏>
今回は、万能調味料と夏をさわやかに演出するレシピをご紹介。
ひとさじで味が決まるパクチーペーストは、保存も効きアレンジ自在です。
旬の食材と合わせ、多彩な料理のバリエーションをお楽しみください。
パクチーとパセリのペースト

コリアンダーリーフの呼称は多様ですが、日本ではタイ料理と共に「パクチー」の名で定着しました。 その風味は料理の味を決める「旨み成分」のようなもの。 鮮度が落ちやすいため、ペーストにして冷凍保存するのがおすすめです。
[材料](作りやすい分量)
- A
- パクチー(フレッシュ・コリアンダーリーフ / 葉・茎・根のきれいな部分をすべて使用)……60g
- フレッシュパセリ……30g
- ニンニク……2〜3片
- オリーブオイル……大さじ1〜2
- 塩……小さじ1
[作り方]
- 洗って水気を切り、ざく切りにしたAとニンニクをフードプロセッサーに入れ、ペースト状になるまで回す。
- オリーブオイルの半量を加えて再度回し、ペーストの状態を見ながら残りのオイルを加え、お好みの濃度に調整する。
- 最後に塩を加えて味をととのえる。
- 清潔な瓶に移して日付を記入し、冷蔵庫で保存(約2週間で使い切る)。長期保存の場合は冷凍庫へ。
[MEMO]パクチーペーストの活用術 白身魚の刺身やソテー、肉料理との相性は抜群です。スープや味噌汁に足せば一瞬でエスニック風に様変わり。カレーやパスタ、タレの隠し味など、万能調味料として重宝します。
スズキとコリアンダーシードのオーブン焼き

スズキやタラなどの白身魚に、いつもの塩・コショウ、さらに粗挽きのコリアンダーシードを下味としてプラスすれば、ワンランク上のレストランの味に。 仕上げに「パクチーとパセリのペースト」とレモンを添えれば、華やかな一皿になります。
[材料](2〜4人分)
- スズキの切り身……4切れ
- コリアンダーシード(粗めに砕く)……大さじ1
- 塩……小さじ1
- ブラックペッパー……少々
- オリーブオイル……大さじ1
- ニンニク……1片
- レモン(輪切り)……1/2個分
- つけ合わせ野菜:ズッキーニ、オクラなどお好みで
[作り方] [下準備]
- オーブンを200〜230℃に予熱しておく。
- スズキの水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取る。これが皮をパリッとさせる最大のポイント。
- 身側に砕いたコリアンダーシードと塩・コショウをまぶす。皮側には塩のみを振り、手で軽くならませる。
[作り方]
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、中火で温めて香りを出す。
- スズキの皮目を下にして入れる。皮にしっかり焼き色がつくよう、フライ返しで軽く押し付けながら焼く。
- 2を耐熱容器に移し、予熱したオーブンで5〜8分、中まで火が通るまで焼く。
- 器に盛り、ソテーした野菜とレモンを添える。お好みで「パクチーとパセリのペースト」を乗せて完成。 ※切り身に厚みがある場合は、オーブンの加熱時間を長めに調整してください。
[MEMO] コリアンダーシードは、葉(リーフ)とは異なり、柑橘系のさわやかな香りが特徴です。魚の臭み消しにも効果的です。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第76号 2026年6月
