2026.9.5

ハーブのある暮らしを楽しむ<夏>:ビューティークラフト

認定ナチュロパス

前田 アンヌ

— 夏の香りを丸めて乾かす香りのドロップス —

ボタニカル・インセンス

「剪定で刈り取ったハーブ、このまま捨てるのはもったいないな」――そんな時に。 ハーブとクレイを混ぜて成形するだけの、素朴な置き香を作ってみませんか。 火を使わず、置くだけで、植物のやわらかな呼吸が空間に溶け込んでいきます。

[材料]

(約10個分+チェック用) ※素材はすべて乾燥させ、微細な粉末にしておく

  • ラベンダー・2g / オレンジピール・2g
  • ピンクローズ・1g / カルダモン・1g
  • ジュニパーベリー・2g / マシュマロウ・2g
  • ホワイトカオリン・3g
  • 熱湯・10mL(追加用に20mL程用意しておく)
  • 精油・1滴(オプション)

[作り方]

1.マシュマロウに熱湯10mLを加えて溶き、ジュニパーベリーを混ぜて「糊」を作る。

2.他の粉末をすべて混ぜ、1の糊を加えて練る。

3.ラップをして15分寝かせた後、素材が柔らかく指が軽くしっとり感じるまで練る。水は数滴ずつ必要な分だけ加える。

4.小さじ半分をとり指でぎゅっと押し込み、半月形に成型し、風通しのよい日陰で1〜2週間、時々裏返しながら乾燥させる。

[使い方]

  • 置き香 器に並べるだけで優しく香ります。香りが薄れたら精油を垂らしてアロマドロップに。
  • 空薫 香炉で炭の間接的な熱で温めます。火の取り扱いに注意し、そばを離れないでください。

MEMO

  • 完成後はカビないよう乾燥剤と共に容器で保管し、早めに使い切りましょう。
  • 持った時に驚くほど軽く感じられれば完成間近です。チェック用を1つ割り、芯まで乾いているか確認してください。
  • 樹木やスパイスを使って作ると深い香りに仕上がります。
  • 写真の緑のドロップスは、ユーカリ・コニファー・シダー・マシュマロウ・グリーンクレイを練って固めたものです。

認定ナチュロパス
前田 アンヌ まえだ・あんぬ
認定ナチュロパスとしてオーストラリアNSW州をベースに2005年から活動。「日々の暮らしに自然療法を」をモットーに、誰にでも生活の中で活かし使える、現代自然療法を提案している。コンサルティング、企業アドバイス、イベント出演、自然療法関連の執筆も行う。
Instagram:@anne.naturopathy

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第76号 2026年6月