2026.6.20

PMSをラクにするセルフケアのポイント

女性ホルモンのリズムに合わせ、先回りのケアができるのが女性の強みです。 「月経だから…」「体質だから…」とあきらめずに、PMSをラクにするケアを取り入れましょう。

PMSの症状が起こるということは、排卵が正常に起こっており、2つの女性ホルモンがきちんと分泌されている証拠。不調がホルモンバランスの変化によるものと認識するだけで、つらさが軽くなることもあります。その上で、この時期をより快適に過ごせるよう工夫していきましょう。

POINT 01:ホルモンリズムを把握する

月経の日とPMSの現れた時期と症状をスケジュール帳などに記録しておきましょう。自分のホルモンリズムを把握すれば、PMSが起こりそうな時期には大事な用事を入れない、無理のないスケジュールを組むなど、先回りの対策をとることができます。PMSで対人関係に支障を来してしまいそうなら、この時期は会うのを控えてメールで済ませるなどの工夫を。

POINT 02:リラックスを心がける

PMSの症状は心身のストレスがあると強く感じやすいので、月経前はいつも以上にリラックスと休息を心がけましょう。規則正しい生活を送り、睡眠を十分にとることも大切です。明日できることは明日に延ばす、外出するより家で過ごす時間を楽しむといったように気持ちを切り替えるとよいでしょう。ハーブやアロマを使ったケアも有効です(右ページ参照)。

POINT 03:食事の内容に気をつける

月経前は過食傾向になる上、脂っこい物や味の濃い物を欲しやすく、体重増加やむくみに拍車がかかってしまいます。この時期は高カロリーの物や甘い物、塩分の多い物の摂り過ぎに気をつけ、アルコールやカフェインの摂取も控えめにしましょう。野菜たっぷりの鍋物やスープのように、薄味でカサがあるメニューはおすすめです。ダイエットは月経終了後から行うとスムーズです。

POINT 04:体を冷やさない

体が冷えると、血管が収縮して血行が悪くなり、自律神経のバランスが乱れることによってPMSの症状がひどくなることがあります。女性は特にお腹周りや腰を冷やさないようにしましょう。ぬるめの湯にゆっくり入浴したり、腹巻やカイロで温めたりして骨盤内のうっ血(血流の滞り)を解消すると、PMSや月経痛の軽減に有効です。

POINT 05:軽い運動をする

体がつらい時は激しい運動を控え、体を休めることが大切。ただし、適度な運動は気分転換になり、イライラや抑うつなどメンタルの不調軽減に役立ちます。ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、自律神経の働きを整え、血行を改善したり胃腸の働きをよくしたりすることでPMSの症状を和らげる効果が期待できます。ストレッチやヨガ、深呼吸もおすすめです。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第75号 2026年3月