ハーバルセラピストのための精油専門講座:第4回 精油や精油成分の薬理作用とそのメカニズム
1.はじめに 今回は精油や精油の成分の薬理作用について解説します。アロマセラピーの書籍やテキストにはあまり精油や精油の成分の薬理作用についての記述がみられません。これにはいくつかの理由が考えられます。まずひとつは精油や精油の成分はいくつか・・・
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第74号 2025年12月
特定非営利活動法人 日本メディカルハーブ協会 理事長
林 真一郎
1.はじめに 今回は精油や精油の成分の薬理作用について解説します。アロマセラピーの書籍やテキストにはあまり精油や精油の成分の薬理作用についての記述がみられません。これにはいくつかの理由が考えられます。まずひとつは精油や精油の成分はいくつか・・・

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第74号 2025年12月
香辛植物と機能性 香辛植物は近年の日本の食生活で身近な存在となり、風味づけだけでなく健康面での価値からも注目されている。スパイスは芽・葉・種などの葉以外の部分、ハーブは主に生の葉を指すなど、植物の部位によって名称が区別される¹⁾。これらは古くから食品の保存性向上や栄養補給、生薬と・・・
緒言 自閉症スペクトラム障害(ASD)は、幼少期から思春期にかけて発症する発達障害の一種である。この疾患の中核症状の一つに社会性の低下があり、これが患者のコミュニケーション能力に支障をきたす一因となる。ASDの治療には、心理社会的支援や教育的介入に加えて薬物療法が用いられる場合が・・・
平素は日本メディカルハーブ協会(JAMHA)の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。 先般お届けいたしました会報誌77号に同封のチラシにてご案内の「第29回日本アロマセラピー学会学術総会」につきまして、お申し込みの際、参加登・・・
1. はじめに 皮膚科領域に精油を用いる場合だけでなくオイルマッサージの場合にも精油と皮膚が接触することになります。皆さんのなかには精油を含んだ化粧品で肌に刺激を感じたりオイルマッサージで肌に炎症を起こすなどの経験をされた方もいらっしゃると思います。今回は精油の皮膚への安全な使い・・・
イソプレノイド経路によって生合成されるジテルペン(C20骨格)は、テルペン類の中でも一つの分水嶺をなす化合物群といえます。 精油の主成分であるモノテルペンやセスキテルペンと比較すると、ジテルペンの最大の特徴は、分子量が大きく、脂溶性が高く、・・・
サイコを筑波の薬草園で栽培したことがある。盛夏には黄色の花が一面に咲いた。多くの昆虫が蜜を吸いに集まってくる。よく見るとスズメバチの仲間が散見された。秋に根を収穫するので、果実の結実を待った。1年生のサイコは根が細いが、2年生は太いものが収穫された。 1. ミシマサイコの特徴 ミ・・・