香り成分「β-カリオフィレン」の吸入に血管保護効果があることを発見
ニコチンによる動脈硬化の抑制効果にも大きな期待(稲畑香料)
クローブや黒胡椒などに含まれる香り成分「β-カリオフィレン(BCP)」を吸入することで強い血管保護効果が発揮されることを、マウス実験によって明らかにした。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第61号 2022年9月
ニコチンによる動脈硬化の抑制効果にも大きな期待(稲畑香料)
クローブや黒胡椒などに含まれる香り成分「β-カリオフィレン(BCP)」を吸入することで強い血管保護効果が発揮されることを、マウス実験によって明らかにした。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第61号 2022年9月
MHVOL61/β-カリオフィレン(BCP)/クローブ/ニコチン/世界のメディカルハーブTOPICS/動脈硬化/稲畑香料/血管保護効果/黒胡椒
海外の一部地域で、大学生の不安、抑うつ、睡眠障害が多く、記憶機能や学業成績への影響が問題となっている。一部では認知機能向上を目的とした刺激薬の使用もみられると報告されている。
近年、日本では健康維持や症状緩和を目的として、ハーブや健康食品、漢方薬などの補完・代替療法(Complementary and Alternative Medicine:CAM)への関心が高まっている。成人領域では、がん治療に伴う副作用の軽減やQOL(生活の質)の改善を目的とした研究が進められている一方、小児におけるハーブ療法の有効性や安全性に関するエビデンスは十分とはいえない。
近年、日本でもアロマ蒸留器を用いて植物から芳香蒸留水、いわゆる「ハイドロゾル」を自家製で作る人が増えている。ハーブウォーターやフローラルウォーターとして知られるこれらは、精油より刺激が少なく、スキンケアやルームスプレーなど幅広い用途で利用されている。特にナチュラル志向やセルフケア需要の高まりを背景に、家庭レベルでも蒸留を楽しむ文化が広がっている。しかし一方で、ハイドロゾルの有効性や安全性については、科学的データが十分とはいえない。そこで今回紹介する研究は、月桂樹ハイドロゾルの化学組成や抗菌作用、安全性を詳細に解析し、皮膚科学分野への応用可能性を検討したものである。
動脈スティフネス(動脈の硬さ)の亢進や血管内皮機能障害などの血管機能障害は、将来の心血管疾患発症を予測する重要な因子である。ハーブや香辛料を含む食品や栄養補助食品などの天然由来製品は、生理機能に有益な作用を有し、心血管疾患リスクの低減に寄与する可能性が示されている。 なかでもエゾウコギ( Eleutherococcus senticosus(シノニム;Acanthopanax senticosus))は、従来は根や根茎の利用が中心であったが、近年では果実についても新たな機能性が注目されている。
片頭痛は、悪心や光・音過敏を伴う神経疾患であり、世界的に有病率が上昇している。治療にはトリプタンやβ遮断薬などが用いられるが、薬物乱用や副作用の問題から、これらのリスクを軽減できる補完的な予防法への関心が高まっている。伝統医療に由来するキク科植物フィーバーフュー(ナツシロギク)は・・・
近年、日本でもハーブや家庭菜園を健康づくりに活用する取り組みが広がっている。高齢者施設での園芸活動、市民農園を通じた介護予防、ベランダ菜園による食育など、植物を育てる行為を身体・心理・社会的健康につなげる実践が増えている。一方で、ハーブ栽培を「減塩行動」に直接結びつけた研究はまだ少なく、新しい生活習慣介入として注目される可能性がある。