RESEARCH

メディカルハーブに関する研究論文ならびに海外の研究論文の内容梗概の日本語訳をここに公開しています。

第5回学術フォーラム:ハーブサプリメントのエビデンスと精神疾患の栄養食事指導

日時:2022年8月11日(木) 13:00~17:00 会場:オンラインにて司会:村上志緒学術委員会委員長参加者:申込み193名、当日参加100名、アーカイブ閲覧183回 【第一部】蒲原聖可先生(神奈川歯科大学大学院統合医療学講座)「ハーブの最新エビデンス – COVID-19・・・

2023.03.30
オメガ3脂肪酸は青少年の注意力向上に関連?

ドコサヘキサエン酸 (DHA) は、思春期の若者の選択的かつ持続的な注意力の向上に関連しており、アルファリノレン酸 (ALA) は衝動性の低下に関連しているようだ、というスペイン・バルセロナ国際保健研究所 (ISGLOBAL)からの研究報告。 思春期には、脳、特に注意を制御する上・・・

2023.03.30
超加工食品はがんリスクの上昇に関係する

超加工食品の消費量が多いほど、がんを発症して死亡するリスクが高くなる可能性があるようだ、という英国インペリアルカレッジロンドンによる観察研究。 研究チームは、超加工食品とがん発症リスクとの関連性について、これまでで最も包括的な評価を行った。超加工食品とは、炭酸飲料、大量生産の包装・・・

2023.03.24
プロポリス成分で前立腺がんの治療効果を向上させる(岐阜薬大)

ブラジル産グリーンプロポリスに含有される桂皮酸誘導体の中でもアルテピリンCが前立腺がん細胞のアンドロゲンシグナルを抑制することによって、増殖抑制効果や抗がん剤耐性前立腺がん細胞における耐性克服効果を示すことを明らかにした。 https://www.gifu-pu.ac.jp/ne・・・

2023.03.21
コリン欠乏は認知症と全身の健康に影響する

食事中のコリン欠乏は、心臓、肝臓、その他の臓器に深刻な悪影響を与える可能性があるようだ、という米国アリゾナ州立大学からの研究報告。コリンの不足は、アルツハイマー病に関連する脳の深刻な変化にも関連しているようだ。 研究チームは、食事からコリンを除去した正常マウスと、コリンを持たない・・・

2023.03.21
高齢者は寿命延長のために1日当たり約5,000~7,000歩あるけば十分?毎日の歩数と死亡との量反応関係を解明 (早稲田大)

高齢者全体およびフレイルでない高齢者では、歩数と死亡リスクの量反応関係の結果から 1日当たり約5,000-7,000歩で死亡リスクへの有益な効果が頭打ちになることを示した。 1日当たりの歩数が5,000歩未満の者が歩数を1,000歩増やすことで死亡リスクが23%低下したが(9-1・・・

2023.03.21
メディカルハーブの科学論文を読む 第四回:本文を読み解く

前号では、呈示した「アロマセラピーは、健常高齢者の認知機能改善に効果があるか?」というタイトルの論文について、アブストラクトの構造化によりポイントを挙げていきました。「背景→方法→結果→結論」といった構造で成り立つアブストラクトでは、研究の動機や進め方、結果とそのとらえ方などを確・・・

2023.03.20
NRF2活性化を介したNLRP3インフラマソーム活性阻害に起因する、ローズマリー由来カルノシン酸のアルツハイマー病・パーキンソン病およびLong COVIDの予防や治療に対しての有効性

ローズマリー (シソ科Rosmarinus officinalis ) は、容易に入手でき、なおかつ美味しさで人気のあるハーブであり、多くの国で伝統的な薬用植物として用いられている。

2023.03.17
ポリフェノールと腸内細菌叢、またその健康増進効果について

ハーブやスパイスに含まれるポリフェノールは我々の生活の中で最も身近な抗酸化物質だ。

2023.02.28
食後の「運動スナック」が筋肉の維持に役立つ

定期的な「運動スナック」で長時間の座りっぱなしを中断することは、筋肉の量と質を維持するのに役立つ可能性があるようだ、というカナダ・トロント大学からの研究報告。2分間ウォーキングや自重スクワットなどが有効だという。 「座りっぱなしの時間が長引くと、食事の後に血液から糖をろ過する体の・・・

2023.01.24
肥満男性における高炭水化物摂取後の血中代謝物に対するシナモンとトウガラシの有益な働きについて

過体重や肥満の人には高炭水化物食は好ましくない食後代謝反応を誘発する可能性があるので避けるべきだと結論づけられ、また、日々の食材としてシナモンや唐辛子を利用することが推奨された。

2023.01.23
1歳時点におけるヨーグルトとチーズの摂取頻度と1歳時点および3歳時点における睡眠時間の関係: エコチル調査 (富山大)

「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用いて、子どもの発酵食品(ヨーグルト・チーズ)の摂取頻度と、1歳時点と3歳時点の子どもの睡眠時間との関連を調べた結果、1歳時点におけるヨーグルトの摂取頻度が高いと3歳時点における睡眠不足のリスクが減る傾向が認められた・・・

2023.01.19
カレンデュラの研究情報

カレンデュラ(キク科 キンセンカ属 Calendula officinalis:Calendula, Pot Marigold)は、日本名をトウキンセンカ(唐金盞花)といい、明るい橙黄色の花を咲かせ、薬効とともにその愛らしい姿からも親しまれてきました。 メディカルハーブとしてのカ・・・

2023.01.13
メディカルハーブの科学論文を読む 第三回:構造化アブストラクト

前回は、研究デザインのうち、臨床研究の中でもエビデンスレベルの高い「介入研究」を理解するときに重要な「リサーチクエスチョン」の構造化についてみていきました。研究者が検証したい仮説はリサーチクエスチョンに反映され、論文を読み解くには、まず、その研究のPICOの明確化が大切であること・・・

2023.01.06
2型糖尿病ラットの認知障害に対する持久力トレーニングとジャーマンカモミール花水性エタノール抽出物の改善効果

糖尿病は,中枢神経系の変性に関連すると認識されており,最終的には認知障害につながることが大きく懸念されている. いくつかの研究は,運動が糖尿病に関連する認知機能低下を改善できることを示唆しているが,2型糖尿病の認知障害に対するジャーマンカモミール(キク科Matoricaria c・・・

2022.12.27
うつ病の薬物療法とサフランとカモミールのブレンドハーブティーの併用の効果

うつ病は年々増加しており、全世界の人口の5%が罹患していると推定されている。大うつ病性障害(MDD)の治療には、選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI)や三環系抗うつ薬 (TCA)などが用いられているが、SSRIなどの薬剤の慢性的な使用はさまざまな副作用を引き起こす場合があ・・・

2022.11.18
マウスにおけるヒトマクロファージおよびTLR4およびTLR7 / 8誘発ウイルス性炎症に対するハーブ免疫調節の有効性:SARS-CoV-2(新型コロナウィルス)感染の予防と治療

今回紹介する論文は,SARS-CoV-2(新型コロナウィルス)に対する予防や治療についての植物療法の有効性について,免疫調節という観点から研究したものである。 背景としては,ワクチンを普及し,SARS-CoV-2 に対する治療法を開発するためにあらゆる努力が払われてきた・・・

2022.10.20
メディカルハーブの科学論文を読む 第二回:介入研究・リサーチクエスチョンの構造化

メディカルハーブについての理解を深め、より効果的で安全なハーブの活用につなげるためには、研究により導き出されたエビデンス(科学的根拠)を正しく捉えることはとても重要です。 前回は、まずメディカルハーブの研究や研究情報の現状の把握や、行われている研究が内容によってどのように分類され・・・

2022.10.10
セージの様々な有用成分

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2022.10.04
ビタミンK の新たな作用とその還元酵素を発見(東北大)

血液凝固に関連する作用が知られているビタミンKに、フェロトーシス(脂質酸化細胞死)を強力に防ぐ作用があることを新たに発見。 還元型のビタミンKが抗酸化物質として働き、脂質の酸化を抑えることで細胞死を抑制することがわかった。 https://www.tohoku.ac.jp/jap・・・

2022.10.04
低強度の運動とタマネギ・ブロッコリーなどのポリフェノール
を含む食品摂取の組合せで、 中高齢者の筋肉の質の一部
「筋柔軟性」が改善することを解明(立命館大)

中高齢者を対象としたランダム化二重盲検比較試験により、低強度レジスタンス運動と、タマネギやブロッコリーなどの食品に豊富に含まれるポリフェノールの一種であるケルセチンに糖を合わせたケルセチン配糖体との筋肉の量や質に対する組合せ効果を検証した。 その結果、日々ケルセチン配糖体を摂取し・・・

2022.10.04
大豆製品摂取と認知症リスクとの関連(国立がん研究センター)

男女とも、総大豆製品やイソフラボン摂取と認知症リスクとの関連はみられなかったが、個々の大豆食品では、女性において納豆摂取と認知症リスク低下と関連がみられた。 納豆には、イソフラボンも多く含まれているが、ナットウキナーゼやポリアミンといった酵素も含まれており、動物実験において、認知・・・

2022.10.04
香り成分「β-カリオフィレン」の吸入に血管保護効果があることを発見

ニコチンによる動脈硬化の抑制効果にも大きな期待(稲畑香料) クローブや黒胡椒などに含まれる香り成分「β-カリオフィレン(BCP)」を吸入することで強い血管保護効果が発揮されることを、マウス実験によって明らかにした。 https://newscast.jp/news/5985515

2022.10.04
令和3年簡易生命表の概況 (厚労省)

男の平均寿命は 81.47年、女の平均寿命は87.57年となり前年と比較して男は 0.09年、女は0.14 年下回っている。https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life21/index.html

2022.10.04
男性のオメガ 3 系脂肪酸摂取量と配偶者に対する暴力の関連について:エコチル調査 (富山大)

「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用い、オメガ 3 系脂肪酸(青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、エゴマ油やシソ油に多く含まれるα-リノレン酸など)を多く摂っている男性は、配偶者(パートナーを含む)に対して・・・

2022.10.04
抗がん剤による末梢神経障害に対するサフラン成分クロシンの有効性

抗がん剤による末梢神経障害であるCIPN(化学療法誘発性末梢神経障害)は抗がん剤治療における副作用の1つで、抗がん剤の種類により30%から90%の割合で発症し、投与後すぐに表れる急性神経障害や、長期間継続する慢性神経障害を起こし、患者のQOLに影響を与えるだけでなく、症状の程度により治療の制限や中断が必要になる場合もあり、治療全体に大きな影響を与える場合がある。

2022.09.14
2022年7月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】H300【商品名】サメナンコツ 【届出者名】株式会社日本予防医学研究所 【機能性関与成分】サメ軟骨由来コンドロイチン硫酸、サメ軟骨由来ヒドロキシプロリン 【関与成分を含む原材料】サメ軟骨分解物 【表示しようとする機能性】本品にはサメ軟骨由来コンドロイチン硫酸とサメ軟骨・・・

2022.09.06
2022年6月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】H204【商品名】オリザ ルテオリン 【届出者名】オリザ油化株式会社 【機能性関与成分】ルテオリン 【関与成分を含む原材料】菊の葉抽出物 【表示しようとする機能性】本品にはルテオリンが含まれています。ルテオリンは、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる目の不快感を軽減さ・・・

2022.09.06
ベチバーによる汚染水中の重金属除去のためのファイトレメディエーション

ファイトレメディエーション (phytoremediation) とは,環境の修復のために,植物を用いることをいう。植物が気孔や根から水分や養分を吸収する能力を利用して,土壌や地下水,大気の汚染物質を吸収,分解する技術であり,生物を用いる環境修復であるバイオレメディエーションの一・・・

2022.08.20
新型コロナ後遺症におけるアダプトゲンハーブの有効性について

新型コロナ感染をして治療した後に、感染性がなくなったにもかかわらず、疲労感、倦怠感、息苦しさ、筋力低下、頭痛、および嗅覚味覚障害などが続いたり、新たに症状が出現するなど、後遺症の症状がみられる場合がある。これら後遺症については様々な研究がなされているが、不明点が多く効果的な治療法・・・

2022.07.22
ラベンダーの多様性:精油の効果を最大限に活用するために

はじめに 「生物多様性(Biological Diversity)」という言葉を耳にする機会が増えてきた。地球上の生物がバラエティに富んでいることを意味する言葉として広まっている。 “ラベンダー”は、地中海沿岸を原産とするシソ科(Lamiaceae)の常緑生低木であるが、ラバンデ・・・

2022.07.20
コーヒー及びお茶の摂取と肺がんリスクとの関連 (国立がん研究センター)

参加者110万人以上の17の疫学研究(前向きコホート研究)を用いて、コーヒーやお茶の摂取と肺がんリスクとの関連を検討した。 コーヒーもお茶も飲まないグループと比較した肺がんリスクは、コーヒーのみを飲むグループでは、現在喫煙者で1.30倍、過去喫煙者で1.49 倍、喫煙したことのな・・・

2022.07.20
高齢者の葉酸低下は認知症と死亡リスクの上昇に関連している?

血中葉酸レベルが低い高齢者は、認知症の発症リスクや全死因による死亡リスクが高まる可能性がある、という米国マウントサイナイ医科大学などからの研究報告。 研究チームは、イスラエル在住で、葉酸濃度を測定した2013年までの少なくとも10年間認知症がないことが確認された27,188人(6・・・

2022.07.20
玉ねぎに含まれるケルセチン配糖体の腸内細菌代謝物の肝細胞保護効果とその分子機構を解明(岡山大)

玉ねぎなどに多く含まれるポリフェノール(ケルセチン配糖体)が、腸内細菌叢による代謝を介して、健康機能に寄与する可能性を見出した。 ケルセチン配糖体の主要な腸内細菌代謝物であるOPACが、エタノール代謝で生成する毒性物質アセトアルデヒドからの細胞を保護することを明らかにし、その分子・・・

2022.07.20
高齢日本の20年後:認知症患者は減るが、格差拡大・フレイル合併で介護費増 (東京大)

20 年後の日本では人口高齢化にもかかわらず認知症患者の総数は減るという予測を世界で初めて発表しました。 認知症患者の総数は減る一方、男女格差・学歴格差が広がること、格差の影響を受ける人たちではフレイルを合併し、介護費総額は増えることがわかりました。https://www.m.u・・・

2022.07.20
メディカルハーブの科学論文を読む:第一回:研究情報の現状・研究デザインの種類

​ メディカルハーブを活用したり、効能を実感したりした時、それについて科学的な研究はされているのだろうか?知りたい!と思う事はありませんか? メディカルハーブは世界各地でその土地の人たちが、植物の性質をしっかりと受け取ることと活かすことで生まれ、今に繋がっています。そして今では、・・・

2022.07.16
ビタミンではCOVID-19を治療できないという研究レビュー

COVID-19患者の入院データの解析から、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛のサプリメントを摂取しても、COVID-19による死亡リスクは下がらないことが明らかになった。米国トリード大学の研究。 研究チームは、世界中から5,600人以上のCOVID-19入院患者を含む26件の査読済み・・・

2022.07.16
2022年5月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G740【商品名】血糖値ダブル対策 【届出者名】株式会社ディーエイチシー 【機能性関与成分】桑の葉由来イミノシュガー、バナバ葉由来コロソリン酸 【関与成分を含む原材料】桑の葉エキス末(桑の葉エキス、デキストリン)、バナバ葉エキス末 【表示しようとする機能性】本品には、・・・

2022.07.04
中程度の新型コロナウイルス感染における甘草とボスウェリアの効果

新型コロナウイルスの予防や治療に関して、治療薬やワクチンの補完的役割を期待し、さまざまなメディカルハーブが研究されている。 新型コロナウイルスは、ウイルス表面のスパイクタンパク質がヒト細胞表面にあるアンジオテンシン変換酵2(ACE2)受容体に結合して細胞に侵入する。また、それに伴・・・

2022.06.22
ハーブに含まれる抗がん化合物のレシピを発見

タイムとオレガノは腫瘍の発生を抑制する抗がん化合物を含むが、トマトソースにさらに加えるだけでは大きな利益を得るのに十分ではなく、これらの植物の力を解き放つ鍵は、生成される化合物の量を増幅するか、医薬品開発のために化合物を合成することであるという。 米国パデュー大学の研究チームは、・・・

2022.06.01
炎症誘発性の食事は、中高年成人のフレイル発症のオッズの増加と関連

炎症誘発性食品(例えば、単純糖質または飽和脂肪が豊富な食品)が多い食事を定期的に摂取することは、中高年期のフレイル発症のリスク増加と関連しているようだ、という米国マーカス加齢研究所などからの研究報告。 米国の地域在住高齢者の約6人に1人は、転倒、入院、死亡のリスクが高まる機能障害・・・

2022.06.01
ローズマリー由来のカルノシン酸が新型コロナを抑制する可能性(東京工科大)

ハーブの一種であるローズマリー由来のカルノシン酸(CA)が、新たなメカニズムで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を抑制する可能性を示す。 この抑制は新型コロナウイルスの遺伝子変異の影響を受けないため、ウイルスの株の種類に関係なく抑制できることが期待される。またCAは脳へ・・・

2022.06.01
緑色地中海ダイエットは加齢に伴う神経変性を遅らせる?

緑色地中海ダイエットは、加齢に伴う神経変性を遅らせる働きがあり、部分的にはポリフェノールのおかげかもしれない、というイスラエル・ネゲヴ・ベン・グリオン大学からの研究報告。 研究チームは、31-82歳の男女284人(男性88%)をランダムに3群に分け、18カ月にわたって各々(1)健・・・

2022.05.31
2022年4月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G1311【商品名】減脂生活 【届出者名】株式会社太田胃散 【機能性関与成分】葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)、オリーブ由来ヒドロキシチロソール 【関与成分を含む原材料】葛の花抽出物、オリーブ葉抽出物 【表示しようとする機能性】本品には葛の花由来イソフ・・・

2022.05.26
2022年3月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G1244【商品名】フラバンサプリメントK 【届出者名】株式会社西洋新薬 【機能性関与成分】松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3 【関与成分を含む原材料】松樹皮抽出物 【表示しようとする機能性】本品には、松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3が含まれます。松樹皮由来プロ・・・

2022.05.26
2022年2月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G980【商品名】植物性藻類DHA(ディーエイチエー)配合DHA(ディーエイチエー)900 【届出者名】株式会社ルネサンス 【機能性関与成分】シゾキトリウム由来DHA 【関与成分を含む原材料】シゾキトリウム精製オイル 【表示しようとする機能性】本品にはシゾキトリウム由・・・

2022.05.26
2022年1月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G892 【商品名】グッスリン2-V 【届出者名】株式会社沖縄県物産公社 【機能性関与成分】cクワンソウ(アキノワスレグサ)由来オキシピナタニン 【関与成分を含む原材料】アキノワスレグサ抽出物、アキノワスレグサ葉 【表示しようとする機能性】本品にはクワンソウ(アキノワ・・・

2022.05.26
2021年12月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G840【商品名】クロノケアC(シー) 【届出者名】フジッコ株式会社 【機能性関与成分】黒大豆ポリフェノール 【関与成分を含む原材料】黒大豆種皮抽出物 【表示しようとする機能性】本品には黒大豆ポリフェノールが含まれます。黒大豆ポリフェノールには日常生活により生じる一過・・・

2022.05.26
ハーブ成分による上皮タイトジャンクション制御とその応用

  ペプチド・タンパク質や核酸を主成分とする「バイオ医薬品」は、その標的特異性と薬効の高さから市場規模を急速に拡大している。実際、2020年の世界医薬品売上高トップ100のうちほぼ半数を占めており、この傾向は今後も続くと考えられる。 バイオ医薬品は高分子量かつ高親水性のため、皮膚・・・

2022.05.18
シナモン樹皮とブドウの搾りかすによるメタボリックシンドロームの症状改善と腸内環境

​ ポリフェノールがメタボリックシンドロームに関連する危険因子の予防と治療に大きな可能性を秘めていることを示唆するエビデンスが増えている。 シナモン(クスノキ科Cinnamomum verum)やブドウ(ブドウ科Vitis vinifera)がポリフェノールを含むことはよく知られ・・・

2022.04.26
ヒノキ葉抽出物の抗炎症作用のメカニズム

ヒノキ(ヒノキ科ヒノキ属 檜 Chamaecyparis obtusa)は日本の森に多く見られ、その木材はヒノキの家やヒノキ風呂など大いに活用されている。また暮らしの中では、魚や果物などを葉の上に載せて抗菌作用を活かし、食材の品質保持にも使われている。

2022.04.26
緑茶の抗肥満作用を柑橘由来成分が増強 食品成分の機能的な組み合わせ (機能性フードペアリング)の実証(九州大)

柑橘由来ポリフェノールが緑茶の抗肥満作用を増強することをヒト介入試験で明らかにした。 30~75歳の健康な日本人男女60名を対象に介入試験を12週間行ったところ、緑茶と柑橘由来ポリフェノールを組み合わせて摂取することで、従来よりも少ない量の緑茶カテキンの摂取で抗肥満作用が期待でき・・・

2022.01.02
血中ビタミンD濃度とCOVID-19の罹りやすさや重症度との関係
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2022.01.02
「ブルーベリー 」安全性:被害事例

38歳妊婦 (日本)が、妊娠9ヶ月から2ヶ月間、ブルーベリー入りヨーグルトを連日摂取していたところ (摂取量不明)、在胎39週1日で自然分娩にて出産したが、出生児にチアノーゼ、SpO2低下が認められ搬送された。 超音波検査にて右心壁肥厚、三尖弁逆流、心房間の右左シャント、肺高血圧・・・

2022.01.02
百歳以上の高齢者の数が8万6000人以上(厚労省)

百歳以上の高齢者の数は、老人福祉法が制定された昭和38年には全国で153人だったが、昭和56年に千人を超え、平成10年に1万人を超えた。平成24年には5万人を超え、今年は86,510人(前年比+6,060人)。 また、百歳以上の高齢者のうち女性は全体の約88%だった。ちなみにちょ・・・

2022.01.02
アボカドは女性の腹部脂肪分布を変化させる?

アボカドは女性の腹部脂肪分布を変化させる? 毎日のアボカド摂取は、女性の体脂肪をより健康的な構成に再配分するのに役に立つ可能性が高い、という米国イリノイ大学アーバナシャンペン校からの研究報告。 研究チームは、肥満成人155名を対象に、ランダム化臨床試験を実施した。ランダムに2群に・・・

2022.01.02
不安や抑うつの軽減だけでなく、日々のストレスを和らげるレモンバーム

レモンバーム(Melissa officinalis)は伝統的にマイルドな不安症や不眠に用いられてきた身近なハーブだ。 その抗不安作用と抗うつ作用をもたらす主要成分はフェノールとフラボノイドで、主にロスマリン酸だ。動物実験では、ロスマリン酸はGABAトランスアミナーゼを阻害するこ・・・

2021.11.25
セントジョンズワート油,ザクロ種子油とクルクミンとの併用による創傷治癒効果

セントジョンズワート(オトギリソウ科 Hypericum perforatum)とザクロ(ミソハギ科 Punica granatum)はどちらも傷を癒すとして方雨用され,伝承されてきた。そしてウコン(ショウガ科 Curcuma longa)の成分クルクミンは抗炎症作用を持ち,大い・・・

2021.11.25
2021年11月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G726【商品名】小麦ブラン 【届出者名】日清フーズ株式会社 【機能性関与成分】小麦由来アラビノキシラン 【関与成分を含む原材料】小麦ふすま 【表示しようとする機能性】本品には小麦由来アラビノキシランが含まれます。小麦由来アラビノキシランは善玉菌(酪酸菌)を増やすこと・・・

2021.11.18
月桃のもつ抗ガン作用とその要因物質としてのデヒドロカヴァイン

ショウガ科ハナミョウガ属 Alpinia zerumbet は,ゲットウ(月桃)として親しまれている常緑多年生草本植物であり、日本では沖縄県や九州南部、例えば沖縄諸島、奄美大島や徳之島などに分布し,サンニン(A. zerumbet var zerumbet島月桃),ソウカ(A. ・・・

2021.10.25
ginger on gray surface
ジンジャーのうがい薬で糖尿病のドライマウスを改善

糖尿病の患者数は世界的に急増しているが、疾患が疑われる人を含めると、日本でも現在約5人に1人が糖尿病を罹患しているとされる。糖尿病はその進行とともに、心血管疾患、網膜症、腎症、神経障害など様々な合併症を引き起こしQOLを下げるが、その合併症の一つにドライマウス(口腔乾燥症)がある・・・

2021.10.25
2021年10月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G534【商品名】αGR Wellness(アルファジーアール ウェルネス) 【届出者名】株式会社MUSOLU 【機能性関与成分】モノグルコシルルチン、モノグルコシルヘスペリジン 【関与成分を含む原材料】酵素処理ルチン 【表示しようとする機能性】本品にはモノグルコシル・・・

2021.10.18
認知症の予防にマインド(MIND)ダイエット

病気の予防に様々な食事法が存在しているが、その中でも地中海式ダイエット(Mediterranean diet)とダッシュ(DASH)ダイエット(Dietary Approaches to Stop Hypertension)は、それぞれ心臓病予防と高血圧予防のために欧米で広く用い・・・

2021.10.11
purple petaled flowers in mortar and pestle
急性呼吸器感染症における植物療法の初期治療の影響

メディカルハーブが一般開業医にも広く利用されているドイツならではの興味深い後ろ向きコホート研究が発表された。 急性下気道および上気道呼吸器感染症と診断された患者のうち処方初日にメディカルハーブを処方された117,182名と同数のメディカルハーブを処方されていない対照者の、罹患期間・・・

2021.10.07
バタフライピー,関節の滑膜でのマトリックス-メタロプロテアーゼ-2の
活性抑制により関節炎の症状緩和

バタフライピー(マメ科 チョウマメ 蝶豆 Clitoria ternatea)は,花が蝶に似ていることからその名前がつけられた。花弁に青色のデルフィニジン系のアントシアニンであるテルナシンを豊富に持ち,その美しさからの人気も高い。また,タイや台湾などで,抗酸化のためのハーブティー・・・

2021.09.25
2021年9月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G425【商品名】BRAINs(ブレインズ) 【届出者名】株式会社ファンケル 【機能性関与成分】バコパサポニン、熟成ホップ由来苦味酸 【関与成分を含む原材料】熟成ホップエキス末 【表示しようとする機能性】本品にはバコパサポニン、熟成ホップ由来苦味酸が含まれます。バコパ・・・

2021.09.18
更年期のホットフラッシュは食事で軽減できる?

ダイズが豊富な植物ベースの食事によって、更年期の中程度から重度のほてり(ホットフラッシュ)を減らせるかもしれない、という米国ジョージワシントン大学からの研究報告。 ダイズが豊富な植物ベースの食事が、中程度-重度のほてりを1日5回近くから1回未満へ84%減少させるという。 研究チー・・・

2021.09.08
カラフルな食品が認知機能の低下を抑える?

イチゴ、オレンジ、コショウ、リンゴなどのフラボノイドが豊富な食品を毎日0.5サービング以上摂取する人は、認知機能低下のリスクが20%低いようだ、という米国ハーバード大学からの研究報告。 研究チームは、米国の長期大規模疫学研究である、看護師健康研究(1984-2006)の参加女性4・・・

2021.09.07
赤血球オメガ3レベルが高いと平均余命がほぼ5年長く

赤血球のオメガ-3系脂肪酸レベルが高いものは、全死因による死亡リスクが低めであるようだ、というスペイン・ホスピタルデルマール医学研究所の報告。 研究チームは、米国の長期大規模疫学研究であるフラミンガム子孫コホートから平均11年追跡調査された65歳以上の2,240人の血中脂肪酸レベ・・・

2021.09.07
過剰なコーヒーに認知症のリスク?

1日6杯以上のコーヒーは、認知症リスクの53%の上昇と関連していた、というサウスオーストラリア大学からの研究報告。 研究チームは、英国バイオバンク参加者17,702名(37-73歳)のデータを解析し、コーヒーの大量摂取が脳の総容量の減少と認知症のリスクの増加に関連していることを発・・・

2021.09.06
「カフェイン」安全性:危険情報

50代男性 (日本) が、数時間の間にエナジードリンク3本、海外製カフェインサプリメント2種類を摂取したところ、意識低下し、救急搬送され、その後死亡した。 死後のカフェイン血中濃度は753.8μg/mL、尿中濃度は464.3μg/mLであり、カフェイン中毒死と診断された。 日本法・・・

2021.09.06
close up of shells over white background
クルミを食べることは認知機能の低下を予防する

食事に取り入れやすい,美味しいナッツ,クルミ(クルミ科Juglans regia)。​クルミには抗酸化作用と抗炎症作用を持つ成分が含有されており,いくつかの研究で食事にクルミを補給することで認知力が向上し,軽度の認知障害やアルツハイマー病のリスクや進行が減少する可能性があることが・・・

2021.08.25
2021年8月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G350【商品名】野菜生活100ケアプラス 柑橘mix(ミックス) 【届出者名】カゴメ株式会社 【機能性関与成分】β-カロテン 【関与成分を含む原材料】にんじん、ケール、ほうれん草、アスパラガス、クレソン、パセリ、かぼちゃ、レタス、キャベツ、はくさい、セロリ、オレンジ・・・

2021.08.18
月経困難症の痛みをフェンネルでコントロール

フェンネル(Foeniculum vulgare)は、駆風作用や去痰作用があり、食用ハーブやハーブティーとして、世界で愛用されている身近なハーブの一つだ。 フェンネルは中医学では伝統的に冷えと痛みを伴う胃腸障害や月経困難症に用いられてきた。欧米でも鼓腸や疝痛に伝統的に使用されてき・・・

2021.08.08
オレンジジュースやその成分はその抗酸化、抗炎症作用から免疫機能をサポートする

美味しくいただくオレンジジュース・・。そのオレンジジュースや含有成分が免疫機能に対してどのように作用するかをテーマとしたレビューが発表された。 免疫力が低下すると,感染症にかかりやすくなり,また,感染症による症状が重症化する場合はよくみられる。 免疫応答の1つとして重要なのは炎症・・・

2021.07.27
2021年7月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】G138【商品名】静岡県産オーラック緑茶べにふうき微粉末スティック 【届出者名】やまと興業株式会社 【機能性関与成分】メチル化カテキン 【関与成分を含む原材料】緑茶(べにふうき) 【表示しようとする機能性】本品にはメチル化カテキンが含まれています。メチル化カテキンは、・・・

2021.07.18
閉経後の性交疼痛症と性的満足度の改善にカモミール

女性は更年期を経て閉経するとエストロゲンの分泌が減り、性器への血液供給の低下やコラーゲンの弾力性の低下などにより、膣の乾燥と萎縮が起こる。また、膣の乾燥と萎縮により、性交中の痛みと不快感、性交後の出血、灼熱感などの症状が引き起こされる。この膣萎縮は閉経期の女性の約75%が経験する・・・

2021.07.15
五苓散(ソウジュツ配合)の天気頭痛への効果を発見 気圧低下で起こる脳血流量増加に対する五苓散の抑制効果を確認 (熊本大)

脳血流量の減少・回復に対して五苓散(ソウジュツ配合)とロキソプロフェンの作用機序が異なる可能性が初めて明らかとなった。 五苓散(ソウジュツ配合)は、ロキソプロフェンとは異なる作用機序により、気圧変化による脳血流量への影響を低く抑えるため、天気頭痛で悩む方々への新たな対処法として期・・・

2021.06.30
紙の手帳の脳科学的効用について使用するメディアによって記憶力や脳活動に差(東京大)

スケジュールなどを書き留める際に使用するメディア(紙の手帳や、スマートフォンなどの電子機器)によって、記銘(記憶の定着)に要する時間が異なり、想起(記憶の再生)での成績や脳活動に差が生じことを初めて明らかにしました。 本研究グループは、参加者に具体的な予定を紙の手帳か電子機器でメ・・・

2021.06.30
フラボノイドの豊富な果物の摂取と脳卒中発症リスクの関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)

日本人の女性において、フラボノイドの豊富な果物の摂取量が多いほど、脳卒中の発症リスクが低下する可能性が示唆されました。 フラボノイドを豊富に含む果物の摂取が脳卒中発症リスクの低下と関連した理由として、フラボノイドによる抗酸化作用と抗炎症作用、動脈硬化の抑制や血圧降下作用などが考え・・・

2021.06.30