2026.3.8

季節のハーブを楽しむレシピ<冬>:コショウ

ハーブスパイス料理研究家

岩本 りか

 今回は、コショウを主役にした、パーティーにもぴったりの華やかレシピを2 品ご紹介します。

手軽に作れて見映えも抜群!ぜひご家庭でお試しください。

豚ロースのパストラミ

天然の防腐剤として肉の保存に使われていたコショウ。そのコショウを肉類にしっかりまぶして保存していたのがパストラミ製法。パストラミビーフが有名ですが、今回は豚肉を使って作ってみました。

材料(作りやすい分量)

豚ロース肉塊 ………………… 500g
塩……………15g( 肉の分量の3%)
ブラックペッパー ……………… 適量※
※適量=塊肉の表面をしっかり覆うくらいの量。あればホールタイプのブラックペッパーを挽いたり叩いたりして潰すと肉に香りが移りやすい。

作り方


豚ロース肉の塊の表面をフォークで刺し、全体にしっかりと塩をまぶす。


ラップで包んでバットに入れて冷蔵庫で3日ほど保存。途中、様子を見てラップの内側に水分がついていたら新しいものに替える。


冷蔵庫から出してラップを外したら、ホールを挽いた(潰した)ブラックペッパーを肉全体にまぶし、新しいラップで包んでバットに入れてさらに冷蔵庫で3~5日保存する。時々見て水分が出ていなかったらラップは変えなくてよい。


必要日数が経過後、ラップを外すと肉が締まっているので、ブラックペッパーがついた状態のまま、お好みの厚さに切ってフライパンで焼いていただく。
※ 燻製にしないので、必ず火を通してお召し上がりください。

[MEMO] 冷蔵庫に置きっぱなしで手間もかからず、とてもおいしく仕上がります。そのままだと少し塩味が強いので、野菜と合わせて炒めたり、パスタや米と合わせたり、パンに挟んだり、おつまみにも。ハムやベーコンなどの加工肉の代用としておすすめです。

ホワイトペッパーでさわやかなタコのカルパッチョ

さわやかな辛さのホワイトペッパーが決め手のタコのカルパッチョ。それぞれのハーブの香りとケイパーやレモンの風味と合わさってとても豊かな味わいを楽しめます。ちなみに、ピンクペッパーはコショウ科ではなくウルシ科の植物の果実です。

材料(2〜3人分)

刺身用タコ ………………… 2パック

【A】

  • ケイパー …………… 10粒ほど
  • バジルソース …………… 適量
  • ピンクペッパー …… 5粒ほど
  • ホワイトペッパーパウダー・小さじ1
  • 塩 …………………………少々
  • フレッシュハーブ
  • (タイム、オレガノ) ……あれば

エキストラバージンオリーブオイル…… 大さじ1
レモンスライス(半切り) ……… 10枚
クスクス(右説明参照)… 50g(あれば)

作り方


調理したクスクスを皿に平らに広げてタコをきれいに並べる。クスクスがない場合は皿に直接タコをそのまま並べる。


レモンスライスをタコの周りに並べて、 Aをタコの上全体に彩りよく散らす。


最後にオリーブオイルを回しかけてクスクスと合わせていただく。

⭐︎クスクスは、細かい粒状のパスタの1つ。地中海沿岸の国でよく食べられていて、塩を入れたお湯に浸けて戻してからつけ合わせなどにします。今回のレシピではフライパンにオリーブオイル小さじ2を入れて、みじん切りのニンニクを炒めてから、戻したクスクスを加えて軽く炒め合わせたものを皿に広げてタコと一緒にいただくようにしました。

ハーブスパイス料理研究家
岩本 りか いわもと・りか
ハーブスパイス料理研究家/食と香りの調香/ハーバルアロマセラピスト。滋賀県大津市でハーブとスパイスの教室aroma*Rを主宰。
Instagram @herbspicelover_rika

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第74号 2025年12月