2026.3.12

植物園めぐり:京都府立植物園(京都府京都市左京区)

冬枯れの景色に映える緑、温室に咲く鮮やかな花。寒い季節だからこそ出会える植物たちに、心癒やされるひとときを過ごしませんか。

四季を彩る日本最古の公立植物園

 京都市左京区にある京都府立植物園は、1924年に開園した日本で最も歴史ある公立植物園です。広大な敷地には約12,000種類の植物が育成され、四季折々の自然美を楽しむことができます。春にはチューリップや桜が園内を華やかに彩り、秋には紅葉が訪れる人々を魅了します。日本最大級の温室「観覧温室」では、熱帯から高山まで世界各地の植物を一年中鑑賞でき、珍しい花々との出会いも魅力です。市民の憩いの場としても親しまれ、自然とふれあいながら学びや発見を楽しめるスポットとなっています。

2024年1月に開園100周年を迎えた京都府立植物園。記念事業の一環で植物園を夜間に開放し、光や音が織りなす世界で昼間とは異なる植物たちの多彩な表情を彩る「LIGHT CYCLES KYOTO」を2026年3月末まで開催しています。

◆小川珈琲×LIGHT CYCLES KYOTOで楽しむハーブティー
京都を代表する老舗コーヒーロースター・小川珈琲とコラボレーションし、植物園ゆかりの植物を使った特製ホットドリンクをご用意。京都府立植物園で展示・栽培されている植物と同種のハーブや果実を使用し、香りや味わいを通して植物の恵みを感じていただけます。
※植物園で栽培されている植物と同じ種類のものを、外部から仕入れて使用しています。

世界の植物と出会える日本最大級の観覧温室

 京都府立植物園の観覧温室は、日本最大級のスケールを誇る植物展示施設です。館内は気候帯ごとに分かれ、熱帯雨林の大樹やサボテン、多彩なランや食虫植物など、約4,500種に及ぶ世界の植物を鑑賞できます。季節ごとに特別展示も行われ、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力です。温室全体が植物の生命力にあふれた空間となっており、学びと癒しのひとときを体感できます。

施設紹介(一例)

四季 彩の丘(絶滅危惧種園・中国植物園)

宿根草を中心に水生植物、有用植物などを植栽しており、四季折々の変化を創出しています。他にも、絶滅危惧種をはじめ日本の貴重な植物を展示している「絶滅危惧種園」、中国原産のハンカチの木などの多様な植物を植栽展示している「中国植物園」もあります。

日本の森 植物生態園

京都府庁開庁100年記念として造成した日本の森・植物生態園は日本各地の山野に自生する植物をできるだけ自然に近い状態で植栽しています。早春にはセツブンソウ、フクジュソウに始まり、春にはクリンソウ、キエビネ、ミズバショウなど絶滅危惧種を含め約1,000種類の樹木類、草本類が植栽展示されています。

ワイルドガーデン

石組み、丘、樹木を配したガーデン内の小道を、一年草や宿根草を楽しみながら歩ける庭園です。春から夏にかけてはジャーマンアイリス、サルビア、トケイソウなど、冬にはハボタンなどを楽しめます。

つばき園

12月から4月にかけて、園北部にあるつばき園にて、古典品種から現代の品種まで約250品種600本のツバキが開花します。冬から春にかけ単調になりがちな園内に彩りを添えます。

Information

京都府立植物園

 住  所 : 〒606-0823 京都府京都市左京区下鴨半木町
 T E L : 075-701-0141 
 営業時間 : 9時〜17時(入園は16時まで)、観覧温室開室時間10時〜16時(入室は15時30分まで)※季節やイベントによって開園・開室時間が異なる場合がありますので、詳細はHPをご確認ください。
 休 園 日 : 12月28日から1月4日まで
 入 場 料 : 一般500円/65歳以上、高校生250円/中学生以下無料 
 駐 車 場 : あり(有料)

※「LIGHT CYCLES KYOTO」は別料金・開催時間となります。詳細は公式サイト(https://www.lightcycles-kyoto.com/)をご確認ください。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第74号 2025年12月