2026.6.24
女性の健康に役立つハーブを学ぶ

ローズゼラニウム(Rose geranium)
【学名】 Pelargonium graveolens L’Hér.
【科名】 フウロソウ科
【使用部位】 葉
【主要成分】 精油(シトロネロール、ゲラニオール、リナロール、メントン)
【作用】 緩和、ホルモン分泌調整、防虫、消炎
【適応】 心身のバランスの不調
ローズに似た甘く優しい香りで心と体のバランスを整えるハーブ
ゼラニウムは、南アフリカ原産の常緑低木。園芸品種を含め数多くの種や品種がありますが、メディカルハーブとして利用されるのは、葉によい香りをもつ「センテッドゼラニウム(Scented geranium)」で、その代表がローズゼラニウム(Rose geranium)です。葉はローズに似た甘く優しい香りで、17世紀初めにヨーロッパに渡ってからは、ローズ精油の代用品として香水や化粧品などに使われてきました。また、中世ヨーロッパでは、悪霊を追い払う魔除けとして玄関や窓辺に植えられたり、高い治癒力をもつ薬草として用いられたりしていたといわれます。
精油成分のシトロネロールやゲラニオールは、心と体に起こる様々なバランスの乱れを整える作用があり、ホルモン分泌や皮脂分泌、消化液の分泌などのバランスを調整するだけでなく、ストレスによる精神的なバランスの乱れを整える効果が期待できます。そのためPMS(月経前症候群)で起こる気分の不安定やイライラ、むくみ、頭重感、更年期の心身の不調など女性特有の様々な症状の緩和に多用されています。
さらに、肌のコンディションを整える働きにも優れていることから美容分野でも活用され、様々な面で女性の美と健康をサポートしてくれます。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第75号 2026年3月





