アロマプランツハンターと巡る精油の旅
日程:2026年2月7日(土)
会場:KARIMOKU RESEARCH CENTER
エコロジカルハーバリスト(クラフト) 関野理恵

インテリアに携わる仕事をしてきた私は、カリモクさんの施設でScenting Designの概念を軸に活動される深津先生のお話を伺える絶好の機会と楽しみにしていた企画で、会場ではまずウッディな香りで迎えられました。
イベントでは、深津恵先生のルーツである大分と、世界各地の精油の産地を巡り自らの感覚で向き合ってきた植物と香りのストーリーを、それぞれの画像と精油の香りともに紹介いただきました。大分・日田杉の話では、製材の乾燥工程で生じる揮発成分を蒸留と結びつけ、環境配慮と地域資源の循環に活かしてきた実践がとても興味深かったです。マダガスカルのイランイランでは、蒸留時間に応じて現地スタッフがボトルを分けていく作業が印象深く、その蒸留時間別のグレード(ExtraからCompleteまで)差を実際に会場で嗅ぎ比べることで、香気成分の変化と用途の違いを感覚的に理解する貴重な機会となりました。
さらに、エジプトのゼラニウムやスウィートマジョラム、トルコのラベンダーについてもお話を伺いました。それぞれの産地の風土や蒸留施設・設備環境の違いとともに、トルコ産ラベンダーは枯れかけの香りが特に良いなど収穫のタイミングや、需給バランスがくずれていることなど市場動向にまで話題が及び、示唆に富んだ内容でした。深津先生のやさしく穏やかな語り口の中に、プランツハンターとしての確かな現場経験、精油への深い探究心と情熱が感じられる、学びの多い素敵な時間となりました。ぜひ第二弾も企画していただきたいです。





