2023.7.24

関西地区イベント報告 大和当帰葉蒸留~蒸留器いろいろ!香りくらべ体験

ハーバルプラクティショナー

川端路代

日程:2022年9月16日 会場:奈良県宇陀市

爽やかな秋晴れの中、奈良県宇陀市で大和当帰の葉を使った水蒸気蒸留と芳香蒸留水の香り比べを体験して来ました。

芳香蒸留器

まず、大和当帰の栽培地の宇陀地方は、冬は寒さが厳しく夏は涼しい気候で薬草が育ちやすい環境であることや宇陀の歴史を教えてもらった後、大和ハープの演奏を聴かせてもらい、とても美しい音色に心癒されました。

次に、大和当帰についてより詳しい説明をして頂きました。大和当帰は茎が赤くて草丈が低く、育てるのに非常に時間が掛かること、採油率が非常に低く精油が高価だという植物自体の話に加え、主な成分のリグスチリドには血流改善の作用があり、古くから月経不順や更年期障害などに用いられてきたことなど化学的な説明もあり、初めて知る話ばかりでとても楽しかったです。

大和当帰の芳香蒸留水と葉

そして、休憩の後はいよいよ体験の時間です。蒸留器の見学と芳香蒸留水の香り比べを体験する班と大和当帰の葉の活用法について説明を受ける班の2班に分かれ、途中で入れ替わりました。

芳香蒸留器はテキストでよく見る蒸留器の他に、ガラス製のリカロマという蒸留器や銅製のアランビックなど初めて見るものもあり、ワクワクしました。蒸留器の種類や蒸留時の気温や湿度、同じ芳香蒸留水でも採取当日と時間が経ったものでは香りが異なるとのことで、10種類ほどの芳香蒸留水の香り比べをさせてもらいました。

芳香蒸留水の香り比べ

蒸留直後は野性味のある強い香りで色は白く濁っていますが、数週間置くと色は透明になり、甘くフルーティーないい香りになっていて、とても驚きました。

大和当帰の葉の活用法の説明は、葉を使ったお料理のサンプルを前に手軽に作れるレシピを教えて頂きました(お土産に頂いた大和当帰の葉で後日自宅で作りました)。

葉を使った料理のサンプル

見る、聴く、嗅ぐなど、五感をたくさん使わせてもらい、とても楽しく記憶に残る時間を過ごすことができ、参加できて本当によかったです。

楽しい企画をしてくださり、本当にありがとうございました。そして、素敵な時間を一緒に過ごさせて頂いた参加者の皆様、本当にありがとうございました。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第64号 2023年6月