ハーブサミット南城大会プレイベント 琉球大学ツアー
日程:2025年11月14日(金)
会場:琉球大学
企画広報委員 上間美穂子
全国ハーブサミット南城大会のプレイベントとして『琉球大学ツアー』3名の講師の方々によるイベントでした。大学の研究と沖縄の自然、地域産業を一度に学べる充実した内容でした。
はじめに琉球大学の諏訪竜一氏による、沖縄在来植物であるオキナワニッケイ(カラキ)についての講演が行われました。カラキの香気成分や有効成分、味覚評価に関する研究結果が紹介されました。オキナワニッケイの葉はシンナムアルデヒドが多く、本土のニッケイやセイロンニッケイでは香気成分構成が大きく異なるようです。シンナムアルデヒドが多くあることで血糖値低下にも期待できるかもしれないとのことでした。形にも特上・上・中・下に分類されることに驚きました。成分分析という科学的視点から沖縄の植物を捉える内容で、とても興味深い講演でした。
続いて、又吉コーヒー園の又吉拓之社長による講演では、沖縄のコーヒー栽培の現状や取り組みが紹介されました。特に又吉コーヒー園は国内で4例目のQ認証を取得され、生産と精製を工夫されているようです。バラ園からコーヒー園への転作の経緯や、地域に根ざした農業の魅力についてのお話から、挑戦し続ける姿勢と地域とのつながりの大切さが伝わってきました。
講演後は、ガスクロマトグラフィーの見学をしました。分析機器を通して、植物の香りや成分を科学的に捉える研究の一端に触れる貴重な機会となりました。
最後に、琉球大学の赤嶺光氏の案内による学内散策が行われました。広大なキャンパス内を歩きながら、トゲナシアダンやイヌビワ、モモタマナや月桃など沖縄ならではの植物について解説をいただきました。まだ名前の付いていない植物の紹介もあり、とてもワクワクして驚きながらも写真を撮ったり、足元に落ちている種を拾ったりと、童心に返ったような気分で散策を楽しめました。
研究と自然が共存する琉球大学ならではの環境の中で、植物への理解が深まるとともに、参加者同士の交流も自然と生まれ、学びと発見に満ちた印象深い一日となりました。









