2025.12.31

ハーブで減塩レシピ:減塩ハーブソーセージ〜ルバーブのフルーツソースとマスタード添え〜

エコロジカルハーバリズム委員

つちやよしこ

ハーブと麹の豊かな風味で、塩分を市販ソーセージのわずか1/5に抑えたヘルシーソーセージ。
ルバーブとりんごのソース、そしてまろやかな自家製マスタードが彩りを添え、安心して楽しめる一品です。

材料(4名分)

[ソーセージ]

豚ひき肉(500g)         
フレッシュハーブ(大さじ3/みじん切り)   
 ・セージの葉、ローズマリー、タイム (3:1:1の割合)
 ・イタリアンパセリやミントなどを少し加えてもよい
A:味付け   ナツメグ(小さじ1/2)、塩麹*(小さじ2/3)ブラックペッパー(小さじ1/2)ライスペーパー(4枚)、セージの葉(約20枚)

[ルバーブとリンゴのソース]

ルバーブ(150g/1cmに切る)
リンゴ(1/2個/すりおろし併せて250gほど)
※ルバーブだけ、リンゴだけでもよい
甘麹(100g)、水・白ワイン(各50mL)、 レモン汁(1/2個)

[マスタード(100mL瓶)]

マスタードシード(黄・茶/各20g)
リンゴ酢またはホワイトワインビネガー(適宜)
クミンシードパウダー(小さじ1)
ターメリックパウダー(小さじ1)
 ※好みのスパイスパウダーでもよい
はちみつ(大さじ1)、塩麹*(小さじ1/2) 
用意するもの:オーブンシート(約60cm)、楊枝
*塩麹の作り方については2025年夏号『ハーブで減塩レシピ』を参照

[栄養成分](日本食品標準成分表8訂の計算による推定値)
減塩ハーブソーセージ(一人分)…カロリー336kcal、たんぱく質25.1g、脂質19.9g、炭水化物15.6g、食塩相当量0.60g/ルバーブソース(一人分/40g)…カロリー48kcal、たんぱく質0.7g、脂質0.1g、炭水化物10.6g、食塩相当量0.00g/マスタード(一人分/20g)…カロリー73kcal、たんぱく質2.8g、脂質3.7g、炭水化物7.9g、食塩相当量0.08g

作り方


大きめのボウルに豚ひき肉、ハーブ類とAを入れて、よく混ぜる。30分ほど冷蔵庫に入れて、味をなじませる。


その間にルバーブとリンゴのソースを作る。鍋にレモン汁以外の材料を入れて、火にかける。沸騰したら中火にし、木べらで混ぜながら15分ほど煮る。ルバーブが煮溶けてペースト状になったらレモン汁を加えて、2〜3分煮て、でき上がり。


冷蔵庫からソーセージを取り出し、4等分に分けておく。


ライスペーパーをはさみで半分に切り、20秒ほど水に漬けて柔らかくする。互い違いにし端を少し重ねてオーブンシートの上に広げる。肉を細い棒状にしてライスペーパーの手前1〜2cm空けたところに置く。肉の上にセージの葉を乗せて、ライスペーパーで巻いていく。破れないように注意。巻き終わったら、さらに伸ばしてオーブンシートの長さまで伸ばす。セージの葉が外側から見えるように蛇状に巻く。人数分作る。

※あまりきつく巻かない。端が外れそうなら、楊枝を挿して止める。


フライパンにソーセージを並べて火をつける。最初は火を強めて焼く。焦げめがついたら、ひっくり返し、火を中火に落として10分ほど焼く。焦げそうな場合は火を弱める。ふたはしないが、油が飛ぶのでやけどに注意。


焼き終わったら、皿に載せてソースと予め作っておいたマスタードを添える。ベビーリーフやゆでたジャガイモを添えるとバランスのよいひと品となる。

マスタードの作り方

瓶にマスタードシードを入れ、水を瓶の口まで入れる。半日置くとマスタードが倍ほどにふやける。途中水がなくなった場合は足す。半日置いたら水を捨てる。マスタードがかぶる程度にビネガーを注ぎ、スパイスパウダー、はちみつ、塩麹を加える。さらに半日置く。ビネガーが減った場合は、ビネガーを足す。2、3日置くとおいしく食べられる。

[食塩摂取量の話]2025年版の日本人の食事摂取基準では、成人の1日あたりの食塩摂取目標は男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。このレシピのソーセージはでき上がり約135gで、食塩相当量が0.6gです。市販品のソーセージは種類にもよりますが、同量で食塩相当量は約3.0gほどになります。

エコロジカルハーバリズム(食)講師養成特別講座

日本メディカルハーブ協会では、減塩やオルタナティブシュガー、旬の調味料作りなどにも取り組むエコロジカルハーバリズム(食)講師養成特別講座を今年度末から実施を予定しています。

レシピ制作:エコロジカルハーバリズム委員 つちや よしこ
レシピ監修:山崎 博美