『心と体をととのえる ハーブボール』出版記念ハーブボール作り&セルフケアワークショップ
日程:2025年2月21日(金)
会場:飯田橋 第二東文堂ビル
ハーバルセラピスト 柴田久美子
一般社団法人ハーブボールセラピスト協会代表理事の永田舞先生のご著書出版にあわせて開催されたワークショップです。
自宅でハーブを育てているのですが、いつも収穫した後の使い道に困っておりました。
ハーブティやお料理、その他チンキ剤で活用する以外に何か利用できないかしらと、ハーブ関連の書籍を眺めては、クラフト関係は不器用な私にはハードルが高いな。。。と思っていたのですが、今回のワークショップの開催を知り、「これならハーブを無駄無く利用できるのでは?」と参加することにしました。
ハーブボールは「何種類ものハーブを布に包み、温かく蒸したものを全身に押し当てる」「ハーブのお灸」とのことです。特に冷え性の方におすすめで、インドやスリランカでは、アーユルヴェーダの治療に使われています。
永田先生はご自身でアジア各地を巡り、現地で多くの講座を受講し、ハーブボールの素晴らしさを日本にも届けたいと活動されているとのことです。
今回は桑、熊笹、黒文字、柿、びわ、よもぎの葉や、スイスミント、陳皮、マコモ、長命草といった日本産のハーブとプライ(※1)、カー(※2)といったタイ産のハーブを使用しました。

1組6名、全員で一緒に混ぜたのですが、混ぜる前にハーブを細かくするところから良い香りがし、植物に触れ合うのは素敵なことだなと改めて実感しました。日本以外のハーブもあり、みなさん興味津々でした。

ハーブボールの温め方は電子レンジや蒸し器、鍋で茹でる等の方法があるのですが、蒸し器が一番保温性があり、おすすめとのことでした。さっぱりとして甘い優しい香りがスタジオいっぱいに漂い、香りにも癒されました。温める前後で香りが変わり、香りの変化も楽しめました。
今回は1人2つ作成し持ち帰れたため、実際に上記方法を試したのですが、やはり蒸し器だとじんわりとしたあたたかさが続き良いなと思いました。
今回はオーガニック栽培のハーブを使用しているため、使用後はお風呂で楽しんだ後、コンポストに再利用ができるとのことでした。利用後のハーブが無駄にならず最後までしっかり使えるのが魅力的だなと思いました。私もカモミールやラベンダーなどリラックスできるハーブで試してみたいなと思いました。
とても楽しく、今後生活に取り入れることができる素敵なワークショップでした。楽しい企画をありがとうございました。

- (※1)プライ(Zingiber cassumunar):タイでは「キング オブ ハーブ」と呼ばれ、成分から抗炎症、抗菌などの作用が期待でき、筋肉痛や関節痛、神経痛などにおすすめのハーブで外用で使われるハーブとのことです。
- (※2)カー:トムヤムクンの中に入っているハーブで、成分から抗炎症、消化促進、駆風などの作用が期待でき、捻挫、打撲、胃腸炎などにおすすめのハーブとのことです。