2023.3.15

女性の健康ケアに有効なハーブ

ゲットウ

「 ゲットウ 」
【 学 名 】Alpinia speciosa
【 科 名 】ショウガ科
【使用部位】葉、花、果実、種子、根茎
【主要成分】精油(リナロール、ゲラニオール、パラシメン、α-ピネン、1,8-シネオール)、ポリフェノール
【 作 用 】抗菌、防腐、神経を穏やかにする、収れん、消臭、防虫
【 適 応 】心身の不調、不安、虫刺され

パッションフラワー

「 パッションフラワー 」
【 学 名 】Passiflora incarnata
【 科 名 】トケイソウ科
【使用部位】地上部の全草
【主要成分】フラボノイド(アピゲニン)、フラボノイド配糖体(ビテキシン)、アルカロイド(ハルマン、ハルモール)
【 作 用 】中枢性の鎮静、鎮痙
【 適 応 】精神不安、神経症、不眠、高血圧

ローズガリカ

「 ローズガリカ 」
【 学 名 】Rose gallica
【 科 名 】バラ科
【使用部位】花部
【主要成分】精油(シトロネロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコールなど)、タンニン、有機酸
【 作 用 】鎮静、緩和、収れん
【 適 応 】神経過敏、悲嘆、便秘、下痢、不正出血

チェストベリー

「 チェストベリー 」
【 学 名 】Vitex agnus-castus
【 科 名 】クマツヅラ科
【使用部位】実
【主要成分】精油、フラボノイド、イリドイド配糖体(アウクピン、アグヌシド)、アルカロイド、苦味質
【 作 用 】黄体形成ホルモン分泌促進、卵胞刺激ホルモン分泌抑制
【 適 応 】月経痛や月経不順、月経過多、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害などを改善、月経前症候群(PMS)の症状の緩和

ヨモギ

「 ヨモギ 」
【 学 名 】Artemisia indica var. maximowiczii (Nakai) H.Hara
【 科 名 】キク科 
【使用部位】茎葉
【主要成分】タンニン(ジカフェオイルキナ酸、クロロゲン酸)、精油(1.8-シネオール、ツヨン)、ビタミン、ミネラル、クロロフィル
【 作 用 】収れん、止血、鎮痛、抗菌、血行促進
【 適 応 】出血症状、月経過多、月経痛、月経不順、冷え、下痢、腹痛、腰痛、神経痛、かぜ、湿疹、にきび、水虫

ゼラニウム

「 ゼラニウム 」
【 学 名 】Pelargonium graveolens
【 科 名 】フウロソウ科
【使用部位】葉部
【主要成分】精油(シトロネロール、ゲラニオール、リナロール)
【 作 用 】緩和、ホルモン分泌調整、昆虫忌避
【 適 応 】月経痛、月経前症候群、緊張、防虫

ジンジャー

「 ジンジャー 」
【 学 名 】Zingiber officinale
【 科 名 】ショウガ科
【使用部位】根茎
【主要成分】精油(α-ジンギベレン)、ジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオール
【 作 用 】健胃、食欲増進、代謝促進、制吐、発汗、解熱
【 適 応 】消化不良、つわり、乗り物酔い、関節炎

レッドクローバー

「 レッドクローバー 」
【 学 名 】Trifolium pratense
【 科 名 】マメ科
【使用部位】地上部、花
【主要成分】イソフラボン(ゲニスチン)、シリカ、コリン、カルシウム、レシチン、アントシアニン
【 作 用 】エストロゲン様作用
【 適 応 】更年期のホルモン補充療法の代替として自律神経の失調症状や骨粗鬆症の予防に、また脂質異常症

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第63号 2023年4月