2022.11.21

2023年3月5日(日) 第6回学術フォーラム「フラボノイドの吸収・代謝と腸内細菌との相互作用」

アピゲニンやクェルセチンなどのフラボノイドは、様々な機能を有することで知られています。

植物中では、フラボノイドは様々な糖が結合した配糖体として存在しています。
このフラボノイド配糖体は、消化管管腔で加水分解を受けてアグリコンになり吸収されますが、結合する糖の種類により加水分解を受ける場所、すなわち吸収する部位が異なることが明らかになっています。
また、フラボノイドの代謝における抱合化や腸肝循環など興味深い報告も相次いでいます。

さて、腸内のビフィズス菌などの有用菌は食物繊維やオリゴ糖を資化して様々な恩恵をもたらしますが、その一方でフラボノイドとビフィズス菌との相互作用が明らかになり、その結果としてフラボノイドがビフィズス菌の機能を高めていることが報告されています。
今回のセミナーでは、こうした分野のお二人の専門家をお招きしてフラボノイドの吸収、代謝や腸内細菌との相互作用の最前線をレクチャーしていただきます。

貴重な機会ですので皆様のご参加をお待ちしています。

行事概要

【参加費】JAMHA会員:2,000円/一般:3,000円/学生:無料
【定員】300名
【日時】2022年3月5日(日)13:00~17:00(事前申込者に限り1か月の録画配信あり)
【会場】オンライン
【申込締切】2月26日(金)15:00
※申し込み締め切り後、ご案内のメールをお送りいたします。

スケジュール

13:00~13:10 JAMHAからの挨拶

13:10~14:30 【Program 1】
フラボノイドの健康機能と腸内フローラの関係/川畑 球一(甲南女子大学医療栄養学部)

フラボノイドは、天然に約8 0 0 0種あるとされるポリフェノールの大きな一群であり、カテキンやイソフラボンを代表として特定保健用食品などに利用されている。
フラボノイドは体内で健康機能を発揮する と考えられるが、フラボノイドの構造を保ったまま小腸から吸収される割合は摂取量の1割程度であり、 大部分は大腸で腸内フローラ(腸内細菌叢)による構造変化や低分子化を受けて体内に吸収される。
すなわち、フラボノイドの健康機能は腸内フローラによって大きく影響を受けると考えられる。
また、腸内フローラもフラボノイドによる影響を受け、菌叢バランスや代謝物の変化が生じることから、フラボノイドが腸内フローラを介して生体機能を調節している可能性も考えられる。このように、フラボノイドの健康機能は、腸内フローラが関わることで複雑なものとなっている。
本講演では、フラボノイドと腸内フローラの相互作用について最近の知見を交えてご紹介したい。

14:40~16:00 【Program 2】
フラボノイドの吸収・代謝・機能性発現/室田 佳恵子(島根大学生物資源科学部)

フラボノイドは植物性食品中に豊富に含まれており、様々な疾病に対する予防作用などが期待される機能性成分である。
フラボノイドが摂取後に機能性を発揮するためには、期待する活性が吸収代謝後にも維持されており、標的部位において作用発揮に十分な濃度で存在することが必要である。
フラボノイドは基本構造が異なると、吸収性に大きな違いが見られる。
また、フラボノイドは植物中ではほとんどが配糖体として存在しているが、配糖体がそのまま体内に吸収される例はほとんど報告がない。
配糖体は構造により、小腸粘膜で消化されて吸収されるものと、大腸まで到達し腸内細菌の作用によって分解された後に吸収されるものがある。
いずれにおいても吸収後のフラボノイドの大部分は抱合代謝物として体内に存在するため、フラボノイドの機能性を考える際には、代謝による構造変化が活性や臓器蓄積に及ぼす影響を理解することが重要である。

16:00~17:00 パネルディスカッション

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