2021.1.11.

第 7 回日本ハーブ療法研究会学術集会に参加して

2019年12月8日、日本ハーブ療法研究会の学術集会が埼玉大学で開催されました。私は看護師として、そしてセラピストとして、ハーブに関する有効性と安全性についてのエビデンスに基づく情報を常に知っておきたいという思いから研究会へ入会し、毎年、学術集会へ参加させていただいています。

今回のテーマは、「生活と香り」ということで、まずは大会長である埼玉大学の長谷川登志夫先生より、におい分子とにおい受容体の関係性についての研究発表がされ、その他、琉球諸島で生育する約160株ごとの月桃精油の香気特性の調査データーや日本固有の住居の素材にも利用されている畳や杉の香りが人の生理・心理面にどのような影響をもたらすかを検証した発表など、様々な視点から生活と香りに関する研究発表を聞くことができました。

その中でも、苔類のフィトケミカル成分や、苔の成分を薬として医学利用する研究をされている徳島文理大学の浅川義範先生の研究発表は最も印象に残りました。苔類には、味があり食品として摂取できること、また香りもあり、リモネンを含有するもの、シソや松茸様の香りがする苔などがあるとのことです。今まで苔に着目をしたことがなかったので、当たり前に生えている苔に、実は驚くような成分が含まれているという発表をお聞きし、衝撃を受けたとともに、苔に秘める可能性を実感しました。

看護師資格をもつメディカルハーブのセラピストとして、信頼されるハーブ療法の情報発信と活動を続けていくために、今後も積極的に学術集会への参加を続けていきたいと思います。次回の日本ハーブ療法研究会学術集会の開催も楽しみにしております。