2024.2.29
2024年7月5日【関西地区イベント】大正時代に途絶えた まぼろしの『京の水藍』
〜歴史・栽培・食・藍について深める藍染体験〜
藍は全国で栽培されており、なかでも京都で育てられてきた京の水藍は「白花小上粉(シロバナコジョウコ)」といわれ白い花を咲かせる珍しい品種です。※諸説あります。「京の水藍」という言葉は江戸時代の文献に残っており、色合いが鮮やかで品質が高くその色は京浅葱(きょうあさぎ)とたたえられていました。しかし、明治後期に安い海外染料に押され国内生産が激減し、水藍の生産は大正12年を最後に途絶えたといわれています。
一度は途絶えてしまった京の水藍ですが、平成27年にイベント開催地である京都亀岡保津の地で水藍を復活させることができました。現在は、「藍」のブランドとして「京都保津で育った藍」を略して「京保藍(きょうほあい)」と名付けられています。
今回のイベントでは、これまで辿ってこられた歴史背景や栽培、藍染についてお話いただきます。また、体験としてTシャツの藍染と、昼食には藍を使った特製弁当をご用意いただき食としての活用にも触れていきます。
行事概要
- 日時:2024年7月5日(金)10:15~15:10
- 参加費:会員 8,000円/一般:9,000円 (税込)
- 定員:30名(最少催行25名)
- 申込締切:2024年6月10日(月)
- 実施・集合場所:
- 京都ほづ藍工房株式会社
- http://www.hozuai.com
- 〒621-0005 京都府亀岡市保津町三ノ坪50
- タクシー希望者は亀岡駅集合(タクシー代は自己負担となります)
- アクセス:
- ▶︎JR嵯峨野線「亀岡駅」より徒歩25分、タクシーで5分
- ▶︎自家用車の方は亀岡駅近隣の駐車場をご利用ください。(※会場には駐車場はございません。)
講師:吉川 佳代子氏
京都ほづ藍工房株式会社 代表取締役
もぐさ製造に従事して24年、創業以来受け継いできた製法にてもぐさを作る日々。近年は自らも農地足を運び、もぐさの原料となるヨモギの試験栽培に携わる。工場見学では年間を通じて多くの鍼灸師や学生に説明を行い、もぐさの魅力をアピールする広報活動も行っている。
講師:武村 葉子氏
藍の研究家
アトリエIROIRO 代表。畑から色が生まれる不思議に魅せられる。
それを愛用した人々の歴史をひもとき、藍を中心に、暮らしに四季折々の自然を取り入れる活動をしている。
イベントスケジール
- 10:15 開会/場所:京都ほづ藍工房(株)
- 藍染についてのお話
- Tシャツを絞ってデザインを作成 ・Tシャツ藍染体験
- ※水藍は収穫量が少なく貴重な品種のため、染め体験では琉球藍を使用
- 京の水藍畑見学
- 藍の葉摘み取り体験 持ち帰ってお茶にして飲めます
- 12:50 昼食/場所:保津浜テラス
- 藍を使った特製弁当/藍のお茶
- 食養生・氣養生らぼKYOTOの中澤タカコ先生の特製藍弁当
- 藍についての講義
- 講師:アトリエIROIRO 藍の研究家 武村葉子氏
- 藍を使った特製弁当/藍のお茶
- 15:10 閉会・解散