2023.9.28

アダプトゲンで心と体をリセット!:アダプトゲン・ブレンドティー

Herb Conditioning 元気をチャージしたい時に

< 用意するもの >

〔用具〕

ティーポット
カップ

〔ドライハーブ〕

エゾウコギ 1g
ホーリーバジル 1g
甘草(リコリス)1g

  1. ポットにハーブを入れ、熱湯を注いだらふたをして5分ほど抽出する。
  2. カップに注ぎ入れる。

POINT

甘草には副腎を刺激して強壮にする作用があり、抗ストレスホルモンの生成を助けます。
砂糖の30~50倍の甘味がありながら低カロリーなので、ダイエット時の甘味補給にもおすすめです。

ATTENTION!

長期にわたって大量に飲むことは避けてください。
妊娠中や授乳中の方、高血圧の方は飲用を避け、糖尿病、心不全、肝臓疾患などの持病のある方は、医師に相談の上、飲用してください。

アダプトゲンを活用して疲労やストレスをためない工夫を

やる気が出ない、何となくだるい、体が重い……。疲労やストレスがたまると、体がつらいだけでなく、気分まで鬱々として、考え方も後ろ向きになりがち。そんな時は、無理に力を絞り出そうとせず、まずはしっかり休息をとることが大切です。併せて、ストレスを軽減して全身の調子を整えてくれるアダプトゲンをとり入れてみましょう。

エゾウコギは、シベリアニンジンとも呼ばれ、中国では古くから「気」を養う薬用植物として利用されてきました。オタネニンジンは、朝鮮人参、高麗人参の名で知られ、活力をアップしたい人に人気のハーブです。どちらもドライハーブが入手しやすいので、アルコールに漬け込んでチンキを作っておけば、化粧水に、飲用に、うがいにと、いろいろな用途に活用できます。

アダプトゲンの中でも、最も身近なものの1つが、タイ料理のガパオなどによく使われているホーリーバジル。アーユルヴェーダではトゥルシーと呼ばれ、最高ランクの薬草に位置づけられています。スイートバジルに比べスパイシーな香りで、加熱しても風味が飛びにくいことから、ハーブティーや炒め物、揚げ物などに重宝します。

アダプトゲンに分類されるハーブは、体内のエネルギー代謝を高めて疲労の回復を早める作用があります。上手に活用して、疲れをためない工夫をしましょう。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第65号 2023年9月