2021.3.16

ビタミンDは医薬品?:専門家の認識が介護高齢者にリスクをもたらす?

JAMHA企画広報委員会 会報誌部会

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ビタミンDを栄養素ではなく医薬品と見る専門家の認識が、実践を制約し高齢者介護施設の入居者のリスクを高めているかもしれない、という英国ブライトン大学からの研究報告。COVID-19の影響で高齢者介護施設入居者の脆弱性が指摘される中、ビタミンの使用に関する栄養ガイドラインや規制の早急な見直しが必要である、と研究者らは主張している。

ビタミンDの主な供給源は日光への曝露であり、高緯度の多くの国で冬の間にそのレベルが急落する。介護施設でのビタミンD欠乏症は、世界の多くの地域で蔓延していると研究者らは述べている。

https://nutrition.bmj.com/content/early/2020/09/20/bmjnph-2020-000129

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第54号 2020年12月