HEALTHCARE

心と体のマネジメント: ストレスケアに役立つハーブ:エゾウコギ Eleuthero

【学名】 Eleutherococcus senticosus(Acanthopanax senticosus) 【科名】 ウコギ科 【使用部位】 根、茎 【主要成分】 リグナン類(エレウテロシドEなど)、クマリン誘導体(イソフラキシジンなど)、サポニン類(エレウテロシドAなど)・・・

2021.12.20
心と体のマネジメント: ストレスには2種類ある!? ー“よいストレス”と“悪いストレス”

ストレスは、一般に悪者扱いされますが、ストレッサーやストレスが全くない状態が私たちにとって最良なのかといえば、それも違います。「適度なストレス(緊張感)」 があるからこそ、それに適応するための能力が生まれ、ストレスを乗り越えようと頑張ることで、人は成長し、達成の喜びも得ることがで・・・

2021.12.19
季節のご挨拶 医療の持続可能性の観点から

皆さん、こんにちは。最近では持続可能性という概念なくしては、いかなる活動も社会の賛同を得るのが難しくなっています。持続可能性については主に環境や経済の分野での取り組みが目立ちますが、ひとが生きていく上で避けて通ることができな い医療の分野ではあまり問われていないようです。 そこで・・・

2021.12.17
犬・猫のハーバルケア: 愛しいペットたちをハーブで健やかに

Herb Conditioning ペットのハーバルケアはホリスティックな視点で 犬や猫にも私たち人間と同じように自分で自分を癒やし、治療する自然治癒力が備わっています。しかし現代に生きるペットたちは自然から引き離され、環境的なストレスや化学物質の影響など様々な要因から本来の自然・・・

2021.09.14
メディカルハーブのペットへの応用

はじめに  「先生、うちの子にはハーブを与えていますよ。毎日散歩の時、土手でいつも同じ草を食べるんですよ。これって犬の体にはよいハーブなんですよね?」と、飼い主さんからこんな質問を受けることがあります。 確かに犬や猫はよく草を食べることがあります。理由としては、胃の調子が悪い、誤・・・

2021.09.09
植物たちが秘める“健康力”#06 アルツハイマー病の発症遅延効果

今年6月に、アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)の治療薬として、「アデュカヌマブ」が米国食品医薬品局により承認されて、話題となりました。 アルツハイマー病は、「アミロイドβ(ベータ)」という物質が、数十年をかけて、脳に蓄積することが原因とされ、その蓄積を遅延させることがこの・・・

2021.09.05
【薬物相互作用を学ぶ】ハーブと医薬品の相互作用

前回は食品と医薬品との相互作用について解説しましたが、今回はハーブと医薬品のさまざまな相互作用について解説します。なお、この領域はいまだ研究途上であり、コンセンサスのとれた定説は少ないのが現状です。また相互作用についても理論上の可能性であり、臨床上、確実に起こりうるといったもので・・・

2021.08.20
【薬物相互作用を学ぶ】メディカルハーブ安全性ハンドブック第2版

AHPA(米国ハーブ製品協会)編集の『メディカルハーブ安全性ハンドブック第2版』では、初版からの変更点として収載されたすべてのハーブについて医薬品との相互作用の可能性を「クラスA:臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ」、「クラスB:臨床的に関連する相互作用が起こり得るこ・・・

2021.08.18
【薬物相互作用を学ぶ】メディカルハーブがもたらす一般的傾向と治療的相互作用の可能性

今回は「薬物相互作用を学ぶ全4回シリーズ」の最終回です。1回目は「食品と医薬品の相互作用」と題して、緑茶やグレープフルーツジュース、納豆や緑黄色野菜と医薬品などの相互作用の具体例とそのメカニズムを解説しました。2回目は「ハーブと医薬品の相互作用」と題して、アスピリンやエストロゲン・・・

2021.08.18
【広がるメディカルハーブ】ホリスティック獣医学における
メディカルハーブの活用

1.はじめに ホリスティック医学の獣医領域への応用であるホリスティツク獣医学への関心が飼い主の間で高まっています。こうした動きには2つの要因があり、まずひとつには飼い主と動物との関係の変化があります。従来の「ペット」と呼ばれる存在は主人の下僕であり、上下関係がはっきりしていました・・・

2021.08.05