2025年10月26日 第27回シンポジウム「睡眠~女性のライフステージと心地よい眠り~」

当協会活動の一環であるシンポジウムは、本年で第27回目の開催を迎えます。
今回のテーマは、私たちの生活と切っても切れない「睡眠」。
質の良い睡眠は心身の健康に欠かせません。
本イベントでは、睡眠のメカニズムから、女性ホルモンとの関係、現代人に多い睡眠負債の実態にフォーカスし、ご専門の3名の先生にそれぞれの視点からお話を伺います。
知識と実践の両面から、より心地よい眠りを手に入れるヒントが満載です。
ご自身やご家族の快眠のために、ぜひご参加ください。
オンライン配信のため、ご自宅からご参加いただけます。
実施概要
【日時】2025年10月26日(日)12:50〜16:30
【実施方法】オンラインによるウェビナー形式 ※後日1か月のアーカイブ配信あり
【定員】300名
【参加費】会員:1,650円/一般:3,300円(税込)
【申込締切】2025年10月22日(水) 17:00
第一部
「睡眠のメカニズムから考える質の良い睡眠〜女性に起こりやすい睡眠の不調〜」

講師 橋口 玲子氏
医師・緑蔭診療所
1954年鹿児島県生まれ。東邦大学医学部卒。
東邦大学医学部客員講師、および薬学部非常勤講師、国際協力事業団専門家を経て、1994年より緑蔭診療所で現代医学と漢方を併用した診療を行っている。循環器専門医、小児科専門医、認定内科医、医学博士。高血圧、脂質異常症、糖尿病、アレルギー性疾患、およびメンタル不調などの診療のほか、ハーブ療法やアロマセラピーを用いたセルフケアの講演、執筆活動も行っている。
『医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』(マイナビ)、『専門医が教える体にやさしいハーブ生活 』(幻冬舎)、『補完・代替医療 ハーブ療法』(金芳堂)などの著書、監修書がある。
睡眠は自由自在にとることはできません。質の良い睡眠をとるには睡眠をコントロールしている睡眠中枢と体内時計中枢の仕組みについて知ることが必要です。さらに覚醒を維持する役割のオレキシン神経系も睡眠のメカニズムに大きく関わっています。
また、女性ホルモンのエストロゲンは脳にも作用し、個人差はありますがその増減は気分だけでなく睡眠にも影響するので、月経前や出産直後、閉経後に不眠、過眠、不安、憂うつ感、苛立ちなどが起こることがあります。
ところで、日本人は大人も子どもも睡眠不足が深刻です。睡眠不足が常態化して寝不足感を感じにくい睡眠負債状態に陥ると心身に様々な不調を引き起こします。このメカニズムについても知っていただき、自分自身だけでなくご家族も質の良い睡眠をとるために役立てていただきたいと思います。
第二部
「睡眠とヨガ」

講師 篠原 由佳氏
Inward Yoga Studio主宰
ニューヨークで約10年間、ダンサー・振付師として活動。
渡米直後にヨガと出会い、その深遠な哲学と実践に心を打たれ、OMヨガ創設者シンディ・リー氏に師事。日本人で3人目となるヴィンヤサヨガ講師資格を取得。帰国後は代々木上原にスタジオを開設し、「心と体の本質的な健康」を軸に13年以上指導を続けています。
現在はアーユルヴェーダやメディカルハーブ、アロマ、音叉療法などの自然療法も取り入れた包括的なアプローチを実践中。
本シンポジウムでは「睡眠とヨガ」をテーマに、浅い眠りや不眠、夜間の不調を和らげるためのヨガ的アプローチをご紹介します。呼吸法やアーサナ(ポーズ)、自律神経の調整を通じて“眠れる身体”を優しく育む内容は、運動から離れている方でも安心してご参加いただけます。
すぐに試せる実践法の数々で、心と体の“静寂と再生”を体感ください。
第三部
「質の良い睡眠づくりを助ける植物療法の実践」

講師 エッデラ 杏理氏
薬剤師
漢方相談を営む薬局に生まれ育つ。
薬剤師としての専門知識に加え、自然治癒力を引き出す植物療法にも力を注いでいる。
一児の母として、また要介護5の父を在宅で支えたダブルケアの経験があり、子育て、介護というライフステージの課題にも深く寄り添う。
その経験を活かし、ただ「症状に対応する」のではなく、人生そのものの質を高めるための植物療法、心身の整え方を提案している。
良い睡眠とれていますか?
もし良い睡眠が取れていない場合、何が原因でしょうか?
一つかもしれないし、複雑にからみあって良い睡眠が取れてない場合もありますね。
現代における睡眠障害の背景には、自律神経の乱れやストレス、概日リズムの破綻が大きく関与しており、これらに対し植物由来の芳香成分や薬理活性成分が有効に作用することが多数の研究により示されています。
睡眠を制すものは、“仕事”も“健康”も“メンタル”も制します。
植物療法を用いた質にこだわる睡眠を紐解いていきましょう。
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