記念インタビューを振り返ってメディカルハーブ特別講座を開設" /> MHVOL41 – 日本メディカルハーブ協会
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MHVOL41

2021.08.04
記念インタビューを振り返ってメディカルハーブ特別講座を開設

今だからできること、初心に戻ってみるところをテーマに、過去の記事をこんな時だからこそ楽しく懐かしく掲載していきます。そしていつの時代も人類と共にあったメディカルハーブと共生するために。 今回は『MEDICAL HERB』創刊10年を記念して行われた記念インタビューを振り返ります。・・・

2021.07.31
【スーパーフード】Maca マカ─インカ帝国時代から食されてきた滋養を高める貴重な食材

マカ(Lepidium meyenii Walp)アブラナ科の多年生草本 マカとは? 約2,600年前から現在の南米ペルーのアンデス高地あたりで栽培されていたというマカは、古くから根部分を食用としてさまざまな調理に使用されてきました。インカ帝国時代には特権階級しか食べられない貴重・・・

2021.07.31
香味特性から活用用途が広がったスパイス
アニスとスターアニス

日本人にはスパイスは辛いものというイメージが強く、フェンネルや今回のアニスなどはスパイスではないと決めつけることがありますが、ハーブ(伝承医療上の用語)でありスパイス(食品分類上の用語)でもあります。 紀元前184年にローマ共和制時代の監察官大カトーがローマ軍の贅沢な生活を非難し・・・

2021.07.30
自然療法シリーズ・日本の伝統処方薬・家庭薬婦人薬─実母散と中将湯─

はじめに 女性には、月経、妊娠、出産、産後、更年期などでの女性ホルモンの変動に伴って精神不安や苛立ち、不眠などの精神神経症状や、腰痛、頭痛、立ち眩くらみなどの自覚症状および自汗、頻尿、便秘などの身体症状が現れることが知られています。これらの女性特有の病態は、漢方独特の病名として“・・・

2018.09.24
ヤロウとオレガノ

  19.ヤロウ Achillea millefolium キク科 和名でセイヨウノコギリソウと呼ばれる淡い色の花が咲くキク科植物で、止血効果などさまざまな薬理効果のあるハーブとして古代ギリシャの時代から使われてきました。 精油成分と香り ヤロウは自・・・

2017.09.01
委員会報告

先般6月28日(水)東京都千代田区の連合会館にて、2016年度通常総会が行われ、各議案とも円滑に決議されました。ご出席いただきました皆様、関係者各位
にこの誌面をお借りして厚く御礼申し上げます。
下半期においても、会員の皆様にご満足いただけるような会員サービスと企画を考えていきたいと思います。

2017.09.01
【地区イベント】古代蓮の里・行田蓮ぎょうだはす見学会

2017年6月30日(金)、第1回関東地区イベント「古ぎょうだはす代蓮の里・行田蓮見学会~花蓮の生態と形態を知る一日~」が開催されました。花蓮のベストシーズンは毎年梅雨の季節。天候が心配されましたが、不安定ながら午前は少雨、午後は曇りの中、無事開催することができました。

2017.09.01
【地区イベント】カモミール摘み取り&フレッシュハーブクッキングinざおうハーブ

2017年5月30日、東北で初の地区委員企画「カモミール摘み取り&フレッシュハーブクッキングinざおうハーブ」を実施いたしました。「ざおうハーブさんのカモミール畑はすばらしいですから、ぜひ一度行ってみてくださいね。摘み取ってその場でいれたフレッシュカモミールティーは格別ですよ」と・・・

2017.09.01
全国ハーブサミット2017・ハーブフェスティバル岩手県一関市で開催

2017年6月24、25日に全国ハーブサミット・ハーブフェスティバルが岩手県一関市で開催され、2日間参加してきました。お天気にも恵まれ、和のハーブをテーマに3ヵ所に設けられた会場には地元の方をはじめ全国から多くの方が来場され、町をあげての盛大なフェスティバルとなりました。

2017.09.01
【海外ハーブツアー報告】南国のハーブと文化にふれる旅

2017年度の海外植物園ツアーは、5月22日からの6日間、ハワイ3島を訪れました。今回から4回にわたって、その報告を連載します。 初回はツアーの全行程を振り返り、次回から島ごとにご紹介します。 1日目──ホノルルを経由してカウアイ島へ 21時30分発のホノルル便に搭乗のため、参加・・・

2017.09.01
【北の植物】ウド(独活)とヒダカイワザクラ(日高岩桜)

北海道医療大学には薬用植物園に隣接した15.3ha(札幌ドーム3個分ほど)の北方系生態観察園があります。そこは、20年前までは笹(クマイザサ)が繁茂するだけの誰にも省みられない荒れ放題の森でしたが、20年間剪定バサミだけで笹を駆除し続けた結果、さまざまな植物たちが地上に現れ花が咲・・・

2017.09.01
育毛・薄毛対策と植物抽出液

はじめに 鏡の前でヘアスタイルを整えるとき、気になるのは加齢とともに増す薄毛や抜け毛です。その悩みに応えるため、さまざまな主剤を配合した商品が販売されています。 文化十年(1813)初版の『都風俗化粧伝』の髪之部の中に「髪はえ薬の伝」。この法、玄洞真人げんとうしんじん(仙人のこと・・・

2017.09.01
【ヘアケア】健康な髪を維持するために

はじめに 髪や頭皮には、パーマやカラー、スタイリング剤の使用により、シャンプーだけでは落としきれない、残留シリコンなどによる汚れが残っていたり、毛髪のパサつきやゴワつき、頭皮の皮脂によるベタつきや炎症などのお悩みをおもちの方も少なくないと思います。 近年、医療や美容分野で話題にな・・・

2017.09.01
【ヘアケア】毛髪の源は頭皮にあり

髪は顔の額縁です 髪の質感やヘアスタイルは人の見た目の印象を左右する大きな要素のひとつです。 額縁次第で絵の美しさがさらに際立ったり、逆に絵のよさが半減することもあるように、その人の魅力の増減に関わる毛髪ですが、老若男女問わず髪の悩みはさまざまです。 髪を健康にするための源は頭皮・・・

2017.09.01
カニクサとイワヒバ

1.カニクサ (Lygodium japonicum(Thumb.)Sw.) カニクサは、シダ類では珍しい巻きつく形の蔓植物で、別名「ツルシノブ」といわれている。民間薬としては、江戸時代の本草書に胞子が海金沙カイキンシャと記載されている。 シダ類で最も長い葉のシダである。長くのぼ・・・

2017.09.01
シソ科のハーブを属別に(1)

シソ科は、くちびる状の花をもつことが肉眼でもわかり、多くの人がシソの仲間の植物を判別することができた。また、多くの種が断面が四角形をした角張った茎をもち、さらに強い芳香を発することもシソの仲間の植物を認知する上での大きな役割を果してきた。その上、子房が深く4つに割け、花柱がそのま・・・

2017.09.01
オーストラリア流ハーブを食に活かす

はじめに 自然療法先進国と称されることもあるオーストラリア。四方を海に囲まれ、コアラやカンガルーなどオーストラリア固有の動物が生息していることで有名ですが、植物もその守られた環境の中、数多くの固有種が生育しています。今回から数回にわたり、さまざまな角度からオーストラリアのハーブ事・・・

2017.09.01
セージ(薬用サルビア)

Salviaofficinalisシソ科・多年草 ──シンボル:救済、長寿、慎ましさ 「セージが育つ場所で人はどうして死ぬことができようか」(『サレルノ養生訓』)と、アラビアの格言にあるように、古代から信頼されてきたハーブのひとつ。多岐にわたる神話がその治癒力を物語っています。 ・・・

2017.09.01
クランベリーで尿トラブル改善

訪問看護をご存知でしょうか? 病気や障害をもった方が慣れ親しんだ地域やご家庭において安心して療養生活が送れるように看護師が自宅に訪問し、医療保険や介護保険を使用して、看護ケアや療養上のアドバイスなどを提供する仕事です。病院との大きな違いは、看護師がご自宅に訪問するため、それぞれの・・・

2017.09.01
クランベリーの植物学と栽培、人との関わり

分類・名称 クランベリー(cranberry)はツツジ科(Ericaceae)スノキ属(Vaccinium)で最広義にはツルコケモモ亜属(subg.Oxycoccus)の総称であり、広義にはツルコケモモ節(sect.Oxycoccus)を、狭義にはツルコケモモ(Vaccinium・・・

2017.09.01
【協会創立10周年記念インタビュー】米国で認定教室を運営

──メディカルハーブに興味をおもちになったきっかけなどをお聞かせください。 伴(敬称略、以下同):メディカルハーブとの出会いは6年ほど前になります。米国でマッサージセラピストとして働いているときに病気を患い、闘病生活を経験しているうちに、薬に頼らない生き方をしたいと強く願うように・・・

2017.09.01
記念インタビューを振り返ってメディカルハーブからさまざまな広がりが

──山本さんはアレルギー疾患をおもちですが、メディカルハーブと出会って、生活にどんな変化がありましたか。 山本(敬称略、以下同):メディカルハーブを学んでからは、体調の変化に敏感になりました。体調が悪くなると、そのときに適したハーブ選びはもちろんのこと、食事や睡眠といった生活習慣・・・

2017.09.01
クランベリー

クランベリーの原産地は北半球亜寒帯地域で、湿地帯に生える常緑小低木です。高さ約10〜20cmの蔓性の植物で、小さな実は熟すると鮮やかな赤色になります。この小さな実が鶴の好物だったことや、花の形が鶴のくちばしに似ていることから、鶴(crane)のベリー(berry)が名前の由来とさ・・・