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【北の植物】ウド(独活)とヒダカイワザクラ(日高岩桜)

北海道医療大学には薬用植物園に隣接した15.3ha(札幌ドーム3個分ほど)の北方系生態観察園があります。そこは、20年前までは笹(クマイザサ)が繁茂するだけの誰にも省みられない荒れ放題の森でしたが、20年間剪定バサミだけで笹を駆除し続けた結果、さまざまな植物たちが地上に現れ花が咲・・・

2017.09.01
育毛・薄毛対策と植物抽出液

はじめに 鏡の前でヘアスタイルを整えるとき、気になるのは加齢とともに増す薄毛や抜け毛です。その悩みに応えるため、さまざまな主剤を配合した商品が販売されています。 文化十年(1813)初版の『都風俗化粧伝』の髪之部の中に「髪はえ薬の伝」。この法、玄洞真人げんとうしんじん(仙人のこと・・・

2017.09.01
【ヘアケア】健康な髪を維持するために

はじめに 髪や頭皮には、パーマやカラー、スタイリング剤の使用により、シャンプーだけでは落としきれない、残留シリコンなどによる汚れが残っていたり、毛髪のパサつきやゴワつき、頭皮の皮脂によるベタつきや炎症などのお悩みをおもちの方も少なくないと思います。 近年、医療や美容分野で話題にな・・・

2017.09.01
【ヘアケア】毛髪の源は頭皮にあり

髪は顔の額縁です 髪の質感やヘアスタイルは人の見た目の印象を左右する大きな要素のひとつです。 額縁次第で絵の美しさがさらに際立ったり、逆に絵のよさが半減することもあるように、その人の魅力の増減に関わる毛髪ですが、老若男女問わず髪の悩みはさまざまです。 髪を健康にするための源は頭皮・・・

2017.09.01
カニクサとイワヒバ

1.カニクサ (Lygodium japonicum(Thumb.)Sw.) カニクサは、シダ類では珍しい巻きつく形の蔓植物で、別名「ツルシノブ」といわれている。民間薬としては、江戸時代の本草書に胞子が海金沙カイキンシャと記載されている。 シダ類で最も長い葉のシダである。長くのぼ・・・

2017.09.01
シソ科のハーブを属別に(1)

シソ科は、くちびる状の花をもつことが肉眼でもわかり、多くの人がシソの仲間の植物を判別することができた。また、多くの種が断面が四角形をした角張った茎をもち、さらに強い芳香を発することもシソの仲間の植物を認知する上での大きな役割を果してきた。その上、子房が深く4つに割け、花柱がそのま・・・

2017.09.01
オーストラリア流ハーブを食に活かす

はじめに 自然療法先進国と称されることもあるオーストラリア。四方を海に囲まれ、コアラやカンガルーなどオーストラリア固有の動物が生息していることで有名ですが、植物もその守られた環境の中、数多くの固有種が生育しています。今回から数回にわたり、さまざまな角度からオーストラリアのハーブ事・・・

2017.09.01
セージ(薬用サルビア)

Salviaofficinalisシソ科・多年草 ──シンボル:救済、長寿、慎ましさ 「セージが育つ場所で人はどうして死ぬことができようか」(『サレルノ養生訓』)と、アラビアの格言にあるように、古代から信頼されてきたハーブのひとつ。多岐にわたる神話がその治癒力を物語っています。 ・・・

2017.09.01
クランベリーで尿トラブル改善

訪問看護をご存知でしょうか? 病気や障害をもった方が慣れ親しんだ地域やご家庭において安心して療養生活が送れるように看護師が自宅に訪問し、医療保険や介護保険を使用して、看護ケアや療養上のアドバイスなどを提供する仕事です。病院との大きな違いは、看護師がご自宅に訪問するため、それぞれの・・・

2017.09.01
クランベリーの植物学と栽培、人との関わり

分類・名称 クランベリー(cranberry)はツツジ科(Ericaceae)スノキ属(Vaccinium)で最広義にはツルコケモモ亜属(subg.Oxycoccus)の総称であり、広義にはツルコケモモ節(sect.Oxycoccus)を、狭義にはツルコケモモ(Vaccinium・・・

2017.09.01