研究トピックス

「ブルーベリー 」安全性:被害事例

38歳妊婦 (日本)が、妊娠9ヶ月から2ヶ月間、ブルーベリー入りヨーグルトを連日摂取していたところ (摂取量不明)、在胎39週1日で自然分娩にて出産したが、出生児にチアノーゼ、SpO2低下が認められ搬送された。 超音波検査にて右心壁肥厚、三尖弁逆流、心房間の右左シャント、肺高血圧・・・

2022.01.02
百歳以上の高齢者の数が8万6000人以上(厚労省)

百歳以上の高齢者の数は、老人福祉法が制定された昭和38年には全国で153人だったが、昭和56年に千人を超え、平成10年に1万人を超えた。平成24年には5万人を超え、今年は86,510人(前年比+6,060人)。 また、百歳以上の高齢者のうち女性は全体の約88%だった。ちなみにちょ・・・

2022.01.02
アボカドは女性の腹部脂肪分布を変化させる?

アボカドは女性の腹部脂肪分布を変化させる? 毎日のアボカド摂取は、女性の体脂肪をより健康的な構成に再配分するのに役に立つ可能性が高い、という米国イリノイ大学アーバナシャンペン校からの研究報告。 研究チームは、肥満成人155名を対象に、ランダム化臨床試験を実施した。ランダムに2群に・・・

2022.01.02
不安や抑うつの軽減だけでなく、日々のストレスを和らげるレモンバーム

レモンバーム(Melissa officinalis)は伝統的にマイルドな不安症や不眠に用いられてきた身近なハーブだ。 その抗不安作用と抗うつ作用をもたらす主要成分はフェノールとフラボノイドで、主にロスマリン酸だ。動物実験では、ロスマリン酸はGABAトランスアミナーゼを阻害するこ・・・

2021.11.25
セントジョンズワート油,ザクロ種子油とクルクミンとの併用による創傷治癒効果

セントジョンズワート(オトギリソウ科 Hypericum perforatum)とザクロ(ミソハギ科 Punica granatum)はどちらも傷を癒すとして方雨用され,伝承されてきた。そしてウコン(ショウガ科 Curcuma longa)の成分クルクミンは抗炎症作用を持ち,大い・・・

2021.11.25
月桃のもつ抗ガン作用とその要因物質としてのデヒドロカヴァイン

ショウガ科ハナミョウガ属 Alpinia zerumbet は,ゲットウ(月桃)として親しまれている常緑多年生草本植物であり、日本では沖縄県や九州南部、例えば沖縄諸島、奄美大島や徳之島などに分布し,サンニン(A. zerumbet var zerumbet島月桃),ソウカ(A. ・・・

2021.10.25
ginger on gray surface
ジンジャーのうがい薬で糖尿病のドライマウスを改善

糖尿病の患者数は世界的に急増しているが、疾患が疑われる人を含めると、日本でも現在約5人に1人が糖尿病を罹患しているとされる。糖尿病はその進行とともに、心血管疾患、網膜症、腎症、神経障害など様々な合併症を引き起こしQOLを下げるが、その合併症の一つにドライマウス(口腔乾燥症)がある・・・

2021.10.25
認知症の予防にマインド(MIND)ダイエット

病気の予防に様々な食事法が存在しているが、その中でも地中海式ダイエット(Mediterranean diet)とダッシュ(DASH)ダイエット(Dietary Approaches to Stop Hypertension)は、それぞれ心臓病予防と高血圧予防のために欧米で広く用い・・・

2021.10.11
purple petaled flowers in mortar and pestle
急性呼吸器感染症における植物療法の初期治療の影響

メディカルハーブが一般開業医にも広く利用されているドイツならではの興味深い後ろ向きコホート研究が発表された。 急性下気道および上気道呼吸器感染症と診断された患者のうち処方初日にメディカルハーブを処方された117,182名と同数のメディカルハーブを処方されていない対照者の、罹患期間・・・

2021.10.07
バタフライピー,関節の滑膜でのマトリックス-メタロプロテアーゼ-2の
活性抑制により関節炎の症状緩和

バタフライピー(マメ科 チョウマメ 蝶豆 Clitoria ternatea)は,花が蝶に似ていることからその名前がつけられた。花弁に青色のデルフィニジン系のアントシアニンであるテルナシンを豊富に持ち,その美しさからの人気も高い。また,タイや台湾などで,抗酸化のためのハーブティー・・・

2021.09.25