2021.8.4.

記念インタビューを振り返って認定校運営に携わって

(株)ニールズヤードレメディーズ 講師(聞き手)同スクール事業部 講師統括マネージャー

(話し手)鎮西美恵子/(聞き手)杉浦裕里江

今だからできること、初心に戻ってみるところをテーマに、過去の記事をこんな時だからこそ楽しく懐かしく掲載していきます。そしていつの時代も人類と共にあったメディカルハーブと共生するために。

今回は『MEDICAL HERB』創刊10年を記念して行われた記念インタビューを振り返ります。

──認定校としてのカリキュラムやコースの設定、その特徴などについてお聞かせください。

鎮西(敬称略、以下同):

現在、JAMHA認定資格取得のための、ハーバルプラクティショナーまでの各コースを開設しています。また、ハーブレッスンという独自のコースがあり、こちらはメディカルハーブ検定の15種類のハーブを網羅しており、検定対応となっています。このハーブレッスンは20年以上前から行っていて、植物が好き、ハーブが好きでセルフケアに役立てたいという方向けに、自然療法やホリスティックの考え方などもお教えするコースとなっています。

杉浦(敬称略、以下同):

生徒さんには資格取得のための勉強ではありますが、毎日の生活の中に自然療法としてのハーブを取り入れ、楽しんでいただくことが最も重要と考えています。楽しむことにより、継続して自分の日々の体調を知ることができ、健康に美しく生きることにつながります。

──講師の方々には特にどのようなことを期待なさっていますか。

杉浦:
講師自身が楽しく充実した日々を過ごすことが自然に言葉や態度に表れ、ハーブの魅力が生徒さんに伝わり、波紋が広がるようにさらに周りにも伝わっていくのだと考えています。その点、私どもの講師陣はみんなすばらしく、ハーブティーやティンクチャー(チンキ)、料理など、実際に自分の生活の中にハーブを取り入れて楽しんでいます。

──協会が発足して10年、会報誌も創刊10年を迎えますが、会報誌への感想はいかがでしょうか。

鎮西:
専門の方の記事、研究者の方の論文なども載っていてすごく参考になりますし、勉強になります。初心者の方のためには楽しい内容の『HERB&LIFE』誌もいいですね。会報誌で連載の大場先生とか、佐竹先生のものなど、一冊の書籍にまとめていただくとありがたいですね。あの内容はどの号だったかなと探すことがよくあるものですから。私、創刊号から全部もっているんですよ。表紙も気に入っています。

──協会の活動について、ご意見やご要望などはありますでしょうか。

杉浦:
私たちのスクールへの問い合わせや説明会での質問に「資格を取るとどういう職業に就けますか」「何ができるようになりますか」といったものがあります。メディカルハーブの場合「、知的な財産になります「」知ることで生活が豊かになります」という答えになってしまうことが多いんです。看護師や薬剤師さんなどは職業につながりやすいからいいのですが、一般の方の場合は10万円以上もの受講料を払い、資格取得後の将来像を思い浮かべながら勉強されるわけです。知的欲求だけではちょっと難しい面があります。直接的に仕事に結びつけるのは難しいでしょうが、資格を取った後にどんなことができるのか、モデルケースがあるとよいと思います。アロマセラピーの場合でいうと、ボランティアでアロマトリートメントをするといったような…。それぞれの資格に対しての共通概念があるといいですね。

──確かに資格についてとても重要な課題だと思います。本日はありがとうございました。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第42号 2017年12月