2025年12月届出公表分 注目の機能性表示食品
【届出番号】k358
【商品名】 群馬なす
【届出者名】 全国農業協同組合連合会
【機能性関与成分】 ナス由来コリンエステル (アセチルコリン)
【関与成分を含む原材料】 届出食品が生鮮食品の場合は記載不要
【表示しようとする機能性】
本品にはナス由来コリンエステル(アセチルコリン)が含まれます。ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)には血圧が高めの方の血圧(拡張期血圧)の上昇をおさえる機能があることが報告されています。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】
(一日あたりの目安摂取量)可食部70g(約1本)
(一日当たりの目安摂取量の配合量)機能性関与成分名: ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)含有量: 2.3mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09RA00000GIAe3YAH
【参考】
ナス(茄子・茄・ナスビ、学名:Solanum melongena)は、ナス科ナス属の植物およびその果実のことを指し、別名をナスビともよばれます。原産はインド東部が有力視されています。
コリンエステル (Choline esters)は、コリンと酸が結合した「エステル化合物」の総称です。アセチルコリン (Acetylcholine:CAS RN®=51-84-3)は、コリンエステルの中でも生体内に自然に存在する最も代表的な物質で、コリンと酢酸(アセチル基)が結合したものです。
2026年現在の機能性表示食品(生鮮食品)の届出申請において、名称や原産地を記載する際の加工食品と異なる主な注意事項は、次の通りです。
〇商品名の記載(様式(Ⅰ)):生鮮食品の場合、一般的な名称を商品名として登録することが多いですが、ブランド名を含めることも可能です。
〇食品の区分の選択(様式(Ⅰ)):届出システム上の「食品の区分」で、必ず「生鮮食品」を選択すること。
〇生産地(原産地)の記載(様式(Ⅲ): 都道府県名だけでなく、具体的な生産地名(市町村名や農協名等)や生産者の管理体制を記載すること。
〇分析値の根拠として、「年間を通じて機能性関与成分が基準値を下回らないこと」を証明する分析データ、そのための品質管理方法を具体的に記載すること。
詳細は消費者庁の「機能性表示食品の届出等に関する手引き」に最新の様式と記載例が掲載されています。
ナス由来コリンエステル (アセチルコリン)を関与成分とする商品は、初めての届出です。
【届出番号】 k370
【商品名】 ターミナリアベリリカタブレットF
【届出者名】 株式会社東洋新薬
【機能性関与成分】 ターミナリアベリリカ由来没食子酸
【関与成分を含む原材料】 ターミナリアベリリカ抽出物
【表示しようとする機能性】
本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑え、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能、肥満気味な方のお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)とBMIを減らすのを助ける機能が報告されています。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】
(一日あたりの目安摂取量)
食後の中性脂肪や血糖値が気になる方は1日当たり2粒(2粒を1回)を、肥満気味でお腹の脂肪が気になる方は1日当たり4粒(2粒を2回)を目安にお召し上がりください。
(一日当たりの目安摂取量の含有量)
機能性関与成分名: ターミナリアベリリカ由来没食子酸含有量: 2粒当たり20.8mg 4粒当たり41.6mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09RA00000GIAeFYAX
【参考】
ターミナリアベリリカ(英名:Terminalia bellirica、別名:セイタカミロバラン/ベレリックミロバラン、学名:Terminalia bellirica)は、インド、スリランカ、東南アジアなどで生育するシクンシ科の落葉広葉樹で、標高1,200mまで生育し、高さは最大50m、直径は3mほどにまで生育します。ターミナリアベリリカの果実はポリフェノールに富み、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、生薬(ハーブ)として使用されてきた歴史があります。
ターミナリアベリリカの熟した実を収穫し、乾燥させて固くなったものから抽出して得られるのが没食子酸(Gallic acid、CAS RN®=149-91-7)で、植物に広く含まれるポリフェノール(フェノール酸)の一種です。
今までに、ターミナリアベリリカ由来没食子酸を関与成分に加えた商品は、合わせて129品目が届出されています。
【届出番号】 k389
【商品名】 カカオの力 ピーナッツチョコレート
【届出者名】 森永製菓株式会社
【機能性関与成分】 カカオポリフェノール(フラバノールとして)
【関与成分を含む原材料】 ココアパウダー、カカオマス
【表示しようとする機能性】
本品には、カカオポリフェノール(フラバノールとして)が含まれます。カカオポリフェノール(フラバノールとして)には、血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】
(一日あたりの目安摂取量)
1日2小袋(標準31g)を目安に、普段ご利用のチョコレートと置き換えてお召し上がりください。
(一日当たりの目安摂取量の含有量)
機能性関与成分名: カカオポリフェノール(フラバノールとして)含有量: 30㎎
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09RA00000GTUBBYA5
【参考】
カカオ(加加阿/柯柯阿、英名:Cacao、学名: Theobroma cacao)は、アオイ科(クロンキスト体系や新エングラー体系ではアオギリ科)の常緑樹で、カカオノキ、ココアノキとも呼ばれます。チョコレートやココアの原料として栽培され、樹高は4.5~10mで、生育には規則的な降雨と排水のよい土壌、湿潤な気候を必要とし、標高約300メートル程度の丘陵地に自生します。原産地は、中央アメリカから南アメリカの熱帯地域です。果実は約6か月で熟し、長さ15~30cm、直径8~10cm、幹から直接ぶら下がる幹生果でカカオポッドと呼ばれます。形は卵型が多いですが、品種によっては長楕円形、偏卵型、三角形などで、外皮の色も赤色、黄色、緑色など多様です。中に20~60個ほどの種子を持ち、これがカカオ豆 (cacao beans) となります。種子は40~50%の脂肪分を含み、果肉はパルプと呼ばれます。マヤやアステカにおいては、カカオ豆は飲料にして飲まれたほか、神への供物とされ、貴重品だったため貨幣としても用いられました。
ベンゼン環(亀の甲)に数個以上のフェノール性水酸基(-OH基)を持つ化合物の総称であるポリフェノールは植物界に広く存在する成分であり、カカオポリフェノールはカカオ豆由来のものを指します。カカオフラバノールはそのカカオポリフェノールの中でも特に注目される成分群(フラバノール類:エピカテキン(Epicatechin)/カテキン(Catechin))を指します。フラバノール(Flavanol)は別名フラバン-3-オール(Flavan-3-ol)とも呼ばれます。フラバン-3-オールの主要なCAS登録番号(CAS RN)は1481-83-0ですが、この化合物には立体異性体が存在するため、他のCAS番号も関連して使用される場合があります。 (+)-カテキン(フラバン-3-オールの異性体)はCAS RN®=7202-96-8、(-)-エピカテキン(フラバン-3-オールの異性体)はCAS RN®=490-46-0です。カカオポリフェノール(フラバノールとして)を関与成分とする商品は、初めての届出です。
(報告:野田信三 学術委員会委員)





