2025年7月届出公表分 注目の機能性表示食品
【届出番号】K1
【商品名】 ルイボスm
【届出者名】 丸善製薬株式会社
【機能性関与成分】 エリオジクチオール-6-C-グルコシド
【関与成分を含む原材料】 ルイボス抽出物
【表示しようとする機能性】 本品にはエリオジクチオール-6-C-グルコシドが含まれます。エリオジクチオール-6-C-グルコシドは、目・口・肌のうるおいを保つ機能が報告されています。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】
(一日あたりの目安摂取量)1粒(200mg)
(一日当たりの目安摂取量の配合量)エリオジクチオール-6-C-グルコシド:0.21mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skPnJIAU
【参考】
エリオジクチオール-6-C-グルコシド(CAS RN = 118040-45-2)のアグリコンは「エリオジクチオール」と呼ぶフラボノイドです。
エリオジクチオール((+)-Eriodictyol、CAS RN=552-58-9)は、味覚を修飾する性質があります。他にホモエリオジクチオールとそのナトリウム塩、ステルビンがあり、いずれも味覚を一時的に変える作用、具体的には、ヒトに対して苦味遮蔽効果(苦味を感じにくくする作用)を持っています。 但し、エリオジクチオールの苦味遮蔽効果は、ホモエリオジクチオールのナトリウム塩よりも小さいとされています。
ルイボス(rooibos、学名:Aspalathus linearis)は、マメ亜科のアスパラトゥス属の一種で、厚生労働省 医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リストに、名称:ルイボス 部位:葉として掲載されています。
今までに、関与成分を含む原材料がルイボス抽出物とする商品は、5品目が届出されています。
【届出番号】K4
【商品名】 お肌、潤う。ケア・ナイト
【届出者名】 サントリー食品インターナショナル株式会社
【機能性関与成分】 パインアップル由来グルコシルセラミド
【関与成分を含む原材料】 パインアップル果実抽出物
【表示しようとする機能性】 本品には、パインアップル由来グルコシルセラミドが含まれます。パインアップル由来グルコシルセラミドには、肌が乾燥しがちな方の肌の水分を逃がしにくくする機能があることが報告されています。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】
(一日あたりの目安摂取量)1本(350 ml)
(一日当たりの目安摂取量の配合量)パインアップル由来グルコシルセラミド: 1.2 mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skQ4fIAE
【参考】
パインアップル(パイナップル、パインナップル( Pineapple、学名: Ananas comosus)は、熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草、またはその肥大した実です。植物由来のセラミド原料には、一般の食品として流通する米・小麦・トウモロコシなどの穀物、あるいはコンニャク芋が中心です。
今までに、パインアップル由来グルコシルセラミドを関与成分とする商品は、3品目が届出されています。
【届出番号】K9
【商品名】 フコースタブレット
【届出者名】 UMIウェルネス株式会社
【機能性関与成分】 フコース
【関与成分を含む原材料】 海藻分解物(デキストリン、海藻分解物)
【表示しようとする機能性】本品にはフコースが含まれます。フコースには以下の機能があることが報告されています。BMI が高め(23 以上30 未満)でお通じに悩みがある方の・腹部の脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)、体重、ウエスト周囲径の低下を助け、BMIの低下をサポートする・便秘傾向の方の便の回数を増やし、便通を改善する
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】
(一日あたりの目安摂取量)1粒(1.0 g)
(一日当たりの目安摂取量の含有量)フコース:150 mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skRPZIA2
【参考】
フコース(fucose:CAS RN= 2438-80-4 )は、デオキシ糖の一種である6-デオキシ-ガラクトースで単糖のヘキソース( Hexose:六炭糖)に分類されます。
(海藻について)生物学的には「海藻類」という分類はなく、光が届く水深30m位までの沿岸部の海に生育して岩に付着する比較的大きな藻類を「海藻」と呼びます。海藻は、光合成をする葉緑素の違いにより3種類(褐藻類・緑藻類・紅藻類)に分けられます。プリニウス博物誌(12・135~142)に「海中の植物」と記載されるように、光合成をして独立栄養素で生きる生物を「植物」と、昔は呼んでいましたが、遺伝子解析が主流の現代では微妙で、「植物」、「藻類」の定義を正確にあらわすことが非常に難しい状況です。最近の広く受け入れられる考え方に、「陸上植物、つまりコケ植物、シダ植物、種子植物を植物とする」があります。今までに、フコースを関与成分とする商品は、19品目が届出されています。
(報告:当協会学術委員 野田信三)





