2025.10.6

2025年9月届出公表分 注目の機能性表示食品

【届出番号】k53
【商品名】やわた ノコギリヤシ
【届出者名】八幡物産株式会社
【機能性関与成分】 ノコギリヤシエキス (指標成分:ラウリン酸、オレイン酸、β-シトステロール)
【関与成分を含む原材料】 ノコギリヤシエキス
【表示しようとする機能性】 本品にはノコギリヤシエキスが含まれるので、トイレが近いと感じている中高年男女の日常生活における排尿に行くわずらわしさを緩和する機能があります。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】
(一日あたりの目安摂取量) 1粒
(一日当たりの目安摂取量の配合量)
ノコギリヤシエキス(ラウリン酸として):0.073g、(オレイン酸として):0.064g、(β-シトステロールとして):0.32mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skSQTIA2
【参考】 
ノコギリヤシ(鋸椰子、英名:saw palmetto/ American dwarf palm tree/ cabbage palm、学名:Serenoa repens、シノニム: Serenoa serrulataSabal serrulata、和名別名:ノコギリパルメット/ノコギリパルメット)で、アメリカ南東部原産の低木のヤシです。果実は、野生動物やヒトの食料として重要視されています。ノコギリヤシエキスは、飽和・不飽和脂肪酸が90%以上を占め、その他、高級アルコールおよびステロールなどで構成されています。今までに、ノコギリヤシを関与成分とする商品は、1品目が届出されています。

【届出番号】k62
【商品名】イチョウ葉a
【届出者名】株式会社野口医学研究所
【機能性関与成分】 イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、 イチョウ葉由来テルペンラクトン
【関与成分を含む原材料】 イチョウ葉エキス末(イチョウ葉エキス、グルコース)
【表示しようとする機能性】 本品にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体およびイチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。イチョウ葉由来フラボノイド配糖体およびイチョウ葉由来テルペンラクトンは、健康な中高年者の認知機能の一部である記憶力(言葉・図形・空間的配置の記憶)・注意力・集中力・情報処理能力・実行機能(課題や情報に注意・集中し適切な回答や行動を実行する能力)を維持する機能があることが報告されています。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】 
(一日あたりの目安摂取量)2粒
(一日当たりの目安摂取量の配合量)
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体:28.8mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン:7.2mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skSUaIAM
【参考】
イチョウ(銀杏/公孫樹/鴨脚樹)の学名はGinkgo bilobaで、裸子植物の落葉性高木です。樹木名として、ほかにギンキョウ(銀杏)/ギンナン(銀杏)/ギンナンノキと呼ばれます。イチョウ葉由来のテルペンラクトンは、炭素数20のジテルペンラクトンであるギンコライド(ギンコライドA/ギンコライドB/ギンコライドC/ギンコライドJ)と、炭素数15のセスキテルペンラクトンであるビロバライドです。今までに、イチョウ葉由来テルペンラクトンを関与成分に加えた商品は、1品目が届出されています。

【届出番号】k67
【商品名】Wの糖対策サプリ
【届出者名】 株式会社日本薬健
【機能性関与成分】 セイタカミロバラン果実由来没食子酸、 バナバ葉由来コロソリン酸
【関与成分を含む原材料】 セイタカミロバラン果実抽出物、バナバ葉抽出物
【表示しようとする機能性】 本品には、セイタカミロバラン果実由来没食子酸、バナバ葉由来コロソリン酸が含まれます。セイタカミロバラン果実由来没食子酸は、食事に含まれる糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。バナバ葉由来コロソリン酸は、健常な方の高めの空腹時血糖値を下げる機能が報告されています。また、バナバ葉由来コロソリン酸は、軽い負荷のかかる日常的な運動と併用することで、中高年の方の加齢に伴い低下する歩行能力の向上に役立つ機能、椅子から立ち上がるときや座るときの膝の違和感を軽減する機能、一時的な腰や肩の負担を軽減する機能が報告されています。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】 
(一日あたりの目安摂取量) 
食後の血糖値や空腹時血糖値が気になる方: 3粒(3粒を1回)
歩行能力や椅子から立ち上がるときや座るときの膝の違和感、一時的な腰や肩の負担が気になる方: 6粒(6粒を1回)
(一日当たりの目安摂取量の含有量) 
セイタカミロバラン果実由来没食子酸 3粒当たり: 20.8mg
バナバ葉由来コロソリン酸 3粒当たり1.1mg 6粒当たり: 2.2mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skSfMIAU
【参考】
原材料のセイタカミロバランは和名で、英語名は Belleric Myrobalan、学名はターミナリアベリリカ(Terminalia bellirica)です。果実にはポリフェノールが豊富に含まれ、その一つが没食子酸です。インド、スリランカ、東南アジアなどの標高1,200mまでに生育するシクンシ科の落葉広葉樹で、高さは最大50m、直径は3mほどまでに育ちます。熟した果実を収穫し、乾燥させ固くなったものから抽出してターミナリアベリリカ由来没食子酸を得ます。今までに、セイタカミロバラン果実由来没食子酸を関与成分に加えた商品は、17品目が届出されています。

【届出番号】k68
【商品名】メモプラス メタ(カンカ&(アンド)イチョウ葉)
【届出者名】日本アムウェイ合同会社
【機能性関与成分】 カンカ由来エキナコシド、 イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、 イチョウ葉由来テルペンラクトン
【関与成分を含む原材料】 カンカ抽出物、イチョウ葉抽出物
【表示しようとする機能性】 本品にはカンカ由来エキナコシド、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれるので、加齢によって低下する認知機能の一部である記憶力(人や物の名前を記憶し、思い出す能力)と注意力(物事に集中して注意を持続する能力)の維持に役立ち、判断の正確さを向上させる機能があります。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】 
(一日あたりの目安摂取量)2粒
(一日当たりの目安摂取量の含有量)
カンカ由来エキナコシド: 72.0mg
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体: 27.0mg
イチョウ葉由来テルペンラクトン: 6.5mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skSfNIAU
【参考】
原材料のカンカは、正式名をカンカニクジュヨウ(学名:Cistanche  tubulosa (schenk) wight)は、ハマウツボ科ホンオニク(ニクジュヨウ)属の多年生草本です。中国内陸部から内蒙古、中央アジアの乾燥地に分布し、ベニヤナギ(タマリクス)の根部に寄生する植物で根および葉緑体が無く光合成をすることのできない植物です。主な成分は、薬草エキナセアにも含まれるエキナコシドのほかにアクテオシド(別名:ベルバスコシド/クサギニン)、カンカノシドです。薬物書『神農本草経』では、肉従蓉(ニクジュウヨウ)の名前で上品(上薬)に分類されています。カンカ由来エキナコシドを機能性関与成分とする機能性表示食品の届出は初めてです。

【届出番号】k70
【商品名】アイケア糖衣サプリ ブルーベリー&(アンド)ルテインα(アルファ)
【届出者名】株式会社基理
【機能性関与成分】ビルベリー由来アントシアニン、 ルテイン
【関与成分を含む原材料】ビルベリーエキス末(ビルベリー由来アントシアニン)、マリーゴールド色素(ルテイン)
【表示しようとする機能性】 本品には、ビルベリー由来アントシアニンとルテインが含まれます。ビルベリー由来アントシアニンは、手元でスマホなどを見る際の、眼の疲労感を軽減する機能、ピント調節力を改善する機能が報告されています。ルテインは、黄斑色素を補うことにより、コントラスト感度(色の濃淡を判別する力)を改善する機能が報告されています。
【機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量】 
(一日あたりの目安摂取量)1粒
(一日当たりの目安摂取量の含有量)
ビルベリー由来アントシアニン: 40mg
ルテイン: 6mg
【詳細】
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/fwccd01?c__id=a09F900004skSfPIAU
【参考】
ビルベリー(Bilberry)は、ツツジ科スノキ属 (Vaccinium) のいくつかの低灌木種を指し、食用可能な果実が実ります。最も多く言及される種はセイヨウスノキ (Vaccinium myrtillus L.) ですが、いくつかの近縁種が存在します。ビルベリー(特にセイヨウスノキ)は、ホワートルベリー (whortleberry)、ウィンベリー (winberry, whinberry)、ブレーベリー (blaeberry)、ヨーロッパブルーベリー (European blueberry) などとも呼ばれます。ブルーベリーは同じスノキ属のCyanococcus節(スノキ節)やMyrtillus節(クロウスゴ節)など含めた総称(俗名)であり、Myrtillus節のビルベリーはブルーベリーの1種です。今までに、  ビルベリー由来アントシアニンを関与成分に加えた商品は、127品目が届出されています。

(報告:野田信三 学術委員会委員)