2025.9.1

薬用植物園見学会 in 京都

日程:2025年6月28日(金)
会場:日本新薬株式会社 山科植物資料館
シニアハーバルセラピスト 伊吹志津香

近畿地方の梅雨明けが発表された6月27日、日本新薬(株)山科植物資料館の観察会に参加させていただきました。山科植物資料館と言えば、ミブヨモギの栽培研究。館長のお話を聞くことができるとあって、楽しみに向かいました。

日本新薬様が手掛けられたのは、回虫駆虫薬。回虫と言えば、小学生の頃、おしりにぺったん!とシールを貼る検査があったなぁ…と思い出しながら聴講しました。興味を惹かれたのは、植物原料から医薬品を開発していく道のり。植物から特定成分を単離して医薬品が生まれた歴史はJAMHAのカリキュラムでも辿りますが、製薬会社におけるリアルな工程を聞けたことが感慨深かったです。

講義のあとは、植物園のガイドツアー。講義でお話くださったヨモギの数々を、実際に見て、触れて、香りを体感することができました。

植物園には、観察してみたかった植物がたくさん!花期を迎えている植物も多く、マテやビャクダンなどの花を観ることができました。

マテ
ビャクダン

ご案内くださった方の植物への見識とご経験が広く深く、メディカルハーブとしての活用について、染料としての活用について、栽培について、自生地について、何でもお答えくださり、大変勉強になりました。
あまりにも魅力的だった山科植物資料館!これからも通い、四季折々の植物の姿を観察したいと思います。
山浦館長をはじめとする山科植物資料館の皆さま、企画ご担当の皆さま、有意義な時間をありがとうございました。