2021.3.26.

お腹の不調に オオバコのみそ汁

腸内環境を善玉菌が優位な状態を保つことがポイント 春から始めるやさしい「腸活」

春は一年の中でも体の不調が起こりやすい季節といわれています。気候の変化や生活環境の変化によるストレスで自律神経のバランスが乱れやすく、自律神経にコントロールされている胃腸にも下痢や便秘など様々な不調が現れることになります。そこで取り入れたいのが、健康の要といえるお腹のケア、いわゆる「腸活」です。

腸活では、腸内環境を善玉菌が優位な状態を保つことがポイント。毎日の食事で食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖など、善玉菌の応援団として働く食品を積極的に摂るようにしましょう。食物繊維を多く含むのは、野菜や豆類、きのこ類、海藻、雑穀など。乳酸菌は、ヨーグルト、みそ、納豆、ぬか漬け、キムチなどの発酵食品に多く含まれています。整腸効果があるオオバコと野菜たっぷりのみそ汁は、まさにお腹を元気にする最強のメニュー。ビタミンやミネラルなどの微量栄養素を一緒に摂ることができるのも魅力です。

最近人気のサイリウムは、オオバコの種子の外皮の粉末。80%以上が食物繊維で、 水を含むとゼリー状になって膨らみます。満腹感を得やすく低カロリーなため、便秘の改善の他、ダイエットや血糖値のコントロールにも利用されています。サイリウムに限らず食物繊維の多い食品を摂取する時は、腸閉塞などを防ぐため、たっぷりの水分と一緒に摂るようにしましょう。

一椀で食物繊維と乳酸菌が同時に摂れる オオバコのみそ汁(2人分)

〔用具〕鍋

〔フレッシュハーブ 〕
オオバコ……………………………5g

にんじん、大根、さつまいも、こんにゃく、ねぎなど(お好みで)…………………… 適量
だし汁…………………400mL
みそ …………………..大さじ2

  1. オオバコはボウルに張った水にしばらく浸け、その後適当な大きさに切る。こんにゃくは下ゆでし、ねぎは細かく刻んでおく。その他の野菜は食べやすい大きさに切る。
  2. だし汁を鍋に入れて火にかけ、煮立ったらねぎ以外の材料を入れて火を通す。
  3. 弱火にしてみそを溶き入れ、器に盛ってねぎを散らす。

POINT
オオバコは春の七草の「ホトケノザ」の代わりに使われることもある野草で、少し苦みがありますが、ゆでると食べやすくなります。オオバコ以外の具材はお好みの ものを加えて自由にアレンジしてください。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第55号 2021年3月