2020.12.14.

養命酒ハーブの庭 / 養命酒製造駒ヶ根工場・養命酒 健康の森

ハーブのある暮らしを楽しむ<秋>

Botanical Garden Trip   植物園めぐり#06

養命酒ハーブの庭(長野県駒ヶ根市)

多様なハーブや花木を楽しめる

中央アルプス山麓に広がる里山の森に抱かれた 養命酒健康の森駒ヶ根工場。その前庭に2019年春、「養命酒ハーブの庭」が開園しました。敷地面積約6,000m²の園内では、約160種のハーブや様々な草花が鑑賞できます。大きく8ブロックに分けられた庭園は通路が整備されており、植物を間近で見られるようになっています。原料の薬草コーナーには日本産の薬用酒である「薬用養命酒」の原料となる高麗人参やシャクヤク、イカリソウなどが栽培されています。

夏のうだるような暑さも終わり、過ごしやすくなってきた秋は植物が美しく色づく季節です。爽やかな 風の中、秋色に染まる雄大な中央アルプスと南アルプスの山々を眺めながら、様々なハーブや植物の魅力に触れてみませんか。

薬用養命酒のふるさと駒ヶ根工場では、製造見学やイベ ントの体験※の他、カフェでの食事、オリジナル商品を買うことができる。

※工場見学、イベント体験は要予約

南・中央両アルプスを望む園内でハーブの香りに包まれる

木曽駒ヶ岳の麓、標高800mの大自然に囲まれた地にある養命酒ハーブの庭は、南、中央両アルプスを望むことができます。“ ハーブのある健やかな暮らしを身近に”をテーマに2019年4月に開園。大きく8つのブロックに分かれた「薬草と季節の花」ではハーブや里山の風景に馴染む花々を楽しむことができ、「薬用養命酒の原料植物コーナー」では薬用養命酒の原料となる生薬が栽培されています。また「休憩・体験スペース」も設けられており、今後様々なイベントが開催される予定です。

園内で見られる 薬用養命酒に含まれる 10 の生薬

烏樟(うしょう)
生薬ラテン名:LinderaumbellateRamus
学名:Lindera umbellata
よい香りの精油成分をもつ、クロモジの幹と枝から取れる生薬。高級楊枝の材料としても用いられる。

益母草(やくもそう)
生薬ラテン名:Leonurri Herba
学名:Leonurus japonicus
メハジキの地上部。「母によい草」として、西洋でもローマ時代から婦人向けの薬として用いられてきた。

紅花(こうか)
生薬ラテン名:Carthami Flos
学名:Carthamus tinctorius
鮮やかな赤色が特徴のベニバナの花。薬用や染料として重宝がられ、古くから栽培されてきた生薬。血色をよくする作用がある。

鬱金(うこん)
生薬ラテン名:Curcumae Rhizoma
学名:Curcuma longa
ウコンの根茎。鮮やかな黄色が特徴で、ターメリックとして、カレー作りに欠かせないスパイス 。二日酔い対策ドリンクの原料にも用いられる。

人参(にんじん)
生薬ラテン名:Ginseng Radix
学名:Panax ginseng
乾燥させたオタネニンジンの根。中国では3000年前から用いられており、日本へは8世紀に伝来した。強壮剤の代名詞的存在。


地黄(じおう)
生薬ラテン名:Rehmanniae Radix
学名:Rehmannia glutinosa
アカヤジオウの根。可憐な花とちりめん状の葉が特徴的な植物。古くから体力をつける生薬として知られる。

淫羊藿(いんようかく)
生薬ラテン名:Epimedii Herba
学名:Epimedium grandiflorum
イカリソウの地上部。これを 食べた羊が元気になったという故事と共に、強壮効果が知られている。

杜仲(とちゅう)
生薬ラテン名:Eucommiae Cortex
学名:Eucommia ulmoides
中国では人参、鹿茸(ロクジョウ)と並ぶ3大名薬の一つ。樹皮をはいだり、葉や枝を折ったりすると白銀色の糸を引く。

芍薬(しゃくやく)
生薬ラテン名:Paeoniae Radix
学名:Eucommia ulmoides
「立てば芍薬……」とたとえられる美しい花を咲かせる。園芸用にも用いられるが、生薬にはその根を用いる。

防風(ぼうふう)
生薬ラテン名:Saposhnikoviae Radix
学名:Saposhnikovia divaricata
使用するのはボウフウの根や根茎。お正月に1年の健康長寿を願って飲むお屠蘇にも使われている。

※薬用養命酒にはその他、桂皮、丁子、肉蓯蓉、反鼻の生薬が含まれています。

養命酒健康の森を歩こう

養命酒駒ヶ根工場の敷地内には「健康の森」と名づけられた憩いの空間が広がります。良質な水と空気、四季を彩る気候風土を感じながら工場内の自 然をゆっくり散策してみませんか?

健康の森 3つの見どころ

POINT 1 散策路で 自然と触れ合おう

豊かな自然があふれる敷地内。自然散策路にある縄文時代、弥生時代、平安時代の住居跡は数千年前から人々がこの地で生活を営んでいたことを伝えます。先人に想いを馳せ、木々や草花を眺めながら、ゆっくりと散策してみましょう。

POINT 2 カフェで 癒やしの時間を味わおう

カフェは、緑をたっぷりと感じながら、体にやさしいこだわりのスイーツや軽食を楽しむことができます。心癒やされる時間をお過ごしください。

POINT 3 お土産が揃うショップで お買い物を楽しもう

カフェと昭和初期の酒蔵を移築した記念館に併設するショップには、薬用養命酒の他、自然と健康をライフシーンに取り込み、心豊かな生活をサポートする養命酒製造オリジナルのグッズが取り揃えられています。

Information 養命酒ハーブの庭 / 養命酒製造駒ヶ根工場・養命酒 健康の森

住所:〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂16410
TEL:0265-82-3310
休業日:不定休(年末年始休)
料金:工場見学、施設入場 無料

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第49号 2019年9月