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メディカルハーブ事典
石垣島の四季

連載も4年目に入りました。今回は本土では見ることの少ない八重山独特の四季をお届けします。 亜熱帯に入る石垣島は北緯24度20分に位置します。地球儀をぐるっと見回すと近い緯度にはハワイ・メキシコ・マイアミ・エジプト・ドバイ・雲南・台湾などがあります。どの場所も年間を通して花が見られ・・・

2022.07.16
ハコネシダとクジャクシダ

シダ植物のうち、ホウライシダ属は世界に200種類ほどあるが、多くは世界の各地で薬草にされている。ホウライシダはその例である。 日本には5種類あり、ハコネシダとクジャクシダが薬用にされていた。成分と薬効試験の研究報告は多い。これによると抗腸不全、抗潰瘍、抗菌、抗腫瘍および抗ウイルス・・・

2022.07.16
ラベンダーの植物学と栽培

今回は、ラベンダーとその仲間の特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類・名称 分類 ラベンダーは一般にはシソ科(Lamiaceae)ラワンドゥラ属(Lavandula)植物の総称です。以下、単にラベンダーと記す時は広義にラワンドゥラ属全体を指すこととします。 Wor・・・

2022.07.16
梅雨どきのコンディショニングに有効なハーブ

「 セントジョンズワート 」 【 学 名 】Hypericum perforatum【 科 名 】オトギリソウ科【使用部位】開花時の地上部【主要成分】ヒペリシン、フラボノイド配糖体(ヒペロシド、ルチン)、ハイパーフォリン、タンニン、精油【 作 用 】抗うつ、消炎、鎮痛【 適 応 ・・・

2022.07.16
この春夏で使いたい、日本のメディカルハーブ

「 ハトムギ 」 【学名】Coix lacryma-jobi var. ma-yuen【科名】イネ科【使用部位】種子、種子エキス、種子油【主要成分】でんぷん、たん白質、脂肪酸、多糖類、ステロール、コイクセノリド、ビタミン、アミノ酸【作用】利尿、消炎、鎮痛、イボ取り、美肌【適応】に・・・

2022.05.29
日本列島の地域と結びついたハーブ

地域と結びついたハーブ。南北に長い日本列島は、亜寒帯から亜熱帯にまで位置します。地域ごとにその土地ならではのハーブが存在し、それぞれの風土や文化と深く結びついた利用がなされてきました。沖縄のように現在も生活の中に独自のハーブが息づいているところや、伝統ある薬草園が残されているとこ・・・

2022.05.29
日本人の暮らしの中のハーブ

ハーブは薬用や食用以外にも、服飾、工芸、建築、祭祀など様々な用途に用いられ、日本人の暮らしを支えてきました。その中には、もう見られなくなった風習や途絶えてしまった技術もありますが、脈々と受け継がれているものも決して少なくありません。 薬湯 ゆっくりとお湯に浸かる沐浴の習慣が伝えら・・・

2022.05.27
ヨモギの植物学と栽培

今回は、ヨモギとその仲間の特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類・名称 分類 ヨモギは、広義にはヨモギと名の付くキク科アルテミシア属(ヨモギ属;Artemisia)植物の総称です。一方、狭義のヨモギは地域によって異なりますが、日本では一般的に本州から九州にかけて自・・・

2022.05.20
ヨモギ Japanese mugwort

滋養に富み、幅広い効能をもつ日本の“ハーブの女王” 【学名】 Artemisia indica var. maximowiczii (Nakai) H.Hara 【科名】 キク科  【使用部位】 茎葉 【主要成分】 タンニン(ジカフェオイルキナ酸、クロロゲン酸)、精油(1.8-シ・・・

2022.05.19
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(12) 環境と瀉血

古代そして中世の医学を調べていると、古代ギリシャ、エンペドクレスの唱える「世界は四元素から成り立ち、その性質をもつ四体液説」という自然観と、「ノンナチュラリア(ノンナチュラルズ)人の健康状態を左右する6つの環境要因(six non-naturals)①大気・水・地、②食べ物と飲み・・・

2022.05.16