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メディカルハーブ事典
亜熱帯から花便り: ヒスイカズラ(翡翠葛)

南の島の花便り 花の中では珍しいターコイズブルー色のヒスイカズラ(翡翠葛)。この花は沖縄でも近年大変注目され始めており、この項にも何度か顔を出していますが、改めてもう少し深く掘り下げてみましょう。 ヒスイカズラは植物学上の分類ではマメ科(マメ亜科)のヒスイカズラ属で、学名はStr・・・

2023.06.30
バクモントウとジャノヒゲ    

風邪で咳が出て、顔が赤くなったことがあった。薦められた漢方薬が麦門冬湯であった。早速自分で調剤して自分で飲んだところ、咳は止まり顔も赤味がなくなった。麦門冬湯の構成生薬は、麦門冬、半夏、人参、粳米、大棗、甘草の6種で、緩和な生薬が配合されているだけで、劇的に効くことが不思議であっ・・・

2023.06.28
クロモジの植物学と栽培

今回は、クロモジの特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類・名称 分類 クロモジは、クスノキ科(Lauraceae)リンデラ属(クロモジ属;Lindera)植物で、狭義にはLindera umbellata Thunb.(リンデラ・ウンベルラータ)を指します。中義に・・・

2023.06.25
メディカルハーブとして有効な樹木

「 クスノキ(カンファー) 」 【 学 名 】Cinnamomum camphora【 科 名 】クスノキ科【使用部位】材、枝、葉【主要成分】 精油(カンファー、カリオフィレン、リモネン、α-ピネン、ゲルマクレン、 1,8-シネオール、サフロール、リナロール)【 作 用 】抗菌、・・・

2023.06.22
ハーブ偉人伝: ヒポクラテスとガレノス

ヒポクラテスほど世界で有名な医者はいません。しかし、その姿を追おうとするとなかなか理解ができません。 というのも、ヒポクラテスの姿は『ヒポクラテス集典』と呼ばれる複数の文書から推測されているからです。しかし、どの著作がヒポクラテスの自書なのかはわからず、多くが息子や弟子たちが書い・・・

2023.03.20
サイシンとアリストロキア酸  

日本で副作用を起こした試料の分析結果 細辛(サイシン)は、ウスバサイシンの全草を乾燥したものであった。1992年、ベルギーでアリストロキア酸の腎臓障害が報告されたので、ウマノスズクサ科植物の成分が分析され、ウスバサイシンの地上部の葉と葉柄にアリストロキア酸が含有されていると判明し・・・

2023.03.19
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(16) 聖ヒルデガルトの幻視と受け取ったメッセージ、植物的神学

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2023.03.18
植物たちが秘める健康力 : 2022年、話題となった植物の成分

昨年、いろいろな植物が話題になりましたが、その中に、私たちの健康にかかわるものがいくつかありました。今回は、それらの中から、話題となった植物の三つの成分を紹介します。 ケルセチンが認知機能の維持に有効! 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の生物系特定産業技・・・

2023.03.18
南の島の花便り: ハイビスカス

昨年9月に来襲した台風以後、八重山は雨天続きで、1月までの4ヶ月間にまともに青空が見られたのが1週間ほどしかないという、異常気象が続いています。そのかわりに気温は高く植物の花芽分化がバラついて、花期に影響が出ています。 私の整備しているガーデンは、300mほどの山に降った雨が地下・・・

2023.03.17
女性の健康ケアに有効なハーブ

「 ゲットウ 」【 学 名 】Alpinia speciosa【 科 名 】ショウガ科【使用部位】葉、花、果実、種子、根茎【主要成分】精油(リナロール、ゲラニオール、パラシメン、α-ピネン、1,8-シネオール)、ポリフェノール【 作 用 】抗菌、防腐、神経を穏やかにする、収れん、・・・

2023.03.15