ローズマリー概要 ローズマリーは地中海沿岸が原産で、薬用植物の中でも古くからその存在がよく知られています。 ローズマリーという名前は古代ラテン語の「ロス・マリア」「ロス・マリヌス」に由来し、「海の雫しずく」という意味です。 水辺に多く生育する特性があり、離れた所からは花が雫のよう・・・
過去にも、婦人科における帝王切開術後や開腹手術後の女性を対象にした、アロエベラの臨床試験は度々おこなわれてきました。今回の臨床試験の結果のように、アロエベラのジェルは創傷の治療に有効と言われていますが、今後も検討が必要です。危険性はないが手術などの深い開放創では治癒が遅れることもある、という意見もあります。
Q: 分類体系が、新エングラー体系からAPGに変化したのはなぜですか。 A: 1735年、スウェーデンのリンネ(Carl Linnaeus)は、当時知られていた植物を雄しべの数を目印として数とつき方が異なる24のグループに分類しました。リンネはグループ化する最少の単位を[種]とし・・・
2014年10月19日(日)、京都山科にある京都薬科大学において第2回学術集会が開催されました。開会の挨拶は今西二郎氏(明治国際医療大学付属統合医療センター)。 会長講演 松田 久司(京都薬科大学生薬学分野) 「伝承薬物から生体機能性成分の探索」 世界各地の伝承薬物から生体機能性・・・
原産地は地中海沿岸で、日本へは江戸時代に観賞用として渡来しました。丈は1~2cmほどに成長し、6~7月に薄い紅紫色の花を咲かせます。古代ギリシア時代から人々は経験的に種子を肝臓病の治療の用いてきました。現在、種子に多く含まれる成分「シリマリン」の有効性が、多くの研究論文で報告され・・・
ブラックコホシュは子宮筋腫にも有効なのか? ~ブラックコホシュの非エストロゲン様作用~ (参考論文:Effect of Isopropanolic Cimicifuga racemosa Extract on Uterine Fibroids in Comparison with・・・
『足元にある、大切なもの。石垣島ハーブ暮らし』 セルフドクタークラブ 島ぐらし研究会 編著 日本メディカルハーブ協会 ハーブ監修 A5判120ページ ISBN 978-4-901-48461-9 定価1,512円(税込) 「医食同源」の原点ともいえる薬草・ハーブが食文化 に色濃く・・・
この素朴な薬草”バコパ”はアジアの湿地に広がり、インドでは3000年以上前から市民に愛され、様々な症状に用いられてきました。インドの健康対策は各州に任されていますが、各地方の健康状態を表す重要な要素として幼児の死亡率があります。今でもインドでは新生児に水分・・・
Q: 豆乳などの大豆製品は乳がんなどの予防に効果があると聞いていますが、食べ過ぎると肝臓がんのリスクが高まるというのは本当ですか? A: 大豆イソフラボン(配糖体)は、大豆、特に大豆胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種です。大豆製品に含まれるイソフラボンは、閉経後の乳がんのリスク・・・
セントジョンズワートと選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)とプラセボの比較実験の結果です。 セントジョンズワートはよく知られているように、うつ病に効果があると言われているハーブです。作用機序は明確にされていませんが、SSRIと同様、セロトニンの再吸収阻害が起こっていると考・・・