レモンバーム
レモンバームは南ヨーロッパ原産のシソ科の多年草で、レモンに似た香りが特徴です。ヨーロッパでは古くから長寿のハーブとして知られ、食品や飲料の香りづけ、サラダやスープなどの料理、スキンケアなどの美容、医療にとさまざまに使われてきました。学名のMelissaはギリシャ語ではミツバチを意・・・
バコパが小児の認知及び行動に与える影響の試験報告
バコパが小児の認知及び行動に与える影響の試験報告日本では観賞用の水草として知られていますが、伝統医学アーユルヴェーダでは古くから不安障害、精神疲労、脳の若返り、記憶力・集中力を高めるハーブとして食されてきました。 バコパの健脳効果は近年、科学的な側面から立証されるようになり、なか・・・
シナモンが作業記憶の向上に
作業記憶(ワーキングメモリ)とは、情報を一時的に頭の中においておく能力のことです。仕事や会話、読み、書き、計算などの基礎となるため、わたしたちの日常生活に欠かせないものです。認知機能の測定にはよく MMSE(ミニメンタル・ステート)というテストが用いられます。ワーキングメモリ・テ・・・
日本ハーブ療法研究会 第4回学術集会 報告
当協会が賛助している日本ハーブ療法研究会の第4回学術集会が2016年12月18日に東京・東京有明医療大学で開催されました。今西二郎先生(明治国際医療大学)の開会挨拶の後、以下のプログラムが行われ、活発な質疑応答もあり、有意義な学術集会となりました。 会長講演:川嶋朗先生 高騰する・・・
アーティチョークの活用法
概要 イタリアをはじめとするヨーロッパやアメリカなどで、花托と総苞片の基部が野菜として食されています。可食部は少ないものの、揚げたり茹でたり、オイル漬けの瓶詰なども売られています。 ハーブティーには主に葉が用いられ、カフェ酸誘導体のシナリンやセスキテルペンラクトンのシナロピクリン・・・
アーティチョークの植物学と栽培、人との関わり
分類・名称 アーティチョーク(artichoke)は、キク科(Asteraceae(Compositae)チョウセンアザミ属(Cynara)です。 学名とその意味 学名はCynara scolymus L.が古くから広く支持され、特に日本では主流となっています。同属近縁植物として・・・
アーティチョーク
アーティチョークは元々は地中海沿岸地方原産・野生のアザミでしたが、古代ギリシャ・ローマ時代以降、品種改良が進み今日の姿となりました。日本には江戸時代にオランダ経由で渡来したものの、 野菜としての栽培条件が適さず、あまり普及しませんでした。 葉にはカフェ酸誘導体であるシナリン、フラ・・・
JAMHA委託研究・学術研究発表セミナー
メディカルハーブは伝統的に使用されているものが多く、かつてはその長い使用経験に基づいて評価されていました。現在では、その有用性などが科学的手法によって明らかにされつつありますが、未知の部分が多いのも事実です。私たち日本メディカルハーブ協会は、ハーブの有用性に限らず、薬との飲み合わ・・・
ヤブガラシ、エビヅルおよびカガミグサ
ブドウ科の薬用植物 ブドウ科の薬用植物にはブドウ以外にも野生植物がある。ブドウの果実は薬用葡萄ぶどう酒の原料、葉は西洋ブドウとして医薬品など国内で販売されている。ブドウの種子のポリフェノールは機能性が知られている。ブドウはヨーロッパ原産で和の生薬ではないので、ブドウ以外で国内のヤ・・・









