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メディカルハーブ事典
メディカルハーブの製造・消費事情とその背景 in オーストラリア

はじめに 今回は、オーストラリアでのメディカルハーブの製造と消費の事情とその背景についてご紹介したいと思います。 メディカルハーブの歩み オーストラリアでのメディカルハーブは、1980年代に大きく近代的に発展しました。私もメンバーになっている国内最大規模のオーストラリア伝統医学学・・・

2017.12.01
ローズマリー

Rosmarinus officinalis しそ科・常緑低木 シンボル:変わらぬ愛、記憶、幸福な結婚 幸福な結婚を導く花──古代ギリシャ 香りが強く、いつまでも残ることから、ローズマリーは「変わらぬ愛」の象徴。古代西欧から若さと美しさを保つ薬効が知られてきました。ギリシャ神話に・・・

2017.12.01
【北の植物】ミヤマトウキ(深山当帰)

今回は、脆もろく崩落しやすい切り立った岩壁の割れ目に生きる、生命力たくましいセリ科の薬用植物であるミヤマトウキを紹介します。 私の研究テーマのひとつに、重要な薬用植物や貴重な植物たちの新たな自生地探索調査研究があります。北は礼文島から南は襟裳岬までを定期的に訪れ、主に林道沿いの道・・・

2017.12.01
ホーソン ─心臓を守るハーブ

1.はじめに 皆さんは「シュロップシャーの老女」という言葉を聞いたことがありますか? シュロップシャーとは英国のウエスト・ミッドランズの地名ですが、そこに住む身なりの貧しい老女が医者でも治せない数多くの水腫の患者をハーブで救ったという歴史があります。当時の医師なら面子めんつを潰さ・・・

2017.12.01
オオツヅラフジと防已(ぼうい)のいろいろ

防已類の基原植物にはツヅラフジ科のオオツヅラフジ、アオツヅラフジおよびシマハスノハカズラがあるが、中国ではウマノスズクサ科を基原とする植物が含まれ、安全性に問題のあるアリストロキア酸を含有しているので、近年、使用されていない。 オオツヅラフジと防已 オオツヅラフジ Sinomen・・・

2017.12.01
【ホーソン】
日々の健康維持に使う、心臓のためのハーブ

私が数年前に1年ほど住んでいたドイツでは、5月頃に遠目には桜に似た白い小さな花をぎっしりと咲かせる木をよく見かけました。桜かな?と思って近づいてみてみると、一緒に芽吹いていた葉の形が桜とは異なって、ホーソンだとわかります。 ちなみに、ドイツで春の到来を祝う5月に行われるお祭りでは・・・

2017.12.01
シソ科のハーブを属別に(3)

240属に分類される6,700種がシソ科の陣容である。前報でも指摘したように、花は多くの種が、唇弁状の花冠をもつ。多くの種では二強雄蕊(didynamousstamens)と呼ばれ、4本ある雄しべのうち、2本がほかの2本よりも長く、加えて子房は深く4つに割け、花柱がそのまん中につ・・・

2017.12.01
ホーソンの植物学と栽培、人との関わり

分類・名称 ホーソン(hawthorn)は広義にはバラ科(Rosaceae)サンザシ属(Crataegus)の総称であり、狭義にはCrataegus monogyna Jacq.(以下、モノギナ)とC.laevigata(Poir.)DC.(以下、ラエウィガータ)の両方を、最狭義・・・

2017.12.01
【北の植物】ウド(独活)とヒダカイワザクラ(日高岩桜)

北海道医療大学には薬用植物園に隣接した15.3ha(札幌ドーム3個分ほど)の北方系生態観察園があります。そこは、20年前までは笹(クマイザサ)が繁茂するだけの誰にも省みられない荒れ放題の森でしたが、20年間剪定バサミだけで笹を駆除し続けた結果、さまざまな植物たちが地上に現れ花が咲・・・

2017.09.01
カニクサとイワヒバ

1.カニクサ (Lygodium japonicum(Thumb.)Sw.) カニクサは、シダ類では珍しい巻きつく形の蔓植物で、別名「ツルシノブ」といわれている。民間薬としては、江戸時代の本草書に胞子が海金沙カイキンシャと記載されている。 シダ類で最も長い葉のシダである。長くのぼ・・・

2017.09.01