2012.4.10.

植物性グリセリンの飲用について

Q:ハーブ製剤の基材のグリセリンは、植物性のものであれば口に入れても大丈夫なのでしょうか?

A:

グリセリンは植物や動物などに広く存在し、私たち人間の体にも含まれています。販売されているグリセリンには、ヤシの実などの植物から抽出したものと工場で合成されたものがありますが、どちらも化学構造式は同じです。口に入れても大丈夫かどうかは、法律上は「食品」か否かによりますので、植物性のものだから口に入れても大丈夫というものではありません。現在の日本ではグリセリンは「医薬品用」、「化粧品用」、「食品添加物用」、「その他」の4種類が主に流通しています。「食品添加物」として流通しているものであれば、口に入れることで大きな問題はないと思いますが、あくまでも食品添加物ですので、あまり大量を口に入れることは避けたほうが良いでしょう。

(参考)
食品添加物とは、「食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの(食品衛生法第4条第2項)」であり、食品添加物のグリセリンは、乾燥食品の保湿剤、チューインガムの軟化剤など、食品の製造や加工に利用されています。
医薬品用のグリセリンは、ひび、あかぎれなどの皮膚症状や浣腸用に利用されています。