2011.10.17.

ハーブの安全性と有効性を評価する「コミッションE」について

Q:ハーバルセラピストのテキストでも、その安全性などの評価の基準として取り上げられているコミッションEが、すでになくなっているという情報を聞きました。実際はどのようになっているのでしょうか?

A:

コミッションEとは、ドイツにおいて医薬品に分類されているハーブの安全性と有効性を評価するためにドイツの連邦保健局によって創設された専門委員会です。この委員会で分析・調査した各ハーブの特徴や用量・用法・禁忌などを発表したモノグラフは、公的機関によるものとして広く評価され、American Botanical Council(ABC)によって翻訳・出版されました。このため日本メディカルハーブ協会でも基準として活用してきております。

しかし、このモノグラフの作成が1995年に終わり、現在はモノグラフの作成がEUにシフトしたため、ウィキペディアなどでコミッションEが解散したかのような記載が見られているようですが、現在もドイツ連邦政府の医薬品研究機関の一つとして存在しております。

また、コミッションEが策定した安全性と有効性の基準は今でも評価されており、コミッションE自体も存在し続けておりますので、会員の皆様におかれましては、今後も学ばれた基準を信頼して問題ないと、学術委員会では評価しております。